• 異世界ファンタジー

転校生N 7話

***** 真由の家族 *****

真由の家庭は父母共に公務員の為に、同じ敷地内の祖父母宅で弟と一緒に幼少の頃は、厳格な祖父母に面倒をみてもらっていたのです。


登とは、部活の帰り道たまたま一人で歩いている所を、サッカー部員達に、「安くて大量に食べられる美味しい店は無いかな~」と声を掛けられたのが始まりです。

その時登達は、真由にイタリアンのバイキング【⋆⋆クインディ⋆⋆】というお店を紹介して貰ったのです。

「真由ちゃんも食べて行きなよ」と強引に誘われて……

「その代わりおごりね❕😜」とチャッカリおごって貰ったのが始まりです。


そしてすっかりサッカー部員達と仲良くなった真由は、お友達も誘ってサッカー部員達とカラオケに行ったり……
「ようし~歌うぞ~俺はサザンの愛の言霊――♫生まれくセリフとは、青き☆*星のそうは夏のしらべとは♬」

「チョット演歌歌いたい気分…………♪上野発の夜行列車降りた時から~青森駅は雪の中~♬」

アウトレットモ-ルやショッピングモールに行ったり青春真っ只中……


ある日、偶然真由が一人で歩いていると、登もたまたま一人で帰る所だったので一緒に帰る道すがらしばらく沈黙が続き、登が神妙な面持ちでもじもじしながら…
「ボ ボクと ツ ツ付き合って下さい。」と告白して来たのです。

真由も最初は、登に強い憧れを抱いていたのですが、如何せん💛 モテモテの登なんかと付き合ったら大変な事になると思い、避けていたのです。

ですが⁉「案外純朴な所もあるんだな~」と改めて見直したのです。

そしてお互いの悩み事の相談や、アウトレットモ-ルやショッピングモールに行ったりと、プラトニックな関係なのです。

ただ登は、事あるごとに義母似ていると・・・

そして、部活の日はいつも一時間の道のりを一緒に帰るのですが、義母の話しだけで終わる事も度々{随分歳の差が有るから、まさかとは思うけど、ひょっとしたら登は、義母の事が好きなのかしら?} 

真由は只々間違いであって欲しいと願うばかりなのです。


ある夏の日の午後真由が、前々から「二人で行こうね」と話していた映画のチケットを貰ったので、登の家に届けに行く途中、偶然登と瑠璃が公園のベンチで、何やら神妙な面持ちで話している所を見掛けたのです。

声も掛けられずもたもたしていると、瑠璃がいきなり登に抱き付いたではありませんか‼



*登と瑠璃*
「私達かれこれ付き合い出して一年になるね、発展性の無いただの友達として!私の事ほったらかして、登が他の͡娘と付き合っている事は知ってるのよ、何故⁉ 酷い!酷い!」

「違うよ!別にただの友達だから」

「登は私だけの者、離さないから!」

「何言ってるんだ!俺達友達だろう」 そして登に抱き付いたのです。

「駄目だヨ、こんな所で…人に見られたらどうするんだよ?」

「イヤイヤ傷付いても?どうなっても良いの❕登は私だけの者!」


その姿を真由に見られてしまったのです。
「許せない❕あれは何よ!」

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