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「アルストロメリアの徒花」というお話を書きました。

 ごめんあそばせ! どうも、神崎ひなたです。

 このたび、武州の念者様主催の「植物×モンスターパニック小説大賞」の参加作として下記の作品を書きました。

 アルストロメリアの徒花
 https://kakuyomu.jp/works/1177354054896496079

 【企画概要は↓】
 植物×モンスターパニック小説大賞
 https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054895915896

 ここから先は、あとがきです!

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 カクヨム2020夏物語に始まり、「双葉屋クソ小説大運動会・春」、「第一回角砂糖短編小説大賞」、そして今回の「植物×モンスターパニック小説大賞」……五月はとにかく企画ラッシュでした。正直、ひと月でこれだけ書いたのはKAC以来です。あと、昔毎日即興小説をしていた時以来。

 そんなわけで、ネタが尽きていたのです。今回の着想は、以前小説に出そうと思って考えていた「枯老アルストロメリア」というキャラから得ました。

 枯老一族という、植物と一体化する研究の果てに、植物として共に歩む道を選んだ人間たちの末裔、たった一人の生き残りという設定でした。だから、本当はポストアポカリプスの世界で何を考え、どう生きるか、という作品になるはずだったんですね。

 ところが、書いている途中で(具体的にはプロローグを書き終わったあたり)「あ、青山せらぴの特記症患者治療録みたいな話が書きたいな」と思ってしまったのです。

(ノベルデイズで公開している作品です。現在【骨太小説大賞】という企画に応募していますので、興味をもっていただけた方はぜひ読んでみてください)

 青山せらぴの特奇症患者治療録~かげろうの追悼者~
 https://novel.daysneo.com/works/547b9a20afed44ca2c96eded129ed30e.html
 

 そんなわけで、ボブです。ボブが出てきました。RUNNING IN THE ”90'S”/MAX COVERIを口ずさみながら、RPGを抱えた黒人の大男が。彼が登場した時点で当初の構想は露と消え、ああいう感じになりました。もうコイツが出せた時点でやや満足している自分がいました。やはり暴力はすべてを解決する……!

 その時点でアルストロメリアのキャラは全く決まっていなかったのですが、ちょうどYouTubeでスパロボAのプレイ動画を見ていた時に、たまたま「とあるキャラ」が目に留まりまして。ああ、すごくいいなと心を動かされたわけです。

 そんなわけで、アルストロメリアのキャラクターはほぼそのキャラから来ています。

 ターナーは最初、ただの戦闘が大好きな野蛮人でしたがボブとキャラが微妙に被る上、戦闘狂だけでは話が進まないので、ああいうキャラになりました。

 最終的には、キャラクターと彼らの因縁に根を下ろす物語になったわけですが、書きたい要素を詰め込みすぎるあまり、駆け足気味になってしまったなぁという感じがします。とっちらかっているというか、落ち着きがないというか……。やっぱり、中短編になると難しいですね。実力が顕著に出てしまう。次は、その辺りを意識していけたらいいなと思います。

 そんなわけで、徒花に、遠すぎる果実を祈る物語でした。

 最後まで読んでいただきありがとうございました。
 また次回、お会いしましょう。

 ごきげんよう!
 


 

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