『フィニアスとファーブ』
フォーマットは、欲望に弱い主人公 がなんか作る~叶ふ~関係が破たんして終り と言へると思ふ。
主人公の関係が、自力で、なんかを作る方向で欲望を叶へるのはいい感じの筈。
ドゥーフェンシュマーツ博士の声優が作者であったのは、彼が作品へガチで向かってゐる為であると言へるらしい。
多分、「欲望が叶う」abがあって、それがいい感じで交錯し、最後は破たんする。
果てしなく「呪ってやるカモノハシペリぃいいいいいい」な感じ。
『西武新宿線戦異状なし』
ソ連崩壊によって設定が若干あれになり、解放区になった東京を何とかしたい、赤いおねいさんが闇屋兼バッタ屋のをっさん方へ依頼して、持ってれば自治権を主張できる超兵器の回収に向かふ。お約束でわんこがレトリーブするのは~が出る。スクリプト担当の押井守御大は、コンピュータゲーム論で、「ゲーム内のキャラクターとプレイヤーのモチベーションがシンクロしてない」点を指摘してゐる。のと同じ本に収録される企画で、龍の涙かなんかを取りに、ウィザードリィみのあるダンジョン(機動警察パトレイバーアニメ版の方の『ダンジョン再び』よりはまうちょっとレトリックが入る)へ赴く特車二科の皆さんがどうのといふパトレイバー物をやってゐる。
『風の谷のナウシカ』アニメの方
トルメキア連邦のクシャナ殿下が辺境に落ちた超兵器を、回収ついでに自分で使っちゃはう、としてそこで使ふ事情がー、ノモス的な使用はー。原作でも、粘菌とか大海嘯もあれか。で制作時は、いい感じで生暖かい平和を一応造る核の傘の下でぬくぬくと盤踞できた、偉大なる太古。
『フィニアスとファーブ』
ハインツ・ドゥーフェンシュマーツ博士 為政者である弟に対抗し支配権を奪取するため数々の秘密兵器を作る。お約束の台詞が
「三つの州を支配してやる!」
カモノハシペリーの大活躍によって、その計画は粉砕される。
お金持ちの嫁と協議離婚して慰謝料貰って、可愛い娘ちゃんの親権を何となく主張して、野望を叶へるために全力投球と言ふ為人は、なりたくないけどかっこいいよな。