2022年6月23日をもちまして、
『世界でいちばん無垢なあなたへ』が完結しました!
お読みくださった皆様、ありがとうございました!
「ふたなり」(=両性具有)、かつ「百合」というニッチなジャンルのため受け入れられるか不安になったり、
投稿ジャンルが迷子だったり、
性表現ラインに抵触しないかハラハラしたり……。
最後の最後まで(三浦個人も)ドキドキさせられっぱなしの作品でした。
■作品が生まれるまで…
実はこの作品、自作ゲームのシナリオとして本来は書き下ろされたものでした。
しかしさまざまな要因が重なったためにいつ実現するか見通しがつかなくなり、
このたび、先んじて「小説作品」として公開するに至りました。
もともと「寒冷化が進んだ地球」はコンセプトとしてあったのですが、当初は宇宙空間を舞台として考えていました。
地球は白かった――。
三浦は親の影響で『機動戦士ガンダム』シリーズとか『宇宙戦艦ヤマト』とかをちょこちょこ見ていまして、宇宙空間にかなりの憧れを持っていました。
涙が無重力空間をふわふわ漂うのってよくないですか??
めちゃめちゃ好きなんですよ、あの描写。
それにともなって、
「主人公シロは無重力空間以外では車椅子に乗っている」
という設定もあったのですが、残念ながら実現せず。
運動施設や植物園など地球上の重力を再現した空間で、
シロが乗った車椅子を押して歩く。
……みたいな絵も想像していたのですが!!
が!!!!!!!!!!!!!!
う~~~~ん、惜しいことをした。
けれど、元気に走り回るシロちゃんもかわいかったからオッケーです。
■振り返りとおわりに
寒冷化による食料難、そして食糧難による人口削減。
見直された「優生思想」。
世紀末とも呼べる地球上で、
最も恵まれた環境に生まれ落ちた「ふたなり」の少女シロ。
シロのもとに集う、優秀で個性豊かな三人の嫁候補。
環境によって結ばれた少女たちの物語は、
奇しくも「ハッピーエンド」とは呼べない有様でありました。
けれど「誰か」にとっては、最高に近い結末だったのかもしれません。
しかし「誰か」にとっては、確かに最悪の結末でした。
歯車の噛み合う部分が異なれば、ひょっとしたら全く違った結末になったのかもしれません。
もしもこうだったら。
こうなればよかったのに。
ご意見等がございましたら、ぜひお聞かせいただければと思います。
小説(ifストーリー)として投稿するか、それともゲームとしてさらなるブラッシュアップを重ねるか。
それは未来の三浦に託すよりほかありませんが、
みなさまの声が三浦の活力になります。
それでは、またどこかでお会いしましょう。
今度はもっとハッピーなお話を書きたいです!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
『世界でいちばん無垢なあなたへ』
https://kakuyomu.jp/works/16816700428900298478