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SpeedyAge完結ありがとうございます。

総まとめで長たらしいあとがきがめんどい方は真ん中あたりの「没シーン」みたいなところだけでも読んでいってください(*'ω'*)ノシ


さて、5.25事件を最終的な主軸に据えた「SpeedyAge」。
”白服のおまわりさん”の活躍を描く本作は作者にとって

現実の舞台と史実、あらゆるものを現実に忠実に描く

という大変な難易度の作品となりました(実は)。
元々、リアルな知識をこっそり組み込むのが得手ではあるのですが、今回は何も知らないことを書く、というかつてないほど調べものが多かった気がします。
まず地理。
虎ノ門から霞が関はおろか首都高なんて自分で走ったこともない。
せっかくだから風景も忠実に描写。ストリートビューは素晴らしい。
そんなことやってたら全てのシーンにおいて現場確認をするというとんでも事態が発生してました。
あ、番外編の路地も割と忠実描写してあります。

そして銃。
エアガンくらいは手にしたことがありますが「世界大戦の時の米兵の軍服って?装備は??」「M1ガーランドって何」というところから始まり、
バトルするのに連射とかできるの?衝撃は?音は???

と、とんでもないことばっかり気になっておそらく本作は執筆時間より調べものの方が多かったのではないかなと思います。
ていうか、衝撃調べておかないと「そこで直撃喰らったら司くん、死なない?」みたいなシュールな疑問がまず出てくるのが梓馬の脳内困りものです。


リアルな描写にこだわり始めると「車の爆発はどうやって起きるのか」とか「被害規模は」とかそんなことまで気になる始末。
史実を組み込むとこうなるんだなって、一般文芸のプロ作家さんの凄さを思い知りました。
東野圭吾さんとかものすごい知識量なんだろうな。
書き手の勉強になるのもまた物書きの醍醐味。


そんなこんなで【没シーン】もいっぱいあって、例えば忍が渋谷に行ったのは当初は「夜中」で、そのために休日の夜のスクランブル交差点の交通量を調べたりもしたものです。
今思ったけど、深夜のライブカメラ見ればよかったのでは。

斎藤さんは初案では片眼を失いかけてました。
そこでも特殊部隊は化け物発言が出たり凄惨な展開になりかけましたがそこまで深刻化すると本当に書いてる方も読んでる方も辛くなりそうなので、爽やか系に移行。こっちの方が自分らしいので結果オーライ。
斎藤さんは真の意味で良い人です。
なんか、ゼロ世代の初期メンバーリスト見たら「斎藤」という人は存在していなかったのですが。
このキャラが勝手に動いてます感も良いですね。


この物語は当初「呪いの交差点」という捻りも減ったくれもない仮タイトルから始まりました。
交通のおまわりさんと白服のおまわりさんが対立したり協力したり、せかぼく本編にはないスピードバトルがメインにあったりを主軸に構想されたのですが、話を書くにあたり、主軸となった情報(5.25事件、標石)にどうして辿り着いたのかは自分でもよくわかりません。

知っていたわけでもなく、たまたま辿り着いた場所にそれがあった。
これが縁というものだろうと思います。
そしてこれを縁に繋がれた方がいたことにも感謝します。
ありがとうございます。

ちなみに番外編のラストのチョコレートはラ・メゾン白金のタブレットのイメージです。白金台のお店だけどちゃんと渋谷駅ビルにも店舗が入ってました(*'ω'*)
気に入らない人いないと思うから、気になる方はぜひ検索を。
お店のまわしものじゃないですよ。

語りたいことはたくさんありますが、最後に番外の「路地」を掲載しておきたいと思います。
なんかよく見たらパチンコ屋割と最近閉業してた。
T.U.Cは全国的に「パチンコ玉を間接的に現金に換える場所」らしいです。
その仕組みはパチンコ店でレシート発行→景品交換、からの景品を買い取るというなんとも裏路地でないと困るよね!みたいな店でした。

アンダーグラウンド的なお店があるところにはあるんですねー
あ、これ向き的にはバイク視点で突っ込んでいく方向です。ガールズバーも看板あるけど閉業してるっぽいです。

コメント

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