三屋城衣智子

　140文字小説を一つの作品としてまとめました。 　現代だったり、現代ファンタジーだったり、異世界ファンタジーだったり。 　はたまた恋愛ものだったりSFチックだったり。 　ホラー…

あるところに男と女がいた。 歩いていた。 海で漁をした。 魚を食べんとした。

　マックの女子高生がいた。 　フロートを頼んだ。 　夕陽は眩しかった。 　家へと、帰る。

　言葉は死にます。 　主には、胸の近くで、いちばん。 　今にも消えそうな彼は、優しい彼女に拾われました。 　けれど、彼は思わず彼女の元を去ってしまいます。 　なんとなく気になっ…

　それは叙述か幻想か。 　あの夢を見たのは、これで9回目だった。 　桜の蕾の頭がでるような、そんな陽気の頃だ。 　憧れてやまない存在を見たその日、多分私は狂った。 　それすらも、…

　思い出話に花が咲く。 　話をすれば、いつでもその時に心は帰る。 　そんな他愛ない話。 　どこにでもある、他愛のない、話。 　けれど――。 　900文字で綴る、人生、その儚さを…

　情事の後。 　うとうとと眠りについた中で懐かしい夢を見た。 　私はこの世にお内裏様として生を受けた。 　そして一人の人形、そのうなじに衝撃を受ける。 　一人、また一人と、動け…

　――もうずっと、片想いをしている。 　わたくしは雛人形の三人官女。 　お姫様のお世話役だ。 　動けるようになってからずっと、お姫様のお転婆ぶりに振り回されながら過ごす日々。 …

　タイガーカットはわたしのあだ名。 　ハゲちゃびんの頭髪にめちゃくちゃな化粧。 　遊び用の人形であるわたしは、気づけばいつの間にかテレビ台の裏で埃をかぶっていた。 　捨てられては…

　閑静な住宅街の一角に、ごくごく普通の一軒家があった。 　季節は春前。 　今どき珍しく和室のあるその家で、うごうごと何かが蠢いて――？ 　伝統衣装じゃ満足しないお雛様と、その友人…

　あなたとわたしの間にある、このしっとりとした空気、抱きしめたい。

　部屋に入った私は、いつもと変わらないはずの冷たいスイッチに手を伸ばす。

　私、美東歩（みとうあゆむ）は買い物帰りに川へとダイブし帰らぬ人となった。 　と思ったら。 　タイミングよく？　異世界へと召喚されてしまったらしい。 　醤油イケメンやダンディー…

　山田太郎は社会人一年生。 　忙しい中で花乃とは順調に愛を育んでいた。 　家族になりたい。 　そう決意した太郎は花乃と待ち合わせをしての、レストランでのプロポーズを計画。 　けれ…

　山田太郎は高校二年生。 　夏休み明けの秋、初めての彼女と初めての学校生活。 　話をしたり、お昼ご飯を一緒に食べたりと、秋だけれど春満開。 　けれど、初めてお弁当を作ってもらって…

　山田太郎は高校二年生。 　夏休みの終わり前、同級生に映画のチケットをもらったため、意中の女子と一緒に出かけることに。 　初めてのおつかいよろしくぎこちない太郎。 　太郎は初めて…

　昔々あるところに、二人の仙人が降りてきました。

　山田太郎は高校二年生の彼女持ち。 　これはある夏の日の一コマ。 　青春の一ページである、浜辺での出来事。 　いつもにやにやと太郎が思い返す、彼女との出会いと穴掘りの記録。 　太…

　山田太郎は高校二年生。 　初めての彼女とクリスマスキスをして少々浮かれ気味。 　今日は彼女と初めての初詣で、神社の前で待ち合わせ。 　けれど、振袖の謎の女が太郎に話しかけてきて…

　山田太郎は高校二年生。 　初めての彼女に少々浮かれ気味。 　今日は二学期の期末試験の日。 　けれど、太郎の脳内にはあることが起きていて――。 　太郎シリーズ第一段。

　あたし、わかめ。 　今海にいるの。

　一話、二話はなろうからの転載。 　三話から本格的に本格ファンタジー、そして四話以降はその説を唱える出版社名興文庫相談役の言説を紐解きます。 　一話完結なのでご興味ある部分だけの…

