2018年2月から連載している拙作『竜の瞳の行く末は』。
魔族の少年が相棒と共に、〈兵器〉と呼ばれる道具を探し求めて世界各国を巡るという趣旨のお話です。
この作品の第2章「海中都市オロペディオ」編がもう少しで終わりそうということで、次の章について軽く紹介したいと思います。
次章、第3章の舞台は「グラナト」という名の都市。
魔術が蔓延る世界に技術で物申し足るぜ! という意気込みを込めた都市です。
この都市では「産業祭」と呼ばれる1年に一度の祭典が行われており、街中でその年に開発された武器や道具が展示・販売されています。
魔力を弾丸代わりに発射する銃、注ぎ入れた液体を冷やし続けるグラス、持ち主の入室に反応して自動で明かりが明滅するランプなど……。
魔術だけでは手が届かなかった場所を網羅する道具たちが登場します。
主人公リオたちはその街で工房を開く、ある魚人族を訪ねます。そこでは、古代の技術を基盤に可愛らしい「人形」づくりが進められているのでした。
これまでに滞在してきた「砂漠の交易港ヴァーゲ」や「海中都市オロペディオ」とは一線を画す街模様となっていますので、ぜひお楽しみに!
人間族はもちろん、ネコ族の獣人など、新たなキャラクターも登場しますよ。
以上、第3章「工業都市グラナト」編の紹介でした。