カラスの戯言

縦組み云々について現時点でのまとめ。
理路が全く繋がっていませんので、どうか脳内補完してお読み下さい(^^)

まず結論を先に。
結論①
「横組み」で読む方が大多数でしょうから、やはり「横組み」で読んだ場合の読みやすさに、(出来るだけ)取り組んだ方が良いですよね。

結論②
翻って(飛躍して)、読者のために、あるいは作品が読まれるために、(縦組み・横組みに関わらず)「読みやすくしよう」と取り組める柔軟性や労を厭わない姿勢が、ナニカに繋がるのでは?と愚考する次第です。

結論③
読む方へ。読んでいて「読みにくいな」と思ったとき、作品から離れる前に「ビューワー」の設定を横組みから縦組み(あるいはその逆)に変えてみることをお薦めします。


1. まず「当たり前だろ」と言われそうなことですが……
以前近況ノートで「圧倒的多数の作者方が書籍化したいと思っているはずで、書籍化時を念頭に縦組みで読まれることを考慮している。つまり縦組みで書いている(だろう)。考えてみれば当然のことでした。」と述べましたが、これは明らかに言い過ぎでした。

作者方には大きく分けて3タイプいらっしゃって(その割合は分かりませんがタイプ③は珍しいでしょう)……
①書籍化したい、(その過程として)読まれたい方
②書籍化までは望んでいないが読まれたい方
③読まれなくても構わない方

そしてそれぞれに、縦組みで書かれる方もいれば、横組みで書かれる方もいる、とするのが妥当でしょう。


2. カクヨムでエッセイ、創作論・評論をいくつか読ませてもらって理解したことがあります。皆様ありがとうございます。
それに私見を加えて……

WEBで作品が「読まれる段階」(フェイズ)について整理します。

段階① : 読者の目に付く
段階② : 読者が(選び)読む
段階③ : 読者が読み続ける(言い換えると、離脱されない)
段階④ : ……
(このフェイズについては、またいつか整理出来たらと思います。)

段階①・段階②をクリアすること自体がそもそも困難であると知りましたし、作者方の苦悩が偲ばれます。
そしてこのノート冒頭で結論として挙げたのは、段階③で出来ることの一部です。


3. 縦組み云々について近況ノートでいくつか書いてきました。
始まりは、試しに縦組みで読んでみた体験が衝撃的だったこと。そして皆んな縦組みで読んだら良いのに、と鼻息を荒くしたこと。
しかし、やはり大多数の方は横組みで読んでいる(だろう)と気付かされ……

結論①
「横組み」で読む方が大多数でしょうから、やはり「横組み」で読んだ場合の読みやすさに、(出来るだけ)取り組んだ方が良いですよね。

結論②
翻って(飛躍して)、読者のために、あるいは作品が読まれるために、(縦組み・横組みに関わらず)「読みやすくしよう」と取り組める柔軟性や労を厭わない姿勢が、ナニカに繋がるのでは?と愚考する次第です。
これは、特にカクヨム公式『オファーの瞬間……』を読んで思ったことです。

結論③
読む方へ。読んでいて「読みにくいな」と思ったとき、作品から離れる前に「ビューワー」の設定を横組みから縦組み(あるいはその逆)に変えてみることをお薦めします。その作品の、作者のファンになることだってあるのです。

3件のコメント

  • 水松さんの研究熱心なところ好きです(^^)とても興味深く考えながら拝読しました!

    『カラすき焼き、なぜ泣く海苔巻き』のように(え?w)個人的には、それぞれの媒体、環境設定に応じて読むようにしてるので、今度はビューアーを縦読みにしてみようと思います。

    補足)漫画などでも国によって日本とは逆の読み方だったり。日本の縦読み文化は独特なのだと思います(^^)
    縦も横も取り入れちゃう日本の八百万精神は、やはり面白いなって感じてます。
  • 縦書き横書きは、ジャンルでも変わりますよね。ファンタジー系は圧倒的に横書きで読みやすいように書かないと読んでもらえません。
    縦書きで読むとむしろ読みにくくなる時もあります。

    純文学を目指す作品は、縦書きで読むのがいいですよね。雰囲気も変わりますし。
  • コメントありがとうございます。

    >伊桃 縁様
    お恥ずかしい(^^)

    あと、調べちゃったじゃないですか(^^)

    ****
    >みちのあかり様
    ジャンルでも変わるというのは、まさしくそうですよね。例が見事です!
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