月初は無料で観られるいい映画を紹介の日。また書き足すかもしれません。今月は結構豊作。
GYAO!で観られます。アプリを入れるといいよみんな。
洋画
・プリデスティネーション(10/29〜11/28)
場末のバーを訪れた数奇な半生の青年が語る思い出話から始まる、時空を超えて凶悪な爆弾魔を追うSFサスペンス。
後半そんなのアリかよ！ってくらい全部が伏線になるすごい叙述トリック映画なのでTENETやメメントやファイト・クラブなどが好きなら是非。
・皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ(10/24〜11/6)
日本アニメから着想を得た映画。
貧民街のゴロツキ男が突然超人的パワーを得て、最初は私欲のため使っていたところから、恩人の遺した娘を守るためヒーローになっていく。
昭和から荒廃したイタリアを舞台を変えた翻案作品。序盤はバイオレンスな犯罪ものっぽく、途中からは希望のない中で英雄を演じる現代のダークヒーロー映画らしい雰囲気。
・ぼくのエリ 200歳の少女(11/3〜16)
田舎のいじめられっ子の少年の隣家に越してきた美しい少女。夜にしか会えない彼女と秘密の交流を深めていくにつれて街では不審な事件が連続していく。
中身で言えばホラーサスペンスだけど閉塞感ある寒々しい田舎の鬱屈と孤独な子どもたちの触れ合いが綺麗な暗黒童話。
・タッカーとデイル 史上最悪にツイてないやつら(11/2〜15)
ホラー映画の殺人鬼コンビみたいな見た目で優しく明るく善良な二人組が暮らす森に、ホラー映画だと登場罪で死刑確定という感じの馬鹿大学生たちが集まった。発生する勘違い、馬鹿どもの事故死、助けようとしたふたりが目撃されて疑惑が深まる泥沼、馬鹿と不運のピタゴラスイッチを観ろ。
・ザ・ヴォイド 変異世界(10/21〜11/20)
田舎の深夜の廃病院を舞台にひとならざる化け物と、化け物を信奉する白装束を纏ったカルト集団、乱入する武器を持った謎の男と疑心暗鬼の夜が始まるホラー。
とにかく生理的に最悪のクリーチャーのデザインとあまり高予算ではないけどしっかりした雰囲気の演出で、クトゥルフ神話が好きなら観といた方がいい作品。
邦画
・この子の七つのお祝いに(11/2〜12/1)
終戦直後、ボロアパートに住む少女は毎晩病んだ母にアルバムを見せられ、私たちを捨てた父親に復讐しろと刷り込まれる。それから30年後、因果と呪いが噴き出す地獄が始まる。古いのに超怖いぞ。
クソ映画
・アタック・オブ・ザ・キラートマト(10/26〜11/25)
B級通り越してZ級と名高いカルト映画が無料！ひとに食われてきたトマトが今度はひとを食い返す番だ！低予算というか、犠牲者の死骸がトマト乗せて寝てるようにしか見えなかったり、逃げるエキストラを使い回しすぎて左右に移動してるしか見えなかったり、最初に映る謎のヘリ墜落が本当にこの映画の予算の2/3を使ってレンタルしたヘリが落ちた事故シーンを仕方なく使ってるだけだったり……何かもう……本当に……