中国の生産者物価、26年ぶり高い伸び-スタグフレーション懸念も
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-10-14/R0Y1TTT0G1KW01スタグフレーションは不景気(≒デフレ)の時に物価高(≒インフレ)が発生する事で、普通、インフレとデフレはコインの裏表で同時に出で来ることはありません。しかしまれに起こることがあり、1973年のオイルショックの時はそうでした。
ワイ的には、エネルギー価格の高騰と金融政策の崩壊があった時に発生するのではないか?…と考えていて、現在の状況は新コロでの生産活動・消費活動の停滞+新コロによるエネルギー(主に石炭)産出量の低下・冬場などでのエネルギー需要の高まりに加え、将来的には産業復興が見込まれてエネルギー先物価格が高いままであり、此処に多額の緩和マネーが流れ込んでの潜在的なインフレ懸念があるからではないかと思っています。
本来ならば金利の引き上げとか金融引き締めとかで市場からカネを引き抜いてやる必要があるのでしょうが、それはデフレ化であり、産業復興前の今、やれることではないでしょうし、でもやらねばインフレ懸念の過度の高まりから却って景気失速を招きかねない「かなりギリギリ」の踊り場っぽい感じがしています。
金融政策的に打てる手段が殆どない現状で、エネルギー価格の上昇は本当に厳しいと思うんですよね…(´тωт`)。゚
特に中国や欧州ではあまりに急ぎ過ぎの脱炭素化・エネルギー政策の変更で急激なCo2系燃料の価格上昇を招いてますからね。経済的な側面だけでなく、かなりの部分、人為的なんですよね、燃料価格の上昇の原因って。
今は1973年時のスタグフレーションの時に似ていて、不景気のときの燃料価格高騰ですからね。この時にはベトナム戦争などによる米国経済および世界経済の混乱と停滞に加えて、ニクソンショック以後の金融的な混乱期+中東戦争に伴う政策的な燃料価格の高騰からスタグフレーションになったと言われてるんですよね…。
今年の年末から来年にかけては日本でもかなり厳しい物価高が発生しそうな嫌な予感がしてきました…(:_;)
これ、かなり深刻に考えねばならないかも…ですよ(:_;)