知ってるとより楽しくなる裏話。
SpeedyAge 第3話及び第4話は、特殊部隊が首都高で起こる事件を追走するアクションシーンです。
このために裏付けとなっているリサーチ結果とそれに関する裏話です。
1.バイクの暴走ルート
首都高の知識がないため地図とにらめっことなりました。
三部隊に分かれて確保するジャンクションのあたりがどうしたらいいんだ。みたいになってました。
首都高、複雑すぎ。
2.各移動時間
暴走車が通るルート、特殊部隊の到着時間、三部隊それぞれの移動時間。
念のため、整合性が出るようリサーチ★ ……正直、大変でした。
2.高架になっている部分、足場になりそうな場所など。
司がバイクを捉えるあたりはGoogleストリートで首都高散歩をして実際の地形をや構造が反映されています(というかどこで捕まえるのかをジャンクションから全確認)。
なので、割とリアルに描写されています。
首都高よく通る人にはチガウヨとか言われそうですが、そこはパラレルということで。
最初は単に特殊部隊の機動力で追い詰めようとしたら、ことのほか足場がなくて困りました。
特殊部隊は本来、上下で移動することが得意なので、直線でスピードを出すのは苦手なのだなと改めて実感。
それでも都内は建造物が多いから、ほとんど苦手な場所はないと思っていたらそういえばトンネルは苦手ということが発覚。
車が走っていたら大丈夫だと思いますが、自分で交通規制掛けたせいで大変なことに。書き手として物語の難易度が上がりました。
でもその分、読み手さんからの読みごたえがある展開になったと思うので楽しんでいただければ幸いです。
司のアクションターン「防音壁を使う」は朝起きたらふっと思い浮かんでいたシーンでもあります。銃もそのあと勝手に出てきた。
作っているというより見えたシーンを文字で写し取った、という感じで綴られている本作は、梓馬の得意な書き方で表現できていると思います。