千織@山羊座文学

やはり「桜」と聞いて頭に浮かぶのは美しい和な景色ばかりのせいか、 今回はいつになく、ちょっと純文学的な時代劇です。 太宰治の『走れメロス』を少々パロディにしていたりもします。　

4歳下の中学生凪に恋する凜は寝坊し、駅でキューピッドから恋を成就させるすごろくを与えられる。キューピッドの話では、さいころの目のぶんだけ段落も飛ばして先に進むかどうか選べるらしい…

今年もクリスマスがやってくる…… そんな浮かれた連中に鉄槌を下すべく 今年こそ『あの計画』を実現せむと立ち上がつた男たち（一部女も含む）がゐた あるものは、世間への八つ当たり…

サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』に、感銘して、書いた、 この私の、ちょっとした「運命論」です。 ほんの少しだけ語らせて下さい。

昔書いた一編の詩です。

睡眠アプリ『sleep』の登場によって、誰しもが快適な睡眠を得られるようになった時代。 にもかかわらず、大学三年生の恵人は、重度の不眠症に悩まされていた。 そんなある日、恵人は友…

僕の「あした」に未来はあるのだろうか？ 　～僕は本日飛び降ります。～　少年の生きざまを見よ！

クロノヒョウ様のお題企画、お題は、一角獣のため息　です。 婚約者、ドレス、宝石……。全てを義妹に奪われた筆頭公爵令嬢。今日奪われたのは、貴重なドレス？ 実は奪われていないどころ…

朝も、昼も、夜も 叫びたい、誰に憚ることもない 心の赴くままに、自由に、叫ぼう！ お前のことが、大好きだー！！ （2次元）

クロノヒョウ様自主企画、お題は｢額の十字架｣です。 copyright©豆ははこ-2024

1979年3月、福岡県の高校で起きた「卒業式君が代ジャズ演奏」分限免職事件をもとに、一気に書き上げました。 自主企画(「和歌の本棚」海月^2様企画)参加作品。

高校生の岬は背後からする謎の足音に脅かされていた。次第に外出を恐れるようになるが、ある事から一転それに対し支配的になる。岬は足音にどう向き合うのか。 ※カクヨム処女作です。投稿…

　私は骸骨の君と踊り続けるボーンダンス！

二〇〇〇年、世界中で同時多発的に発生したダンジョンは当初、脅威と見なされ軍隊も派遣された。だが、現代兵器のほとんどがダンジョン内のモンスターには効かず、撤退を余儀なくされる。 …

人類の命運をかけて悪魔の問答を受けて立つ勇者だったが…

異世界に飛ばされた裕也と鈴、二人は何にもなくて最後まで戦って。 最期の日の夜に裕也が鈴に告白、鈴はごめんなさいした。 失意の中で苦戦する裕也、鈴の叫びが戦場に聞こえて裕也は再び…

メアリー・ウィルソンは不慣れながら、言葉で記していく。 見たもの。聞いたもの。触れたもの。 それらは彼女が知る大都市ニューヨークとは違うものだった。

よく告白してくるコがいる。 でも、いつもタイミングが悪い。

地球を巨大隕石から守るという目的でМＤＳ（隕石防御システム）が作られた未来世界。ある日、地球衝突コースに乗った小惑星を発見。レーザー衛星の要員に迎撃命令が下った。レーザー攻撃によ…

濃いグリーンと赤の制服と制帽姿の小柄な少女。彼女とは、北区『岩淵水門』で出会った。 そこは、新河岸川が『隅田川』に名前を変える場所だ。 年齢も、生い立ちも、何から何まで違う俺たち…

「人がその人生で感じたなにかの美しさを表現したものに比べ、私の絵は遥かに劣っているのでしょう」

リザードマンである田中は、都内IT企業で充実した社会人生活を送っていたが、ある日、社内で評判の悪いプロジェクトへの異動を宣言されてしまい……

KAC2024 第1回お題「書き出しが『○○には三分以内にやらなければならないことがあった』」参加作。 どうせ死ぬなら綺麗な人間として終わりたい、と願ったある女性の三分。

夜の砂浜で月の欠片を拾った「僕」と蘇るあの日の記憶。 クロノヒョウ 様主催『アンコール企画　第21回～第25回のお題』参加作品。 ↓企画はこちら https://kakuyom…

