お忙しいところご覧くださりありがとうございます。
半年ぶりぐらいに太陽を拝める日が増えてきました。灰色の空に慣れていたので、晴天を見ると空が高かったことを忘れていたのに気づかされます。覆いかぶさっていた重たいものが取れてようやく息ができるような。
太陽が出ると、街角のテラス席は日向ぼっこをする人たちで溢れます。そういえば、今どこのテラス席が日向になっているか分かるアプリがあるんだったっけ。笑っちゃうけど気持ちは分かる。太陽が精神に及ぼす影響を感じずにはいられません。ビタミンDって大事。
まだ寒暖を繰り返してはいますが、少しずつ春に近づいている実感がします。
その①
KACのお題で掌編を書きました。なにか思いついたら書こうという緩いスタンスだったのでふたつだけ。
難しかった。僕はさらっと書けるタイプではないので、いつも時間をかけて悩む時間がぎゅっと凝縮されたに過ぎなかった。そして色々考えて書きかけてはボツにした。だから投稿はしていないけど何かしらモノを書く練習にはなったと思います。
お題を自分の中に落とし込んで、まるで自分が決めた題材であるかのように書ければ理想的ですが。
「ひなまつり」はフランス人兄弟のカルチャー勘違い喜劇にはうってつけの題材でした。「妖精」は昔うろうろしていた歌舞伎町の雰囲気を思い出しながら。これはバッドエンドだから、気を悪くした方、ごめんなさい。
読んでくださり、あたたかいコメントや評価をくださった皆様にお礼申し上げます。
「掌編・ひなまつり」
https://kakuyomu.jp/works/16818622170394756722「ティンカー・ベルになる日」
https://kakuyomu.jp/works/16818622170820140721その②
そんななか、カクヨムコンの中間結果がさりげなく出ていました。開催中に投稿した「名もなきオブジェの呟き」が通りました。思ったより多くの方に読んでいただき、嬉しい限りです。
もうひとつの「二十年のち」は予想どおり通過はしませんでしたが、この機会に少しでも人目に触れることができて、それだけでも参加してよかったと思っています。お読みくださった方々、ありがとうございます。
「名もなきオブジェの呟き」
https://kakuyomu.jp/works/16818093088970376893「二十年のち」
https://kakuyomu.jp/works/16818093077200581627ただ、短編部門に出している者から少しだけ言わせてもらえれば、お題で執筆という短編フェスはもうちょっとやり方を考えてほしい。むやみに応募を煽るだけに見えるし、ぶっちゃけKACと同じだから。短いからお手軽に書けるだろうっていうのもちょっと違う。時間をかけてじっくり短編を書いて、それ一本で勝負するという作者もいると思う。うまく言えないけど、創作の世界ぐらいは消費社会になってほしくないです。ネット小説みたいなサイクルの短い世界では難しいのかもだけど。
あとはある方も仰っていましたが、短編部門のサブジャンルの分け方は雑だと思います。現代ドラマとホラー、SFと歴史がなぜ同じ枠なのか、分かりません。理由が分かる方、教えてもらえたら嬉しいです。
そうやって思うところは色々ありますが、こういう機会に参加していると、今まで知らなかった方に読んでもらえたり素晴らしい作品や作家さんに出会ったりするので、とても糧になります。
コメントとかレビューとかたくさんは書けませんが、読んだ後はいつも「応援しています」という気持ちでボタンを押しております。
それからこの場を借りて、黙ってそっと読んでくださる読み専の方にもお礼を言いたいです。自信のないときにいただいた応援と星にすごく元気づけられました。ありがとうございます。
これからも自分のペースで地道に書いていきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。