　約束していたスペースにて、『ボウモアと海』という作品の電子出版経緯についてツッコミたくて。 　だけどご破算になったのでツッコメなくて。 　これはその後に起こったスペースでの突発…

　ある症状が出始めていた男は、やがてどうにもならなくなり、医者の元を訪れる。

　色って、何？ 　わからない。 　けれどきっと、これは桃色の恋。

　僕は恋をしている。 　せめて何かプレゼントを用意して贈りたい。 　そう思って、探すことにした。 　けれど、なかなかいいものが見つからなくて。 　落胆して家へと帰ったその日、意中…

　今住むアパートの老朽化が進み、引っ越しをしなくてはならなくなった。 　デスマーチで時間の余裕がなかった私は、残り三分となったところで何とか理想の物件を見つける。 　そこは元の家…

　清美は今日も一人だ。 　同族はとうに皆いなくなってしまっていた。 　ある時、彼女は浜辺で一人の男と出会い、話を聞くと同族だという。 　嬉しさのあまり距離を近づけようとする清美…

　友人と喧嘩をした杏奈は、泣きながらの帰宅途中で不思議なお店を見つけ、吸い込まれるように近づく。 　出会ったそのお店は、なんだか怪しげな雰囲気だけれどとても綺麗で、店主に誘われる…

　孝也は田舎へと介護要員として呼び戻されたが、その父は一月も経たずに死去。 　小説を書きネットに上げながら怠惰な日々を送っていたが、ある日―― 　※縦組み環境推奨

　高校一年も終わりの春先、僕は一通の手紙を受け取った。 　下駄箱に入っていたそれは、もしかしたらラブレターなのかもしれないけど差出人の名前はなく。 　そのかわりなのか、一部の人し…

　このうん十年でラノベ売り上げが下がったんじゃない。 　漫画が隆盛を極め爆上がりしたんやで……。

　ヒロイックファンタジーの魅力を、Twitterにて募集し語っていただきました。 　合わせて、ヒロイックファンタジーの作品とそのご紹介を僭越ながらさせていただいてます☆ 　なお、…

　Twitterでの本格ファンタジー騒乱の中、私はその頂から裾野にいたるまでの、その生態系の潤沢さに魅せられたのです。 　という訳で、その神秘に人は何を求めるのか。 　多様なあ…

　2023、夏。 　猛暑が日本列島を襲う中で、とあるコンテストにも狂おしいほどの熱風が吹き荒んだ。 　そのことへの、いちおっきいおっさん()としての考えと疑義の呈し方。

　お家に帰ると電気のついた部屋、暖かい食事、そして賑やかな奥さんがいる。 　時にドスの効いた声で嗜められるのも、おつなものですね？！

　感じたままの、気まぐれに。 　第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト短歌の部、参加作品です。

　つらつらと、感じたままにわがままに。 　第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト俳句の部、参加作品です。

　揺れる、触れる、離れる、そばに居て。 　第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト短歌の部、参加作品です。

▽あらすじ 　主人公は風町遥（かぜまちはるか）小学六年生。 　六年二組にはグループ同士の争いがあり、その中の大きなトップグループ一つと遥は日々戦っていた。 　ある時、友達数人と…

　四季を愛で、成長を愛でる。 　第1回カクヨム短歌・俳句コンテスト俳句の部、参加作品です。

▽あらすじ 　池田万里は、入学したばかりの中学一年生。 　ある時夢の中に神様が現れ、異世界の危機を魔法少女になって助けてほしいと頼まれてしまったから、さあ大変。 　勝手に異世界…

　少女は今日も街をかけずり回っていた。 　リーファンという街に住む十一歳の少女、エメル。 　少女には、この街の、石畳続く家の近くが世界の全てであり。また彼女は、それで良い、と思っ…

　ただひたすら、ひたすらに幼な子の日常を綴る。

作家は春を謳歌する。

貴方のそばにも、もしかしたら……？

二〇XX年、医療の進歩は止まることを知らず。 ついに人の優しさを使った先進医療が新たに誕生した。

　夜、どうしても眠れなくて外へと散歩に出かけた。 　閑静な住宅街。 　まさかあんな出来事が待ち受けようとは――。

　百貨店の屋上で、着ぐるみが日に三回のイベントをこなしていた。

　お腹が痛いんです。 　なのでこれを書いています(あらすじからしてぐちゃぐちゃ)