• 創作論・評論
  • 歴史・時代・伝奇

『暗黒竜の渇望』はたったこれだけの文章に4日もかけて作っている

加筆部分はここです。

『――ぐふぅ、ふぅぅぅぅぅぅっっっ……

 全てを終えると一呼吸置いた。俺は首をゆっくりと巡らせ……すべてを破壊し虚《くう》となった大地に生者がいないことを確認してから空《そら》へと飛び立った。太陽の光が差し込む。太陽は今日もこの大地を冥界《クル・ヌ・ギア》へと変えていた。』

いかがですか。作品愛がなかったら2008年から何度も何度も書き直せませんよ。この作品は宝物です。★とかPV数とかそんな問題じゃないんだ。

なんども書き直してはいかに悪役感が出るか、ダークファンタジー感が出るか、中2感や90年代風正統派ファンタジーになるか。そこまで考えて書いてるんですよね。

https://kakuyomu.jp/works/16817330647877241956/episodes/16817330647877780722

「虚《くう》」と書かずに「空虚」(くうきょ)じゃないのかと言う人もいるけど「虚」(くう)でも別にいいんだ。実在しないものが何で重要なのか。これは僕の個人的感想だけど恐らく世にはマイナス(悪)とゼロ(無)とプラス(善)のほかに「虚」というものがあるんじゃないかと。ゼロという無ではなくてね。闇が実在する時は「虚」という存在なんだよ。もっと言うと「虚実」というように存在しないものするものが混ざってるんだ。だから「虚」は「無」とも異なるんだよ。宗教学的にはね。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する