多分、見知らぬ誰かが読むから、その誰かを傷付ける可能性があって、そうならないように全方向にオブラートがかかっているように感じる。自分の作品のことだ。
それじゃあ、すごい作品は生まれないだろう。
誰かを傷付けるために書くことなんてしないけど、もし、オブラートを破ったなら、誰かを傷付ける可能性は上がる。
きっと歪なものが生まれる。嫌われるかも知れない。
剥き出しなら私も傷付くかも知れない。
あーだこーだ考えればいくらでも言い訳が発生する。
……それでも、オブラートを破る。
まずやってみた。
「大人と酒と小説」はとっても下手くそにオブラートを引きちぎった。タイトルがダサいのはその反作用かも知れない。
真花