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「平成最後の夏、私は最強の屍に出会った」という小説を書きました。

 ご無沙汰しております。神崎ひなたです。

 すっかり報告を忘れていましたが、表題の小説を書きました。

 https://kakuyomu.jp/works/1177354054886557119


 本山らのPresents第八回本山川小説大賞という企画に応募させていただいております。
 自分では、生と死をテーマにした小説だと思っています。

 生と死をテーマにする限り、きちんとした結論に着地できないというのが持論です。この話を書くにあたって、「全てを曖昧にして終わらせよう」というのが目的(狙い?)の一つでした。そこに何が生まれるのか、自分でも確かめてみたかったのです。

 案の上、何も生まれなかった気がします。生と死をテーマに何かを書こうとしても、不毛な結末しか生まないという持論を、さらに強化するにとどまった感じがします。

 それでも、この小説が書けてよかったと思いました。不毛であることも、物事の一つの形ではないかと思えました。それが人の生き死に直結するような話なら、尚更。

 人の生き死にに救いや悪を見いだそうとするのは、なんというか誠実ではなくて、誰が死んだところで結局それは「人が死んだ」という、それだけの事実でしかないのだな、と思いました。

 まして死というセンチメンタルに美しさを見いだそうとすればどこまで突き詰めても、むしろ突き詰めれば突き詰めるほどに、空しいことのような気がしました。

 勿論世の中には、そういった「どうしようもなさ」と根気強く向き合って傑作を生みだした作家さんが数多く存在します。これはあくまでどこにも辿り付けなかった一人の人間の持論に過ぎません。

 そんな感じで生まれたこの物語、少しでも皆さんに何か思っていただけることがあるのなら、これ以上に嬉しいことはありません。

 偉そうに色々と書き連ねましたが、自分でも何を言っているか分からなくなってきたので、今回はこの辺で失礼します。気分を悪くされてしまった方がいたら、申し訳ありません。

 「吸血鬼を殺した僕」の方も、新世代コンの発表が終わり次第、更新していきたいと思います!

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