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このまま君を連れていくよ〜♪(博物館に)

一体いつまで新宝島聴いとんねん!

自主企画中と言えども気分転換は必要です。

ちょっと勉強と執筆材料のために市立博物館に行ってきました。多分10年以上ぶりくらいに。

館内の展示コーナーを三年前に改装したとのことで、今までは無機質的に展示だけをしていたところ、館内照明を時間経過とともに明暗を分けて、過去の街の1日を再現する工夫を行なっているとのことでした。

ただ単に置いてあるものを見せるだけでなく、まるでストーリーを貼り付けたような工夫にはとても好感を持てました。

やっばい。今のところ何もふざけたことが言えないぞ←それでいいじゃないか。

コンシェルジュとでも言うのでしょうか、あまりお客さんもいなかったので、ボランティアの妙齢レディーに館内展示の説明を受けながら見て回れました。
なんて贅沢なんだ。

やはり意外と自分が住んでいる街のことって、意識して学ばないと何も知らないものですね。

今住んでいる地域が集落に至るには、どういった経緯があったのか。栄えるに至った理由は。立地や気候による建築物や特産物は。

そして、戦争から戦後有名な災害に至るまでの人々の思い、街の歩み。

いい話なんていうにはなかなか壮絶なものでしたが、ほんのわずかでも理解が得られました。

大きな悲劇は当然ながら体験していないのですが、それでもそのイメージは現代まで引きずっているんですよね。

まあちょっと空を見上げれば、いつだって爪痕が堂々たる姿で聳え立っていますからね。

うん、改めて地元コンには参加したいと思いました。

この街のことを書きたい。書いてみたい。

体験していない悲劇。でも未だに残っているイメージを、少しでも払拭したいです。
街の歴史を勉強する機会に恵まれたことに、ただ感謝です。







タイトルどぼじよう……(現実にぶち当たる)。

空はかつて灰色……?←微妙にイメージと違う。

黒い虹……?←固まりきっていない。

栄華がもたらした代償……?←イメージが重厚すぎ。

街中で出会った転勤族の親を持つ美少女に罵倒されたからこの街について調べてみた結果……?←これだけは絶対ない。

この街と共に生きる今……?←なんかしっくりこない。

伊勢にも行けるよ……?←自虐。




タイトルのつけ方を、教えて下さい印税様←コラ。


18件のコメント

  • 「BOOTLEG」の方を手に入れました。(打上花火や知っていた歌が多くて驚いています)CD音源は良いです。「花に嵐」「ドーナツホール」はスマホに落とし執筆テーマソングにでもして、「lemon」のみまだ入手できず。

    今日もアツい…出かけるにはここのとこいい陽気ですね。郷土資料館へは社会科見学以来行ってませんが、小さい頃に引っ越して来たせいか思い入れが薄くて申し訳ない感じです。
    沼地だったらしいから、人が入殖してからの歴史は千年ないんじゃないかと思ったり。

    ハルカナでも地元の描写を思いも含め書かれてましたね。現実をベースにすると否が応でも地に足の着いたものになりそうですが、どう昇華されるのか期待です。(M噂の著しい遠藤さんにプレッシャーかけてく)
  • サカナクション、いいですねぇ。僕は、マイナーの楽曲でinoriとか好きなんですけど。

    街ですか....なにぶん、あまり思い入れがないもので。『東方区のウィーン』なんて呼ばれはしているんですが、これといって珍しいものは....ないですね。うん。

    街とのことで、ふと頭に浮かんだのが。ごめんなさい。何しろファンなもので。amazarashiの『この街で生きる』という曲があるんですけど、彼の歌詞は本当にいろんなインスピレーションを与えてくれています。ぜひ参考に。

    では、最後に。

    毎晩増えてゆく応援数にドキワクしながら待っています。本当にありがとうございます。これからもキャンプセットでゆるキャンをしながら、彩りある世界をお楽しみいただければ幸いです。

    では、また。

  • BOOTLEGは当たりアルバムだと思います!
    Loserに砂の惑星でテンション上げたらorionが待っている。ナンバーナインで過去に想いを馳せて灰色と青で締める。好きです。

