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「ソラに奏でる君のオト」裏話その2 シエロの設定

のほほんと暮らしていたのに、ある日突然、荒波に放り込まれる若者。

それが、「ソラに奏でる君のオト」の主人公の設定でした。

最初は、王位継承権末端にいる王子にしていました。
守り人のチャグムみたいな感じです。
母は側室で、正妻の罠にかかって〜というパターンを考えていました。
流行病は竜のせいで、治せるのも竜だから、それを探す、的な。

しかし、イマイチ物語が動かず。

そうこうしているうちに、楽師になりました。
確か、側室だったシエロの母が技芸団の舞子で、城内のイベントで見初められた設置からの流れかと。

気弱で優しくて、ピュアな青年。
創作を始めてずっと書き続けてきたテゥアータ・サーガの主役ハジメが、性格の複雑骨折を起こしている若者だったので(ん?)、新鮮でした。まあ、彼は、生い立ち上仕方ないと、フォローしておきます。

病弱設定は、応援している作家・篠原悠希さんの「金椛国春秋」の影響もあるかも。
結果、それが、保護者と気のいいお兄さん、お姉さんが寄ってたかって世話を焼く珍道中に繋がり、書いていて楽しかったです(*´꒳`*)

下書きは、完結まで書き終えました。
ピュアなシエロと頼もしい仲間たちの旅の物語「ソラに奏でる君のオト」を、読んでください。

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