• 異世界ファンタジー

転校生N


       ***♡ 秘密の関係 ***♥


ある日の事・・・
登の携帯に掛けるも⁉応答無しやむを得ず自宅に電話を掛けた慶子なのです。

「もしもし?」

「私聞いたのよ、貴方が義母さんとホテルから出て来る所を見たと言う事――!」

「あの~⁉どちら様」

「登でしょ?」

「アア声がそっくりとよく言われます。登の父親ですが⁉」

「アッすみません。お友達の慶子と申します。アッ失礼します。」

そして電話は切れたのです。


賢は頭の中が真っ白になり心の整理が付きません。

{どういう事なんだ、まさか登と⁉そんなバカな……年端もいかぬ息子に手を出すなどもっての外―――!又登も何故⁉若い娘からモテモテの癖に?}

父の賢は、余りの衝撃に放心状態……
絶対に有ってはならぬ事、許されぬ行為……

そして全てが砕け散り、崩れ去り、今まで見ていた淑女の綾香はまやかし?本性はただの淫らな、欲しい雄達を魅了して食い尽くす、卑しい雌豚⁉……淫乱女だったのでは⁉

沸々と湧き上がる怒り!

たまたま・・その日は綾香は外出中で、賢は出張に行く為に家に立ち寄ったのです。

その時「カチャカチャ」と玄関の扉が開き綾香が…………

「あら~貴方帰ってらっしゃったの?」

「急な出張だ」

「アッ…今登の友達の慶子と言う娘から電話があった、登に伝えてくれ」

「ハイ伝えておきますね」



数日後の会社で……
実はあの日以来賢は、あの電話の事が気掛かりで仕事も手に付かない有り様なのです。

嫉妬に狂い、又未来の有る可愛い息子に汚点を付けたく無い一心で、こっそり自宅に小型隠しカメラを取り付けたのです。

ある日の事……

賢は今日は北海道に出張、その為今日は綾香と登二人だけなのです。
「登慶子って誰なの?言って!嗚呼~登が若い娘と⁉考えるだけでも――嗚呼……許せない!私だって今のこの関係を断ち切り、女じゃなく、義母じゃなく!、本当の母に生まれ変わろうと必死なの――――!また賢にも本当に申し訳ない❕そう思えば思う程――嗚呼~登を自分だけの者に!他の人に渡したくない、嗚呼……登が欲しい!」

「僕だって、父を裏切って悪いと思うけど、それ以上に家族の垣根なんて取っ払って、本能のままに本当の愛に生きたい…………」

そして登と綾香は、「アア~嗚呼…💋・。*♡」激しく愛し合うのです。
続き  


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