• 異世界ファンタジー

転校生N 6話

***** 慶子の家族 ***** 

一人っ子の慶子の家族は父も母もお医者様……

父の家は代々開業医、その為子供の事は、全てお手伝いさん任せ、たまに会えば 「代々医者の家庭、跡継ぎは慶子お前だけだ、しっかり勉強しろ!」 

成績が落ちれば 「こんなんじゃ医学部は無理だぞ‼しっかり勉強しろ!」 


小学3年生の時に、母子家庭の長屋住まいのみどりちゃんと、偶然お手伝いさんとよく遊びに行く公園で出会ったのです。

優しい2つ上のみどりちゃんと、お友達になって家にも招いた事があるのです。

父と母は 「あんな子と付き合っちゃダメだ。」 

「あんな母子家庭の育ちの悪い子なんかと❕」 

「あなたは慶成学園の子と付き合っていたら良いの分かった⁉」 確かに慶成学園の友達は、温和で苦労知らずのお嬢様達ばかり……


ですが?みどりちゃんとは、ザリガニ採りやおたまじゃくしを採って来たりと、あのひと夏の想い出は忘れる事が出来ないのです。

みどりちゃんのお母さんは日中居ないので、採って来たザリガニを、鍋で煮て食べた時の美味しかった事…😄

「キャッハ-美味しいネ~」

「でも口の中が???ハハハ」

ですがジャリジャリ口の中が砂だらけだった事…(>_<)

又夜急にお腹が痛くなり両親のあたふたぶりに驚かされた事…(◎_◎;)

又田んぼからおたまじゃくしを採って来て、みどりちゃんの家に置いて観察していたら、いつの間にか家中カエルだらけになって、みどりちゃんのお母さんに散々怒られた😣事など……

「もういい加減にしなさい!」

「テへへすみません。😰」

全て忘れられない思い出ばかりなのです。

両親の言いなりになり、両親の引いたレールから外れないように、がんじがらめにされて―――


最近富に両親は本当は、私の事が可愛いんじゃ無く世間体の為に、私を自慢の競走馬のように、ただ自分達を一層高見に押し上げる為の道具位にしか思っていないんじゃないのだろうか?

最難関慶成学園のましてや生徒会副会長、そして世間的には、人様に会えば礼儀正しく、可愛いお嬢様!


自分達はと言えば、お金に物を言わせてやりたい放題、{私が知らないとでも思っているの?}

父は、仕事が空けばクラブ通い💋・。*母は、デパート外商との10年にも上る秘密の関係。・💛・。♡・*

ある日の学校の帰り友達と原宿に出掛けた時の事、その途中母の姿を偶然目撃……

あんなにめかし込んで、いつもの人々のお手本、模範であり、賢者と慕われている聡明な母の裏の顔を⁉

ふくよかな胸元を惜しげもなく露出して、エメラルドブル-の超ミニワンピース、更に背中をシ―スル―で大胆にエロティックに♥.。・。*💋 ピンヒールの生き生きとした露骨に女の部分をさらけ出し、韓流スターさながらの綺麗な若い男にもたれかかり、ホテルに消えて行く母の姿を見たのです。


世間体ばかり気にして、表面を取り繕って自分達は、ただの発情した雄と雌ではないか⁉

そして私には、礼節を強いて❕

続き    12115                                                   

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する