(烏丸ワールド常連の皆さま、できれば『10 Love』のほうを先にお読みになってからこちらをどうぞ🎸🥁)
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ユーリ 「おいテディ。今日の話のあれって――」
テディ 「しぃっ! ……絶対にルカに云っちゃだめ。読ませたくない」
ユーリ 「ってことは、やっぱりおまえか。……つーかよ、じゃああれ動画流出騒ぎのときに拡散された写真を撮った奴じゃねえか。おまえに惚れこんで捜してやがったのか」
テディ 「みたいだね。まったく、なんだってシリーズ外でこんな話を今更……(ブツブツ)」
ユーリ 「えーとどこまで読んだっけ……“俺の腕のなかで堪えきれず声を漏――”」
テディ 「読むなよ……」
ユーリ 「ふうん……悦かったんだ? いい男だったか?(笑)」
テディ 「……ジーン・クラーク似の、苦み走ったいい男だった……。なんか触り方とかすっごく優しくって声も良くて、ぞくぞくきちゃった……それに巧かったし(うっとりと遠くを見るような目で溜息)」
ユーリ 「……なるほど、確かにルカには読ませられねえな(ん? この“困る”ってのはじゃあ、惚れそうで困るって意味か……)」
――ここで花束とケーキとプレゼントの箱を抱えたルカ登場――
ルカ 「テディ~、ハッピーバースデー♪💐🎂🎁 ……ん? なんだ、なんの話?」
テディ 「なんでもないよ、ルカ♥」
ユーリ 「……。(ニヤニヤ)」
https://kakuyomu.jp/works/16816700426557489103/episodes/16816700428162559272