    花に嵐はあの青春を感じさせ爽やかなアップテンポに加え、実は暗い影を感じさせる歌詞のコントラストがすごく好きです。

    どういったところでもきつかけがあり営みがあるから街が生まれるんだと思います。

    まあファンタジーやらSF的な話を書いていたので、地に足をつけたどっしり構えた物語もたまにはいいと思います。というか、奇跡に頼らないで頑張りたいです。



    実はサカナクションは新宝島しか知らなくて、しかもこれだけにどハマりしてるんですよね。広がればいいのに。

    東方区のウィーンの時点で、既にドラマ性を感じますね(笑)

    amazarashiぜひとも聴きたいので、当直終わったら聴こうと思います。

    そして、今回は企画に参加頂き、ありがとうございました!
  •  Sの神髄はMなのかもしれない。

     Mの神髄はSなのかもしれない。
  • 素敵なレビューありがとうございました。
    今回は余計なお願いをしたばっかりに、お手間を取らせる結果になり申し訳ありませんでした。
    多数の応募作がある中、拙作もご高覧いただき、重ねてお礼申し上げます。
  • こんばんは。
    昨日、ハルカナを読了いたしまして、拙作をお読みいただいた上に、素敵な紹介文まで書いていただいた遠藤様に少しでもご恩返しがしたい、と、真夜中の変なテンションで感想文(というか、ツッコミというか)まで書いてしまいまいした……。

    基本スタンスとして、レビューには良いところしか書かないようにしているのですが、感想文なので、ここをもうちょっと……みたいなことまで書いてしまっています。
    読んでもいいよとおっしゃってくださるなら、遠藤様の近況ノートか、私の近況ノートにあげさせていただきますが……どうなさいます?

    急に変なことを聞いてしまってすみません(><)

  • つまりSとMは別物ではなく、それは表裏一体……わけがわからなくなってきました。



    いえいえ、私も途中までルールをあまり意識しなかったことで混乱を招き申し訳ありませんでした。
    こちらこそ、今回も御参加頂き、ありがとうございました!



    正直自分でも気になる点はあるのです。あの時はテンションで書き上げたけど、冷静に考えると……という部分がオンパレードです。とても好きなところが一杯あると同時に気になるところが自分でもあるので、他者から見た物語の形を教えて頂けると有り難いです。できれば自分自身で確認しやすいように、私の近況ノートに書いて頂けると嬉しいです。

    こちらこそ、読んでいただいた上にそういった感想を頂けることは嬉しいです。お手数ですが、ぜひお願いいたします。綾束様を信頼してこそですから。
  • 遠藤様のお言葉に勇気をもらい、投下します!
    夜中のテンションで書いたので、変な所があったらすみません(><)

    以下、感想です。


     軽妙さを感じさせる語り口は、遠藤様ならではの妙技だと感心しました。さらっと読めて、でも時折、熱を秘めて。
     ラストまで読むと、本当に感動して、「やられたーっ!」といち小説書きとして悔しく思うくらいで、ああ、この物語はきっと、ラストから生み出された物語なのだろうな、伝わってきました。


     が、ラストが秀逸なだけに、2章、3章が本当に惜しく感じられました。他の方への応援コメントへの返信で、2章、3章は手探りで書いたと書かれてらっしゃいましたが、読んでいて、確かにそんな感じを受けました。

     ここでもっと読者さんの心をつかめたら、ラストまで読了する方が増えるのではないかと。
     ラストがほんとに素晴らしいので、この作品を読まれた方は、ぜひとも最後まで読み切っていただきたい! そのために、2、3章も読者をひっぱってくれる内容であったほしい! と、個人的なワガママですが、そう願いました。

     たぶん、2、3章で中だるみな印象を受けるのは、ハルカナがあまり能動的に動いていないというのと、雑歌夫妻や中道さんとの出会いが、物語として、後に引っ張っていく要素だと、読者は感じにくいからではないでしょうか?

     遥が幼い頃に母親が失踪してしまったことを心の傷として抱えているのは、地の文で理解できるのですが、後半まで、なかなか実感できませんでした。
     たとえば、私なら、雑歌夫妻とのシーンで、生まれてくる子どもを楽しみにしているのんさんを見た遥に、「リムもこんな風に自分が生まれてくるのを楽しみにしていてくれたのだろうか?」など考えさせ、リムとの回想をはさみます。そうすれば、雑歌夫妻と出会ったことにももっと強い意味がでてくるかと思います。

    「幼い頃に母親と別れたのがつらい」という感情は、誰でもたやすく想像できますが、1章で少し触れられた後は、2、3章ではあまりふれられていないように感じました。
     タイムトラベルをするほどの強い動機なので、読者としては、もう少し「押して」ほしかったです。
     たとえば、高校生の2019年にはもう壊された建物だけれど、20年前にはあった、リムとの思い出がある建物を探しに行って、遥がどれだけリムを大切に思っていたのか、もっと描いてほしかった。その方が、終盤での遥の選択に、さらに心を動かされると思います。


