千織@山羊座文学

※同シリーズ『鬼神憑きの退魔師』の前日譚・過去編。こちらのみでも読むことができます。 妖の蔓延る第二の戦国時代、天下に最も近いと言われた鷹山武士団。彼らの物語は過去から今、そし…

古書店 兼 雑貨店で万引きを見咎められた少年は事務室に連行され、罪を償うため店主の《別館》で働くよう命じられた。そこで出会った珍妙な人々とは……。◆ タイトルの「禁足」は「一定の…

　令和二年十月三日。祖母、京極かつらの法事を終えて、親戚の関本夫妻が経営する喫茶店に立ち寄った田城夫妻と大叔父の横澤康史郞。康史郞は自分の代で終わる家の後始末のため、ある頼みを田…

怪我をしてバレエを辞めたダンサーと、そのファンの話

「ねぇ、晶ちゃん。ピアノ、弾いてくんないかな？」 落葉舞う秋のある日、僕に声をかけてきたのは幼馴染みの遙花だった。 幼馴染みといっても、一緒に遊んでいたのは幼稚園の頃だけ。 高校…

操魂術師《そうこんじゅつし》ネオマルクス現る。 彼女は特別な力を持っていた。 力というのは、全ての人類の魂を、肉体はそのままに、定期的に無作為に入れ替える、というもので、それ…

別作：とある姫様と苦労爺の影長に焦点を当てた笑い話 新しい登場人物：影衆幹部デブネコ　敵　５MEN ※ネタをネタとして笑えない方は読まない様に宜しくお願いします※一般的な歴史も…

タイトル通りです。 １で物語を考察することで得られる事について。 ２で具体的に私の我流考察について記述する予定です。

最前線で戦闘を行う ハリー、ジョン、アリス。 ３人を救い出すものとは？ 世界を救うものとは？ 戦争よ砕き散れ！

登場人物：姫（本作の主人公）、爺（振り回される家老）、影と影長（姫様の警護）、料理番（豪腕オバサン）、姫の母と父 ※影長はかげおさと読んであげて下さい。 基本的には、会話形式…

右頬を猫に叩かれたら左頬を差し出せ。

そこは惑星　ラベンダー色の空　３つの衛星　月　 赤い砂漠に　時に白と砂金の入り混じるマーブル上の砂漠に　煌びやかな水晶の丘 黒い石油の小さな泉 六足の半機械化ラクダに乗って　 …

　ある町を拠点にしていた2人組の冒険者は職員から『北の森で虹の花を探して欲しい』という依頼を紹介された。 　面白そうな依頼であり、報酬も少なくない。依頼者の信用度も加味した結果、…

本作は、祐里(@yukie_miumiu)様のご著作、『ビートルズなんか大嫌い』の主人公、佐和さんの未来のお話を、祐里様のご許可のもとで書かせて頂いております。 ご著作へのリンク…

獣道を歩く3人の子供。 その目の前に大きな岩が立ち塞がる。 これは、その岩を崖下に落としたことから始まる悲劇の記録である。

訪ねてきた男は言った。 　自分は契約した者の魂と引き換えに願いを叶える悪魔であり、自分の契約書は私の死を望んだのだと。 　私が死ぬまでは、会いに来る。だからその間は、自分とお喋り…

「あ”あ”ーー、うめぇ。酒と脂モンの後の水が一番うめぇ」歩きながらガラスボトルの水をがぶ飲みする修道女カーディ。鎧は黙ったまま横に並ぶ。彼女は路の真ん中に何かが転がっているのを見…

私の、思い出を、交えての、楳図かずお先生への追悼文です。 私の、ペンネームの由来も、理解できますよ。 是非、読んでみて下さいね。

「走れメロス」のラストシーンを読んだ少女は、暴君ディオニスの断罪シーンがないことに激怒した。 なんとしても奴を「ざまぁ」してやりたい！ そう思った彼女はメロスの世界に転移したが……

教科書や参考書には書いていない、本当に必要な知識とは、何でしょうか。 「本当に必要な知識」であると、私が個人的に思うものを、ありったけ、この作品に詰め込みます。 主なターゲッ…

この小説は実際わたしが家族と出かけた旅行のエピソードを書き記したものである。 気軽に読んでみてほしい。

怪異に近づかなければ、怪異に遭うことも避けられるかもしれないのに。

親の再婚を機に、新たに家族になった翠さんはお茶目で可愛い女性だった。 部誌「空、想ふ」への寄稿作品。 https://kakuyomu.jp/works/16818093084…

