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『聞き耳屋』にレビューコメントをいただきました。

このひとつ前の近況ノートにて、スーパーで聞いたおじさまと警備員さんの会話の話をしているのですが、おじさまの話の通り、雨は夕方ぐらいにあがっていて「予言当たってる!」となりました。
ありがとう、おじさま…!
そんなこんなで今日の夜はカレー鍋を食べました。
今週から寒い日が続く=毎日鍋の方程式です(笑)。
美味しいからいいのだ……!

レビューコメントに対するお礼の近況ノートがしばらく続きます。て、何というありがたい話なんだ……。感じたことをレビューコメントとして残して周りの方にオススメするって、責任はもちろん読み手としての嗜好も打ち明けているのに近いものがあると思うのですが、「自分はこの話がいいと思ったから書くんだ!」と思って書いてくださっていると考えたら本当に凄いなぁとつくづく思います。
作品ごとではなくレビューコメントをお寄せくださった順にお礼を述べさせていただきたいと思います。

☆成野淳司さま
https://kakuyomu.jp/users/J-NARUNO

『言葉の大切さ。人との繋がりの尊さ。それらを教えてくれる物語です』というコメントに泣いております(涙)。

物語を書いている人も読んでいる人も、『言葉』に対しては凄く敏感だと思うのです。同じことを表現しているはずなのにネガの方向から捉えるかポジの方向から捉えるかで言い方が全然違ったり、そんなつもりで書いたんじゃないのに想定外の受け取られ方をして慌てたり。

物語の主人公である『僕』も、言葉に対する苦い経験がある青年なのですが、例えばその『苦さ』というのはどれぐらい時間が経てば薄くなるものなんでしょうか。
それに対するひとつの考え方を聞き耳屋の佐藤氏はサラリと言ったりしていますが、薄くなることはあっても絶対消えないと私はどこかで思っていて。
その時に感じた後悔や痛みというのは記憶のどこか、身体のどこかが覚えている。
その後悔や痛みの記憶とどう向き合っていくのかは一生付きまとう課題なんだろうなと……。
繋がった誰かに話して新たな見方を得たり、逃げずに当人同士で向き合ったりして、自分で解決するしかないんですよね。
自分を救えるのは自分だけというのは本当にその通りだなぁと思います(救う責任を放棄するのも勿論自由な訳ですが)。

そういうようなことをつらつら考えていたら、『僕』みたいなキャラクターが出来上がった次第です。
手を伸ばしたくても伸ばせない、自分ではどうしてもうまくいかないけど誰かに頼る方法が分からない時、周りの誰かに「助けて」と言ってみる。それを甘えと考えてしまうこともあるのですが、巡り巡ってどこかの誰かのためになることかもしれないと考えたら少しは楽に息が出来るんじゃないだろうかという、私の中の甘々な、ある意味とても希望をこめた考え方を一部反映させたりしています。

成野さまはそれぞれのエピソードについて読みとこうとしてくださり、そのお考えに私も「なるほど、そういう視点もあるのか」と気付かされることがしばしばありました。

改めて、この度は『聞き耳屋』という物語に寄り添ってくださり、ありがとうございました!

2件のコメント

  • カレー鍋。
    そして、毎日鍋。
    私は、その鍋を想像してご飯を食べることにいたしましょう(笑)
    なんか、危ない奴みたいだ……。

    私ごときのコメントで涙を流さないでくださいませ。
    高尚なレビュワー様のコメントのときは、滝のような涙を流してしまうことになります。
    でも、嬉しいです。ありがとうございます。
    泣かせて嬉しいとか、やはり危険人物……。

    もも様の甘々——いえ、希望をこめた考え方がすてきなおかげで、『聞き耳屋』という素晴らしい作品が生まれたというわけですね。
    すてきなもも様と、素晴らしい『聞き耳屋』に、心からの感謝を。
  • >成野淳司さま

    すみません、毎日鍋にするとか言っといて、そろそろ食べなヤバいジャガイモが発掘されたため、今晩は肉じゃがにしました(笑)。
    ジャガイモ使う鍋ならカムジャタンという手もあったのですが、そこまで私の料理レベルは到達してなかったのが残念です……!

    レビューコメントはもちろん、各エピソードにいただいたコメントもどれも凄く丁寧に読んでくださったことが伝わるものばかりで、本当にありがたかったんです。
    たくさんの言葉で支えてくださり、感謝でいっぱいです!

    「世の中全く甘くない。人間は平気で人間を裏切る生き物だし、何よりも自分を信じるな。性善説で物事も見てたら痛い目に遭う」というのが私の基本スタンスなんですが、そうは言ってもところどころに「でも、ちょっとは信用したいじゃん」という気持ちもあるんですよね。だから、せめて物語の中ぐらいは佐藤氏や伯母さんみたいな、本当に困ったときに助けを求めたら助けてくれる人がいるんだという世界にしておきたいと思っているのかもしれないです。

    物語にお付き合いくださり、本当にありがとうございました!
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