    「ハルカナコンビは無敵」
     このフレーズ、大好きです! 素敵です!
     でも、ワガママを言うなら、この台詞にも根拠がほしいと思いました。
     カナタの設定的に、過去の思い出で語る手法は無理でしょうから、1章で素直を交えたやりとりや、2、3章の中で、「ああ、この二人は二人でいれば、お互いを支え合って無敵なんだな」と実感できるエピソードを描いてほしかったです。
     ささいなやりとりでもいいんです。たとえば、同じタイミングで同じ行動をしてしまうとか、何も言わなくても遥がカナタの、カナタが遥のフォローをするとか、はからずも台詞がハモるとか。
    「ハルカナコンビは無敵」という台詞以外にも、実際の行動もあったらいいのにな、感じました。

     あと、これは完全に好みの問題でしかないのですが。
     途中、4-10のやりとりで台詞が続いた時に、「あ、ここで台詞の間に行動の描写がほしいな」と思いました。

     遠藤様か書かれる会話は、やりとりがとても素敵で、ああ、キャラが起っているというのは、こういうことを言うのだろうなあと、キャラ起てが苦手な私は、正直うらやましさしか感じないのですが。4-10では、「ああ、ここで二人がどんな表情をしているのか、手や体はどんな風に動こうとしているのか知りたい」という欲求に囚われました。

     台詞って、読みやすいゆえに、つい「  」をいくつも繋げたくなったりするのですが、そしてそれが技の一部になることもあるのですが、ふつう、棒のように突っ立って、会話を続けたりしないと思うんです。特に、台詞に熱がこもっている時は、それだけ。
     小説は漫画やアニメと違い、文字だけですべてを表現しなければならないだけに、いったいどんな表情、どんな声のトーン、どんな仕草でその台詞を言っているのか、そうした描写があれば、もっと臨場感を感じるなと思いました。

     
     そういえば、この感想文を書いていて気づいたのですが、カナタの誕生日がクリスマスなのは、妊娠期間的におかしくないでしょうか……? いや、ストーリー的にはクリスマスがぴったりなんですけど! 

     こんなに駄文を書き散らしていてすみません……。お気を悪くされたら、削除してください、ほんとに。

     いろいろ書いてしまいましたけど、本当にもったいないと思ったんです。この作品を途中まで読んでやめてしまう読者さんがいたら、そんなのもったいないって!
     だって、あんなに素敵な、心動かされるラストなんですもの! 遠藤様が心を入れ込んで書いたのが、こちらにも伝わってくるように思えました。だからこそ、読まれた方全員に、ちゃんと読了してほしいです。

     これを書いてみて、あれほど色々な作品の紹介を、あんなに読んで楽しい文章で書かれる遠藤様は、本当にすごいと実感しました。尊敬しております。
     この拙文がどれほど遠藤様のお役に立つかわかりませんが(全然役立たない気がします……)、私は素敵な作品と出会えて、本当に嬉しく感じました。ありがとうございます。
  • ぶっちゃけラストシーンが描きたかった物語です。エピローグ二つ目は書いている途中に浮かんできて、これはカナタも幸せにしなきゃ! と好き勝手書きました。超楽しかったです。


    ラストシーン偏重主義の最大の弊害は、ご指摘の通り中だるみです。めんどいことを考える割に細かなところは結構おざなりな悪い癖が出てますね。
    自分で読み返していても2章、3章は退屈です。必要なピースを散りばめることしか考えていないからです。あの段階の私はハルカナに能動的に動く理由を与えられませんでした。タイムリープしだしてから焦り出す構成ゆえに、あの場面でやることってせっかくだから過去を楽しむという呑気な理由付しかできませんでした。個人的に早く次のシーンが書きたいという作者の都合として意味を読者様に伝えることを疎かにしていました。そこは否定できないというか、間違いなく未熟な部分です。

    実は自分の中でのよくわからない意地として、遥とカナタの過去の部分を出来る限り描写しないという、縛りプレイみたいな感覚がありました(無駄な拘り)。物語として過去に触れることで遥はカナタの過去についてもおそらく回想するはずで、物語の後半に瓦解していくカナタという存在を出来る限り最後の方まで遥には意識させないままにしたかったのです。まあでも、それは作者の都合なので、ごもっともです。むしろ言って頂けて良かった。

