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ひゅぅっ!新しいレビューだぜっ!

ありがとう。
そして、
ありがとう。
今後とも応援に答えられるように頑張るよっ。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884424007/reviews/1177354054886591976
(風呂上がりの裸のままレビューを読んでいたが、
  喜びのあまり自販機にかけてゆく)

2件のコメント

  • 軒下瑞燕さん
     興味深い一方で困難なテーマだと思っています。

     個人的には西村京太郎とか赤川次郎とか横溝正史や江戸川乱歩といった人々の作品こそが日本の近代風俗文学としての推理小説の祖だと思っています。
     時代時代に応じた特徴ある風俗がサラリと話題に絡むことが文学としての推理小説の魅力だと感じます。

     一方でそこになにかの意味や意義を見出すことは、風俗にどっぷり漫然と浸かっている立場からは難しいとも感じます。
     もちろん風俗を批判的に観察することも必要なのですが、それが娯楽であるからには第一に批判をおこなうにあたっての前提を立てる必要があります。
     和風の何たるか。
     という問いに対して、
     大葉ネギ海苔を刻み鰹節と共にふりかけること。
     という以上の応えを返せる日本人はどれだけいるかわかりません。
     ですが、記号としての和風というものを抽出するには結局ノスタルジーを頼りにするのが近道という事になってしまうでしょう。

     最終的に衒学趣味に行き着いてしまう手品のタネ明かしの娯楽としての推理小説には、相応に基底となる常識が周知される必要があります。それは不特定多数に安く切り売りできるものではありません。
     文系が理論や記録を軽視する。かのような言説が当たり前に飛び交うご時世ではなかなかに困難な事業だと感じます。
  • 軒下瑞燕さん

     個人的には求めるものの方向性が出たような気がします。
     和風というもののフレーバリングとして何を薬味として使うか。
     という話題として、地域性時代性をどういう風に象徴させるのか。
     よくある地域ネタと時事ネタ或いはアイコンとなり得るモノ。
     それを組み合わせ風景を作り迷宮とする。
     脱出の経路の提示の仕方がそれらしく、迷宮そのものを壊しにくくすると推理小説になるのだろう、と感じます。
     先立った結論を粉砕して見せることが、ホストとしての名探偵の役目です。時刻表トリックとか見え透いていてさえ名探偵の活躍を期待せざるを得ないものです。

     そうあるためには相応に地域ネタと時事ネタの仕込みが作者と読者との間に一定の認知があったほうがよろしい。
     というのは事実として、推理小説を衒学趣味に走らせ窮地に追いやっているのも読者であり作者でもあるわけです。
     宿命として作家自身が毎回タネ明かしをするような遊びは、作家自身をすり減らします。
     それこそ心霊ハンターとして霊媒師を狩る側だったコナン・ドイルのような人物であればネタは他人の頭から出てくるわけですが、純粋な才能勝負です。
     これが探偵小説であればまた少し変わってくるので、純粋な推理物は翻訳小説の中でもだいぶ減っているように思います。

     久しぶりに事故で投げ出した作品に手を入れてやろうかという気分になってきました。
     推理小説ではなく幻想小説ですが。
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