• 現代ドラマ
  • 詩・童話・その他

註釈が多いワケ。

〈MISSING:探偵サム・マクニールの事件簿〉をフォロー、読んでくださっている皆さま、ありがとうございます。<(_ _)>
本日、第5話&第6話を更新いたしました。で、ここまでの6話のうち、4話に註釈がついております。
〈三十六人めの被害者〉のときも七〇年代アメリカが舞台ということで、ちょこっと註釈はつけていましたが、今回めっちゃ増えております(^^;

これにはワケがありまして……先ず、あれやこれやと織りこんでいるため、簡単に解説をいれておいたほうがいいかなーというのが第一で。
でも最初は、これは要らんかなー、あんまり註釈ばっかりあってもなーと思っていたんですよ。ところが、ふと思いついて息子①に「学校で世界の歴史ってどのくらいまで習った?」と訊いてみたんです(私は小六までしか学校に行っていないので)。
すると息子①は、びっくりするくらい「ちょっと昔」のことを知らないようでした。もっと昔の、歴史の授業で習うようなことはちゃんと知ってるんですよ。そのへんは私のほうがぜんぜん知らないくらいで(^^;
自分だけではなく、四十代、五十代かそれ以上の世代にとっては常識レベルじゃないかと私が思うことを、今どきの若者はたぶんみんな知らないと息子①は云うのです。いや、さすがに知ってる子もそれなりにいるだろうけれど……でも、触れる機会がなければ知らなくても不思議はないのかなあ……と。
息子①は学生時代の成績は悪くなく、ゲームとアニメやラノベ、漫画の好きなごくごく平均的な二十代の若者だと思います。中学生からインターネットも使いこなしていますし、まったくの無知でもなく、むしろ今どきの話題には精通しているほうだと思われます。
それがコレじゃ、こりゃ註釈、入れたほうがいいよな……となったわけです。いや、そもそも今どきの若者は私の書くものなんざ読まんかもしれんけど(笑)
でまあ、どうせ註釈つけるなら、と蛇足的な小ネタもいろいろ書いております。
第1話ではアメリカン・モーターズ、第2話では191便墜落事故とその他、第3話では故殺罪とトゥインキーの抗弁、そして本日更新した第5話ではレインボーフラッグについて解説しています。

画像は一九七八年に最初にデザインされた、8色バージョンのレインボーフラッグです。
この先でもサマー・オブ・ラヴや、チャールズ・ゲイン署長、ゾディアック事件について書いたりしています。当時のアメリカの雰囲気を伝えるのにも役立つかなあと思うので、そこも合わせてお楽しみくださいませ。

6件のコメント

  • 自分もその時代のアメリカはあまりよく知らないかもですね。
    ただ以前、ある作品を執筆するのに有色人種差別やその暴動の歴史について調べたことがあってその辺りだけピンポイント的な知識はあるかもしれません。

    それとそっか、ゾディアック事件なんかもこの時代なんですね。
    映画を観ましたがあれって結局未解決でしたっけ。

    烏丸さんの註釈は本当に勉強になるし、それだけで面白いです。
    だから多くても全く問題ないと思いますよ。

    では後で作品の方にも伺います。
  • 烏丸千弦様

    最新話、ただ今、読んで参りました(`・ω・´)ゞ
    注釈はとてもありがたいです。すごく勉強になります。
    (知らなかったこと多し!)💦
    それに、リアリティがあって、お話に重厚感が増す感じがいたします。そして、千弦様といえば、音楽。当時、ヒットチャートを賑わせた楽曲も物語に彩りを添えますね~(^^♪
    今後も注釈大歓迎であります(^^)v
  • 那智さん、そちらのノートのお返事と、こちらへもコメントをありがとうございます。
    書くために必要に迫られていろいろ調べていると勉強になりますよね。私もなんとなーく知ってる、程度だったことが、一作書き終えたらマニアックに知ってるに変わったりします。あるあるですよね(笑)

    そうそう、ゾディアック事件、初めは1968年ですが、あの映画で描かれていたのはけっこう長い期間なんでだいたい同じ時代と云っていいと思います。ジェイク・ギレンホールのあの映画、観応えがあっておもしろかったですよね。事件のほうは、暗号文が解読されたとか、真犯人を特定したとか偶にニュースで読みますが、記録では未解決のままになっているので、確かなものではないのでしょう。

    註釈、おもしろいと云っていただけてほっとしてます。ε-(´∀`*)ホッ
    コメントをありがとうございました!
  • ブロ子さん、こちらにもコメントをありがとうございます!
    ブロ子さんも註釈に肯定的で、とても安心しました。よかったーε-(´∀`*)ホッ
    そうそう、これまでもそうですが、実際に存在するものを絡めると、キャラたちも実際に生きているように思える気がするんです。ジョニーやサムのお話の場合は、その時代の雰囲気が伝わるかなあとも思いますし。
    リアリティ、重厚感、とても嬉しいお言葉です。ありがとうございます♡

    音楽も……なんですけど、今回おっさんが主役なせいか、音楽少ないですww サム、家で音楽をかけるタイプじゃなくって(^^; いちおうずーっとあとのほうで、音楽が話題になったときにジャズくらいは知ってる感じに書いていますが……ハリー・ボッシュみたいにマニアックじゃありませんw
    そしてネッドは、その時代の若者らしくディスコとか云ってます。なので、作者はスルーしました(ぇw
    うーん、もうちょっとどこかで音楽だせないか考えてみよう。。。w
  • 千弦さんこんばんはー(^○^)/
    注釈、前に作品のコメントにも書きましたが、とても面白いのでファンです! 私も70年代のアメリカのことってあまり知らないので、教えていただけると大変嬉しいです。ふむふむふーむと首がもげそうになってます♪
    重厚感、リアリティ、確かにすごいですよね。千弦さんの作品はいつも頭の中で映画化して読んでいるので、ホワイト・ナイトのくだりとか、実際に当時の新聞記事やら記録映像やらがカットインする構成に勝手に脳内編集してますよ(笑)

    学校では第二次世界大戦くらいまではちゃんと教えるけれど、その後の現代に近付くとさっぱり……というイメージです。時代が下ると教えるべき歴史って増えるので、まあ大変なのかなとは思いますが、もうちょっとバランス考えてもいいですよね(^^;

    千弦文学でいろいろ学ばせていただきます!
  • こよみさん、こんばんはー。
    註釈に肯定的な方がいろいろ云ってくださってありがたい限りです。実は、私は以前は読んでいるリズムが狂う気がして、註釈はあんまり好きじゃなかったもので……(笑) 今は変わりました。わからないまま読み飛ばされるよりは、理解が深まるよう努めたほうがいいと思っています♪

    頭のなかで映画化! めっちゃ嬉しいです! こよみさんの頭のなかはいろんな意味で覗いてみたい……w
    学校ではやっぱり二次大戦前後くらいまでなんですね。息子と話していてそうかなと思っていました。
    ちなみに息子①はネルソン・マンデラは知っていましたが、キング牧師は知らなかったです。私みたいに60~70年代の音楽や、映画が好きだともうちょっと知ってるんだろうけど……今どきの若者って国産の音楽や映画で満足していて、海外ものに興味ない子が多いっぽいですね(^^;

    また夜、寝る前に読んでくださるのでしょうか。早よ寝なはれや~(笑) っていうか、今回アメリカなんで夜中にピザとかハンバーガーとか中華とか、こってり飯テロきますけど……ww
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する