    このフレーズはおっしゃる通りエピソードを交えられなかったのです設定的に。二人の信頼はぶっちゃけあの段階では偽りだと思っているので、少しでも信頼感を出せるカナタの欺瞞として生まれたセリフなんですよね。だから信頼やシンクロ的なエピソードは載せなかったんだと思いますあの頃の私は。本当はここまで使い続ける予定はなかったのですが、もうラストのラストはあの言葉以外にないくらいに、物語の中で成長したセリフでした。もう私の手を勝手に離れていったように感じます。大きくなったねえ(泣)。

    あそこのセリフは今まで史上最高のスピードで書いてました。その時の執筆スピードがそのままあの連続セリフに反映された感じです。そう感じられるのもその通りです。理由としてはあの部分の勢いを地の文で落としたくなかったんです。あの続けざまに流れるやりとりがしっくりきたテンポとしてありますし、激しさを地の文で書かずにセリフのみで続けるということ普段は使わないセリフの激しさで説明しない動きを表現しようとしたように思います。そして、これもやっぱり作者側の都合でしかないので、なんら間違った感想ではないと思います。

    カナタの誕生日……あっ。

    これは完全にミスでし……た(赤面)

    自分自身の未熟の証として今のところ改稿の予定はないのですが、もし書き直して説明を加えるとしたらクリスマスをきっかけに快楽に溺れてそのうちに妊娠してしまったってところですかね。
    完全にドラマ性重視して設定加えるとこれだから……この点についての指摘は感謝し尽くせないです。ありがとうございます!



    色々ごちゃごちゃ書いていてなんだか変な注目を浴びてる気はしますが、まだまだ私もただの未熟者なんです。だからこそこんな企画をやっているのですから。
    おわかりいただけたと思いますが、けっこう適当なものですよ。情熱だけはありますが。

    だからこそ、こうした指摘は嬉しいんです。きちんと覚悟を決めた上で殴られる覚悟をして、心地よく言っていただけることが、私は嬉しい。未熟であるということは、まだまだ成長できるはずですから。まだ小説を書き始めて1年経ってない風情で、ハルカナ書いた後に燃え尽きたとか思っていたことがちゃんちゃら可笑しいのです。

    自分自身の弱点がわかっていた部分とわかっていなかった部分にも少し触れて頂いて、ありがたかったです。他の人の作品を見るだけじゃまだまだ自分でわからない部分が少しだけ見えてきました。
    これで、まだまだ書き続けられそうです。

    そして、私が相当入れ込んで読者のことよりもやりたいことを優先した物語にも関わらず、これだけ真剣に向き合っていただけたことを本当に嬉しく思います。本当に最後まで書ききって良かった。少なくとも幸せにしてあげられて良かった。

    読んだことで、言われたことでわかる読者としての視点を、もっともっと磨いていこうと思いました。

    本当に、ありがとうございました。
  • 勢いで書いた感想に、丁寧なお返事をいただき、ありがとうございます。

    本当に個人的な感想ですので、参考にするもしないも遠藤様次第で、好きにしていただいたらと思います。
    なんというか、「あなたの作品を~」のファンとして、頑張ってらっしゃる遠藤様に、何かご恩返しができたらと思いまして、で、やっぱりカクヨムなんだから、それには遠藤様の作品を読むことかな、と……。

    というか、小説書かれてまだ1年であのクオリティだなんてすごいです!
    今後の遠藤様の小説も楽しみにしております。

    今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
  • こちらこそ、普段はここまで突っ込んだ感想を頂くことはなかったので、とてもタメになって嬉しかったです。

    それに、誰に対してもここまで感想を言ってもらえたからといって、素直に受け取れるわけではないのです。とてもタメになりました。

    私も、せっかくのご縁ですし、綾束様の物語を今後とも楽しみにしております。

    こちらこそ、これからもよろしくお願い致します。
  • おすすめレビュー、ありがとうございました。
    ちっとも宣伝してないのに……(笑)
    面白いとおっしゃってくださってありがとう。

    今後も、マイペースで、自分の話を書いていきますね。
  • いえいえ、こちらこそご参加ありがとうございます。

    やはり他者の考えに触れられるエッセイもいいものだと改めて思いました!

    またよろしくお願い致します。
  • こちらこそ、懐かしいことを思い出させて頂き、ありがとうございました。

    横たわる真っ黒な姿を思い出して、ちょっと泣きそうになってしまいました。

    たまには泣いてもいいのかなって、思ってます(笑)

    私もほんの少しわんこの話ができて、楽しかったです。

    また遊びに行かせて頂くと思います。ありがとうございました!
  • 遠藤さま

    こんばんは。はじめまして……ですよね? いろんなところでお名前を拝見したり、はいぱ~とか近況ノートを読ませていただいているので、私的にはまったく初めましてという感じがしないのですが……。

    『そして、扉は閉まる』に★とレビューを頂き、ありがとうございました!

