皆様、カクコンも開始から十日以上が過ぎ、色々と落ち着きが見えてきた感じがしますね。
ご報告なのですが、本日、一田和樹さまが主催していた自主企画『第3回 無貌賞「わたしの発狂日記」』のコンテストにて、
拙作「『ヒト食い日記』が襲ってきます」が大賞をいただけました!
一田和樹さまのノートのページ
(
https://kakuyomu.jp/users/K_Ichida/news/16818093090071198023)
審査員の金沢出流さまのノートのページ
(
https://kakuyomu.jp/users/KANZAWA-izuru/news/16818093090084616843)
『●大賞』
『私が推したのは「『ヒト喰い日記』が襲ってきます 作:黒澤カヌレ」。
レビューにも書きましたが、完成度の高さでだんとつでした。これはゆるぎない。』
レビュー 「完成度の高いショートホラー」
(
https://kakuyomu.jp/works/16818093089190075572/reviews/16818093089224228856)
完成度の点などをとにかく褒めていただけて、もう胸がいっぱいです。
一田和樹様は、『ばらのまち福山ミステリー賞』などを受賞し、プロの作家として活躍されている方。そんな方から絶賛していただき、とにかく感無量です。
更に、審査員の金沢出流さまからも、「作品の質は群を抜いて断トツでした」とのとても嬉しいお言葉を。
元々、この企画がなかったら本作は生まれなかったので、その点でも一田様や金沢様たちには心より感謝を申し上げたいです。
『日記』と言えば、長所となるのは「心情描写を細かく綴れる点」で、逆に短所となるのは、「既に終わった話を綴っているので、臨場感・緊迫感が薄れること」となるはずだと分析しました。
そこで、どうやって短所をなくし、長所を生かすかと考えたところで、『日記そのものが怪異として襲ってくる』、『日記を書き続けることで危機から逃れようとする話』というのを閃いた次第です。日記の攻撃は叙述トリックにしよう、と決めた辺りから構想が固まり、なけなしの本格推理の知識を使って書き上げました。
こうやって素材特性を読み解き、どう料理するのが最適か。そういう素材との『バトル』を楽しむのが創作の一つの楽しさだと思います。
今までにないタイプの攻めた作風ができたので、自分でも書いていて楽しい作品でした。こうした場を与えていただいたことも、本当にありがたかったです。
よろしければ、未読の方はこの機会に作品を読んで頂けると嬉しいです。
本編「『ヒト食い日記が襲ってきます」のページ。
(
https://kakuyomu.jp/works/16818093089190075572)
作品を評価していただいたことで、今後もよりいっそう研鑚せねばという気持ちが強まりました。
現在作成中(執筆中ではない……)の新作長編も、なるべく早くに上梓したいと思っています。
カクコン期間中、エントリーした作品を多くの方から支持していただき、本当に毎日感謝の気持ちでいっぱいです。
改めて、ありがとうございました。