宮沢賢治先生的に一括りらしい『青木大学士の野宿』カテゴリ
『楢木大学士の野宿』うーん『青木大学士』の発表形
『セロ弾きのゴーシュ』『オツベルと象』『北守将軍の凱旋』『毒もみの好きな署長さん』
アレで行くと、『オツベルと象』『毒もみの好きな署長さん』の主要な人物が欲望に弱いのでよいのだが、他はー、主人公を決定するかなんかにするか。
求めるものと提供するもので言ふと、ゴーシュはカッコウだかぬこだかタヌキだか何だかへチェロを弾いてゐるので提供者である。さらに彼の音楽てふか演奏は、野の動物の治療をすると言ふことになってゐる。
北守将軍と言ふと、暗黙の了解でソンバーユ―将軍閣下と言ふことになってゐる。彼はあれなので何する。
『楢木大学士の野宿』に出て来るグリーンランドの途方もない成金 へのソレがない。作中、石の先生が見る恐龍の方がジュラシック某よりも当時の考証に基づいてゐる(しかもいやみったらしく白亜紀のなんとかって記述がある)・・・えー。早池峰山で「マントラを唱えながら走る袈裟姿でスキンヘッドの男」の幻を見たので調べてみたら、そのお山にはウン百年前に密教系のお寺があったとか、なんとかの曲を聴きながら寝てたらソレの作曲家が「私はモスコー音楽院の学長であります!!」とか言ってる夢を見たので調べたら彼はその曲書いてた頃さういふ仕事やってたとか、さういふ謎のヴィジョネイルが、かう言ふドラゴン(雷龍です)を妄想すると、とてもアレ。