羽弦トリスの姿を表現します。

二、三日してから見る必要があるので、とりあえず練習してきます。やれる日にやれるだけ。

※近況ノートを利用した表紙画↓ https://kakuyomu.jp/users/HiranakaNagon/news/16818093081863171374 　どこかで見…

言葉の対比に挑もうと思います。文体の舵を取る前の練習

ゾンビ、またの名を、ウォーキング・デッド。 ゾンビは死んでいるはずなのに、なぜか歩いている。 それはなぜか。 歩くことは、とてつもなく健康につながるからだ。 歩くことを半…

　そのスケッチブックに本当の私が描かれてゆく。

クロノヒョウ様の自主企画、参加希望作品です。お題は、｢盗まれたプラネタリウム｣でございます。 プラネタリウムを盗まないで。 初恋の人が経営するプラネタリウム。そこは、彼女の大切…

140字の話を書いていきます。 ★のマークは自作設定吸血鬼の話。

人類の発想は、アヴァンギャルドに溢れている。 しかし、AIに、それはあるだろうか？ 「新たにアヴァンギャルドを生み出す」という意味においては、ないだろう。 人類はこの先、A…

どうでもいい思いつきを執拗に検証したり投げっぱなしにしたりする、ためにならない似ッ非イか何か。 原田宗典/宮沢章夫/土屋賢二/柴田元幸/伴田良輔←あ、ただ好きな作家を並べただけ…

エッセイという程のものでもなく、日記という程のものでもなく。 日々あれこれ適当に。

——ねんどあそび。 五歳の兄、創司（そうじ）は、粘土をこねて、スーパーマン一号を創った。 三歳の妹、夕（ゆう）は、それを壊した。 創司は、怒る。 母は、怒らない。むしろ、…

法による、秩序。 慣習による、秩序。 不完全な秩序は、混沌をもたらす。 混沌の下で、人は、感覚を、狂わせる。

アーシュラ・Ｋ・ル＝グウィン著　「文体の舵をとれ」の習作置き場です。 意味もなく、取り留めもなく、楽しく。

夏見目目が歩いていると、妙な男に話し掛けられる。男はどうやら目目が祠を破壊していたことを知っているようで、それだけでなく、君は死ぬとか言ってきて……！ 祠おじさんにビビビ！　と…

僕が先輩からミニベロという小径の自転車を譲り受けたことを知ると、ハルアキは奇妙な提案をしてきたのだった。 めいめい街を走らせて、第二の故郷になるだろう、横浜への理解を深めつつ、恒…

ある日、村の長老である浅田が感じた異変―― それは地域を踏み躙り全てを洪水で流し尽くす力を持つ龍神様の祠が壊されたことによるものだった。 神社へと急いで駆けつけた浅田が見たものは…

表テーマはざまぁ、だけど…万人向けじゃないのでご注意ください。 ※ATTENTION※ タイトル通りこのお話はカメムシがこじゃんと出てきます。 気持ち悪い表現もありますので、虫…

コンビニのトイレを開けると、中に女性がいた。バッチリ目が合った。動揺も見せずに彼女は去っていった。 それが、彼女との最初の出会いだった。 ボーイミーツガールなら、そこからロマン…

十八歳の澪は体格が小さく、体が弱い。同じ年の雅人はそんな澪をいつも心配し、行動をともにしようとする。 ある日、海岸に遊びに来た二人は激しい夕立に遭い、リゾートホテルに宿泊すること…

夏になると、店先に貼られる「冷やし中華はじめました」の文字に 季節を感じ、風情を感じ、そして……深淵を感じる。 「冷やし中華終わりました」の文字は、ついぞ見かけたことがない。 …

子供の誕生日に願い事を叶える悪魔達がいた。難しい願いを複数叶えることができるエリート悪魔と、簡単な願いをたった一つしか叶えられない落第悪魔。プロローグ+ショートショート×2です。

『村上さんのところ』(質問メール回答本。何度目かの再読)、『風の歌を聴け』(既読一回)、羊男さんの本を二冊を読ませて頂きました。 あとは対談、エッセイは元々拝読済みでございます。…

カテゴリーがね、どうしたものかと思ったんですが、最初SFにしたものの SFじゃねえよなあ（割と原理主義者寄り）、でも、うっかり「伝奇」もあることだしと歴史カテゴリーにおいたのは大…

　ふる里を守ることの大切さを改めて知る機会を得たエッセイです。