涼森巳王（東堂薫）

遠くの橋についにたどりついたかーくん。アザミ畑のお出迎えを受けて、さあ、いよいよ川のながめだ〜

のどか……。
のどかですね。

ここに来ると気持ちがゆったりして、心が広〜くなるんですよね。

さ、お茶飲んで、アメちゃんなめて、ぬいぐるみといっしょに電車を見るんだ。

ん？　でも、この写真のなかには橋はない？
そうなんですよ。ここには写ってません。なぜなら、鉄橋を渡る電車の写真はハイライトなので、エッセイにちょくせつ載せる準備が整ってるから！

ああ、コイツ、いいとこだけ見せないつもりだ。いや、まあ、うん。そうですね。

ちなみに、この写真の手前にオオバコの花が咲いてますよね。オオバコ、昔よく、これをむしって、茎をからめて引っ張りあい、ちぎれたほうが負け。残ったほうが勝ちっていう遊びをしてたけど、こんなふうに花が咲いてるのは初めてみました。

川がせまく見えるのは、植物を大きく写すために、しゃがみこんで撮ったからです。

ではまた明日も冒険は続く。


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