真夜中に掛かってきた電話は、旧い友人からだった。 その内容は僕の想像通り、楽しいものではなかった……。

19世紀初頭のアメリカ人のお話。 幼馴染と恋に落ちるも、娘の父親に許されず引き離され、すれ違う。 失意の男が向かった新天地にて、幼馴染とよく似た少女に出会って……。 拙作 …

嘗て世界はその殆どを森で覆われて、人々はその中で未だ目覚めぬ幼子の様に生きていた。やがて、長い夢から覚めた様に人々は森を切り開き、自分達の生を生きる様になって行った。そんな中、未…

人間の本に棲むシェリーは、まだ人間を知らない。本を読む白猫のルナと過ごしていたら、ルナが暗い過去を話し始めた。何だかおかしなことになってきて、シェリーは人間に会うことはできるのだ…

──ボク達に幼馴染はいない。幼馴染と過ごしたあの夏だってない。

イメージは、ベトナム戦争のアメリカ兵の青年と、ベトナム人娼婦の物語。 例えば家族や友人、恋人。 結局は、それぞれの人生の中で生きていて、自分が出来る事など微力しかない。 愛す…

「痩せたい」が口癖のぽっちゃり体型の柿子と、恋人の主人公視点で物語は綴られる。 さくっと読める0.1トン級ガールズラブストーリー。 柿子が太った理由、柿子達を取り巻く環境の変化。…

高校のとき、いつも一緒にサッカーをしてた椎名とは、いまでも年に一度会うことにしてる。

流星群の降る日に起きた不思議な、それでいて温かな出来事。 懐かしい思い出は、生きることに疲れた男の時間を前へと進めた────

カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ2024のお題「めがね」。 ・顔色には出ないが、耳の端が赤い。 ・相手が喜ぶのなら、ささやかな望みぐらいは叶える。 ・お互い年齢を気に…

かなは小学六年のとき、母が沿道で応援していた「後輩」に出会った。 どうして知らない人を応援するのかわからなかった。 どうして４２．１９５キロも走るのかわからなかった。 今はもう…

昨日、太陽みたいにきらきらだったきみが死んだ。 "自分が肯定できないような自分を他人に肯定してもらおうするな"って言葉が鼓膜から離れない。

バラの花を贈ります。 訪れる人々の悩みにこたえて。

KAC2024 第8回お題「めがね」参加作。 家族のピンチに駆けつける小さな探偵と、その活躍に付き合わされる兄の話。

※同シリーズ『鬼神憑きの退魔師』の前日譚・過去編。こちらのみでも読むことができます。 妖の蔓延る第二の戦国時代、天下に最も近いと言われた鷹山武士団。彼らの物語は過去から今、そし…

古書店 兼 雑貨店で万引きを見咎められた少年は事務室に連行され、罪を償うため店主の《別館》で働くよう命じられた。そこで出会った珍妙な人々とは……。◆ タイトルの「禁足」は「一定の…

　令和二年十月三日。祖母、京極かつらの法事を終えて、親戚の関本夫妻が経営する喫茶店に立ち寄った田城夫妻と大叔父の横澤康史郞。康史郞は自分の代で終わる家の後始末のため、ある頼みを田…

怪我をしてバレエを辞めたダンサーと、そのファンの話

「ねぇ、晶ちゃん。ピアノ、弾いてくんないかな？」 落葉舞う秋のある日、僕に声をかけてきたのは幼馴染みの遙花だった。 幼馴染みといっても、一緒に遊んでいたのは幼稚園の頃だけ。 高校…

操魂術師《そうこんじゅつし》ネオマルクス現る。 彼女は特別な力を持っていた。 力というのは、全ての人類の魂を、肉体はそのままに、定期的に無作為に入れ替える、というもので、それ…

別作：とある姫様と苦労爺の影長に焦点を当てた笑い話 新しい登場人物：影衆幹部デブネコ　敵　５MEN ※ネタをネタとして笑えない方は読まない様に宜しくお願いします※一般的な歴史も…

タイトル通りです。 １で物語を考察することで得られる事について。 ２で具体的に私の我流考察について記述する予定です。