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SpeedyAge第10話楽屋裏 M1ガーランドなど元ネタ

久々にソース、元ネタです。
今回は【M1ガーランド】【ライダーファッション】【ミリタリーとアーミーの違い】について。
ゼロ知識からだったので調べまくりました。

【M1ガーランド】
セミオートマチック小銃。
アメリカ軍の主力歩兵用小銃として広く使用されました。
標準的なサイドアームはM1911A1:自動拳銃。
どちらを出すか迷いましたが、よりインパクトの強い「M1ガーランド」を採用しました。

小銃と名前が付いていますが、長銃と小銃の間に位置し、長銃扱いされることもあるようです。
M1ガーランドで連射を行う場合、次弾が打ち出されるまでの時間は、約0.4秒
また、司が狙撃される際の威力についても事前リサーチをしています。
まず防弾ベスト(チョッキ)で防げるかどうか。
特殊部隊は防弾ベストではなく霊装なので、防弾ベストで防げる程度の攻撃は防げます。

そもそもM1ガーランドの威力がよくわからなかったので、現代ライフルの威力と比較してみました。相手が連射してくるのかどうかも調べてあります。
直接比較は難しいのでいくつかの側面からの検証です。

弾丸【口径】
M1ガーランドは7.62mm NATO弾
現代ライフルは5.56mm NATO弾が主流

数字だけ見ると、M1ガーランドの方が威力が大きいように見えますが、弾丸の種類や設計によって威力は大きく変わります。

【弾頭重量】
M1ガーランドの約9.7g
5.56mm NATO弾は約4g
一般的に、弾頭重量が重いほど威力が高くなります。

【弾速】
M1ガーランド 約823m/s
5.56mm NATO弾は約920m/s
弾速が速いほど、弾丸は遠距離まで威力を保ちやすくなります。

【作動方式】
M1ガーランド ガス圧式セミオートマチックライフル。
1発撃つごとにボルトが自動的に後退し、空薬莢を排出し、次の弾丸を装填します。

現代ライフル ガス圧式またはダイレクトブローバック式のセミオートマチック、アサルトライフルが主流。
M1ガーランドよりも発射速度が速く、連続射撃が可能です。

【反動】
M1ガーランド: 比較的大きい。
現代ライフル: 反動を抑える設計がされており、M1ガーランドよりも扱いやすい。

【射程】
M1ガーランド  約914m
5.56mm NATO弾 約460mです。

精度は現代ライフルの方が、製造技術や光学機器の進化により高い。

総合的に見て
物語に採用されたM1ガーランドは、当時(ネタバレになるので年式は伏せる)のライフルとしては画期的な性能でしたが、現代ライフルと比べると威力、発射速度、精度、射程など多くの点で劣ります。
しかし、今でもスポーツ射撃やコレクターアイテムとして人気があるそうです。
以上から、序盤の銃撃については一発で防御可能(貫通無し)。
司の方は強襲する際のスピードがあったため慣性の法則とかなんとか色々で軌道を逸らされて吹っ飛ばされたダメージが大きかったという描写になりました。

……銃に詳しくない人間が、それを描くにはこれだけ調べて勉強しなければならないという典型的なお話でした。
何事も、小説というのは書くことによってモリモリ筆者の雑学が増えていくようです。
ちなみに長めの小銃と長銃の長さの違いは10㎝程度ほどだそうです
遠目に判断つかなくてもしょうがないですね…


【ライダーの服装】
軍服風シルエットのセットアップが存在するのかどうか。
これについては本編で説明した通り、安全性や機能性、耐久性から軍服と共通のメリットが存在します。
ファッション性については軍服風シルエットは、スタイリッシュで洗練された印象を与えるらしく「ミリタリージャケット」などとして実売されています。


【ミリタリーとアーミー】
ミリタリーマニアは聞くけどアーミーマニアは聞かないよね、という突然の疑問によりリサーチ。
どちらも軍事に関連する趣味を持つ人々を表す言葉ですが、ざっくり述べると「軍事全般か陸軍か」の違いでした。
この辺りがなぜ分かりにくいかというと、過去、日本では陸軍が最も大きな軍事力を持っていたため「ミリタリー」という言葉が、陸軍を指す言葉として使われることが多かったそうです。
元々混同して使われていたようですね。


この辺りは序盤で暴走バイクを追走する際に、ものすごく調べ回りました。
執筆より調べていた時間が長かったほど。
それもまた一興だと思ってます。

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