    またお邪魔させていただきます。よろしくお願いします。
  •  遠藤さん。

     あれだけのボリュームの企画を終えてすぐに、僕の作品を読んでいただきありがとうございました。

     ちらっと感想で触れましたが、遠藤さんとはブリーフ仲間です。

     変態ブリーフ親父を真面目な作品で表現しようとする試みを、まさか他の方もやっているとは思いませんでした。

     やっぱりブリーフは、インパクト最高ですよね。
     僕の愛するブリーフ親父にも感想をいただけたら嬉しいです。
  • 地元の話し。
    てっきり愛知だと思ってました。すみません。エッセイとかで名古屋をよく見かけた気がしてて。
    一番人口が多いということは、それなりに広い市なのでしょうね。
    ええと両親にリサーチしてみましたが、私以上のポンコツっぷりでした。
    「どこの県だと思いますか?」
    「兵庫だっけ?」
    「イメージは?」
    「ぜんそく。それ以外は知らないわね」
    母は京都にも行ったことのない人なので。
    「どこの県にありますか?」
    「茨城、…千葉だっけ?……大阪か」
    「三重だよ。イメージは?」
    「なんかある所だよ」
    (なんかってなんじゃい)
    「…山とか?」
    「四日市に山あんの?…港じゃなくて、施設みたいので有名なんだよ、よく名前を聞くんだ」
    「公害、ぜんそくとかは?」
    「あーそれも知ってる」
    もうちんぷんかんぷんです。父は公害のような昔の話はすでにイメージではないのでしょう。戦後生まれの母と違い、小さい頃にまだ軍用機が空飛んでるのを見てたそうで、公害のことは学校で習ってなさそうです。

    母と私の年の差をまたいでイメージになっているというのが、教科書の情報の中途半端さだと思いました。
    こんなに時間が経っているのに、ポピュラーな他の話題に上らないせいか記憶が刷新されていません。

    ちなみに三重県は私が唯一ひとり旅をした場所です。宇治山田、伊勢市、明星の記憶しかありませんが、伊勢神宮がある観光地のためか、他県の人に慣れていてフレンドリー。
    関西弁。こてこてではなくて、標準語もよく話す。
    バス同士がすれ違う時に、運転手さんが手を横に振って挨拶していたのが印象的でした。(多分普通は会釈や手を上げる程度)
    すげー仲良い。
    三重で一人暮らしをしていた姉妹に話すと、社を作る時に木を引く祭りのようなものがあって、総出でやるから、結束力が他の地域よりあるのかもね、と感想をもらしてました。
    あと他にすることないから、結婚早いって。(地元の子たち自身がそう言ってたらしい)

    前に公開していたエッセイで三重で観た映画と映画館の話をしましたが、自然豊かないい田舎でした。日帰り温泉に入りたい!とたどり着いた明星駅で体験したひと気のないホテル、ひと気のない温泉に浸かる一組の姉妹か双子か顔がそっくりなおばさん、帰りのタクシーを待つ間、閑散としたロビーで読んだ新聞(文明)に心打たれたことは忘れません。
  • 直接お話しするのははじめましてですね。

    というか、見ていただいていたということに、プレッシャーやらなんやらを感じてしまいます。

    ちょっとした奇跡を起こす様と、控えめな思いがとても好みでした。

    私もまたお邪魔させて頂くと思いますので、よろしくお願い致します。


    ブリーフ仲間という、仲間にしちゃいけない何かになってしまいました。

    レトロな雰囲気に心を温かみに包んでくれる、良いお話でした。

    今は充電期間中なので、またマイペースにお邪魔すると思いますので、よろしくお願い致します。


    ぜんそくを意識していない世代にとって、四日市がいかに話題にも上らないかを再認識しました。うんでもそりゃそうでしょうね。

    割と何もないところがウリですが、そこにも案外物語があったりするので、やる気は湧いてきました。

    三重県に一人旅とな。中伊勢から南の方を旅されたのですね。宇治山田は名前はよく聞くんですよ。急行の執着が宇治山田だったりするので。

    伊勢付近の人々はお伊勢さんへの旅人が多いので、商業能力も高く、他人への対応にも慣れっこですからね。四日市市みたいな工業中心の場所だと、案外コミュ障が多いのかもしれないです。

    なかなか素敵な体験をされましたね。そういった経験、物語にしてみたいです。

    ほんわかとした田舎の雰囲気って、なんだか心が潤います。田舎に行きたい!

    いいお話も聞かせていただいて、ありがとうございます。
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