いや、あの、タイトル通りです……。
作品や私のアカウントごとフォローをいただいたり、コメントを頂戴したり、♡をつけてくださったりと、ただただ恐縮しております。
大切な時間を使って読んでくださったこと、それに見合うだけのエンタメをこちらがご用意できているのかとドキドキしていますが、とにもかくにもありがとうございます。
今年の2月ごろ、USBの整理をしていたら今から15年前に書いた物語たちやプロットの類がわんさか出てきて。
当時は800字で収めるというのを主眼にぶわーっと作っていたんですよね。
今読み返すと「句読点の位置が気持ち悪い」とか「こっちの言葉の使い方の方がテンポが良くなりそう」とか思ったりもしたのですが、その頃の自分の発想や「こういうのが書きたい」と考えたんだろうな……という想いを大事にしてあげたくて。
結果、軸は変えずに少し修正をかけたのが、こちらにも投稿している『贈る言葉』と『親の死目に会わぬよう』でした。
USBもいつまで生きているかわからないので、せっかくなら投稿サイトにあげていこうとカクヨムさんに登録をした訳ですが、一度創作脳になると「こういうイメージの話を書きたい」という欲が出てくるもので。
それ以来、思いついたものをぶわーっと打ち込んでいるような感じです。
「喋りの掛け合い書きたい」「人の怖さを書きたい」「もだもだするような切ない話を書きたい」など、その時々によって書きたいものが変わるため、ホラーも恋愛も現代ドラマも作ってしまう無節操さで申し訳ないのですが、「面白かった」と感じていただけるなら、とても幸福です。
ということで『さよならシザーデイズ』、投稿致しました。
好きな相手とのさよならを受け入れるため、相手が好きだと言ってくれた前髪を切るという話です。
なんというか、自分の髪を委ねるという行為は信頼関係がないと難しいなと思っていて。プロである美容師さんですら、合う・合わないがありますし。
個人的な話ですが、前髪カットをしてもらう時、めちゃくちゃ緊張するんです……。ハサミの音も近いし、鏡の中ですんごい相手と目が合うし。
でも、これって逆を言えばすごく気持ちを許している相手だったら、ものすごく幸せな時間じゃないかと思ったり。
そんな感じのことを思って、ひたすら前髪カットをする様子を書きました(笑)。
楽しかったなぁ……。