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フランベルジュ裏話その2

こんばんは。
フランベルジュは基本週1更新で行きたいと思います。昨日今日と友人と遠出の用事があった上に先々週は更新できなかったため、先週は2話更新という形になりましたが。

というわけで裏話。
今回は最近特に取り上げられている神代ひなたちゃんについてです。

本来ひなた(=フォーティン)は原案時点では存在していないキャラクターでした。
執筆にあたり、主人公である涼(=イレヴン)と関連し、対比できるキャラクターを用意することで双方の掘り下げを狙えると判断し、途中で投入しつつ、ひなたを迎え入れることが広瀬涼というキャラクターの深いところに踏み入るきっかけとなり、その転機で章を区切るという形にさせていただきました。

決定的に違う道を歩んでいた二人ですが、遂に同じ方向を向くことができました。
1話冒頭でちらっと提示しましたが、ひなたの経緯は涼と似たようなものです。
これからひなたは孤児院で生活を送るわけですが、凝り固まった感情から解き放たれる日は来るのでしょうか。考えると、早い段階で迎え入れられた涼はやはり幸せなのかもしれませんね。

ひなたの口調ですが、フォーティン時代とひなた時代では大きく口調を変えています。これはフォーティン時代は、ただ死んだように生きているか、「のうのうと生きている」広瀬涼という存在を己が倒すことで己の現状を乗り越えたいという意志で、狂気の仮面をかぶっていたからです。
その仮面の内の感情は絶望や諦観など、己自身を否定する負の感情でした。

次回もまた今週中に1話書いて、また何か裏話でもしようかと思います。それでは。

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