ここに来たばかりの頃は
短編ばかりカク・ヨムのは、露骨な売名行為に他ならない
と偏見ながらにそう思っていたのです
短編はカクのもヨムのも簡単ですから、新作、もしくはレビューを数撃って当てに行こうという心理はわからなくない
誰も読まない作品を続けていても正直読者数も人気も上がらないし、話数が増えるほど新規が立ち寄りづらくなってしまう
よってそのコストの少なさとリターンの多さから、短編の乱射が有用なのは一目瞭然であり、事実カクヨムの市場には短編ばかりが乱立しているように思われます
これはコンテストの影響もあるのでしょうか(もっとも、コンテストの参加にもリスクはありませんから、これも売名行為の一種と見なすこともできますが)
兎にも角にも、僕は小細工はあまり好きではない質でありまして、加えて熱のこもった長編(カクヨムで言う8万字超えのもの)を読みたかったということもあり、短編乱作者とレビュー乱作者を嫌っていました
短編の群雄割拠によって、本当に読まれるべき長編が埋れてしまう
長編をカク方が圧倒的に大変であると、少なくとも僕なんかは思っていますから、短編より長編が重視されて然るべきだという思いは今でもあります
この短編乱立時代をなんとかしたいとさえ思う
数撃たれては新作表示がすぐに流れてしまいますからね。正直誰も特しない
しかしまあ、短編やレビュアーさん等を頭ごなしに否定する姿勢は宜しくなかったなぁと今では反省しております
というのも、長編より短編の方がスタイルに合っているという作者さんもいるでしょうし、新規さんは短編の方が手をつけやすいのは自明の理だからです
長編の合間に気分転換で短編をカク方もいるでしょう
作品を掘り起こすためにレビューを書いていらっしゃるレビュアーさんや、単純にたくさん読んでいらっしゃるレビュアーさんもいらっしゃることでしょう
もちろん短編長編問わず面白いものは面白いわけですし
やはりカテゴリーそのものを否定するのは間違っていた
どうでもいいですが、アイデアが浮かびすぎて長編では処理しきれない、なんて方がいらっしゃったら素敵ですね
ともかく、僕は反省しました
ここに来て一月、カクヨムは互いに敵愾心を持たない暖かい場所だと見受けています
これも若気の至り(?)
新参者らしく、いち早くカクヨムの精神に準じることに努めましょう
と、
どうせ誰も読まないものと思ってダラダラと書き綴ってしまいましたが
要はただの懺悔でした
近況ノートに読者がつくような長編作者を目指して、これからも日々精進して参ります
(結局自分は長編ですが笑)