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水田とノゲシの綿毛

さて、かーくんの冒険は続く。遠くの橋コース。第二弾。

リュックに帽子。完全なる旅人姿のかーくん。リュックのなかは水筒とアメちゃんと、可愛がってるぬいぐるみだ。いっしょに鉄橋を渡る電車を見るんだ。ものすごい変人奇人みたいだけど、そこはまあいい。かーくんは気にしない。(ウソ。人が来たらぬいぐるみは隠す)

テクテクテクテクと歩いていくと、このころはヒバリがよく鳴いてた。ていうか、つい最近、家の近くのどこかにもヒバリが巣を作ったらしく、今もよく鳴いてる。

ピーピーピーチクピチュピチュピチュパピキーピキーピキーハーチュチュチュパチクチュルリーピチクピチクピピピチョンチョンヒーピチクピチクピーピーヒチクピーピーヒチクピー…(切りないんで後略)

ヒバリってなんであんなに長〜くさえずってるんですかね? いったいどこで息継ぎしてるんだろ? ゆうに10分くらいは鳴いてる。
ヒバリが鳴くのはオスがナワバリを主張するためなので、大空高く飛びあがって、空中でずーっと鳴いてる。そして、さすがにもうムリ…となると、さえずりながらゆっくりおりてくる。

(あっ、鳴きやんだ。近所のヒバリ)

まあ、それはそれ。橋への冒険は続く。
今回はどんな花に出会えるのかな?

でも、遠くの橋コースは大きな車道わきの歩道を通るので、逆にあんまり花が咲いてないんだよね。地味な小さい雑草なら咲いてるけど。目をひくほどのものはない。

おーっと、見えてきたのは田んぼだ!
リアルスローライフを読んでくれてる一部のかたにはもうバレてるけど、かーくんは数年前にお引越し。今はのどかな田園に住んでいる。いや、住んでる場所はいちおう町なかなんだけど、ちょっと歩くとなかなかの大自然が広がっている。

この日はあちこちの田んぼで田植えがされてた時期。おお、のどかだなぁ。

田んぼといえば、子どものころ、親戚の家に泊まったとき、まわりが田んぼだったんですよ。僕の生まれ育った場所には田んぼなかったので、夜になって始まったカエルの合唱にドビックリした。それはもう衝撃のうるささw 何百匹? まさか、何千匹? ケロケロのアマガエルにまじって、ボー、ボーと低ーい声がして怖い。ウシガエル。食用ガエルとも言いますね。めちゃくちゃデッカいカエル。あれの鳴き声です。

高校くらいのとき、田んぼの近くで初めてそのウシガエルを見たんですよ。死体だったけど。そのデッカさに二度ビックリ。記憶のなかでは20センチくらいあったような?

さてさて、田んぼをよこ目に歩き続けると、見えてきたのは大きくカーブした坂道だ。しんどいぞ。あれを越えたら、いよいよ橋のある川だ!

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