カクレナ

乳首当てバトラー・ケンは、乳首当てバトルトーナメント決勝戦に挑む。 圧倒的な雄の魅力によって男女問わずに発情させ乳首を浮かび上がらせることで不敗伝説を築いた「攻めの乳首」チャンピ…

物理現実の規定をはずし、この世界をできるだけ正確に捉えなおそうと試みる心象世界のリアリズム掌篇集。私たちを取り巻く未生のゴーストを認識し、信仰・妄想・二次創作、それらがすべて等し…

SNSへの耽溺を加速した果てに到来するポストヒューマン像（第一話）、古代シルクロードに結晶化した異形の仏画（第二話）、日常を別領域へ接続するliminal spaceの発生レポー…

阿以子の趣味は映画鑑賞。特にサイレントが好きだった。

「これからは探偵業だけじゃなく、広告収入で生きていこうと思っていてね。事件の依頼と依頼の間に、試験的に『コマーシャル』を挟んでいるんだ」「言ってる意味が良く分かりませんが……」

ぽっ、ぽぽっぽ、ぽぽ……。 ここ数日、夜中の2時になると不気味な声が聞こえてくる。俺はたぶん、その声の主を知っている。 その声が、俺を手招きしていた。 【カクヨム公式自主企画】…

　日本は野生の壺大国である。その国土を一日歩けば、必ずと言えるほどの確率で野生の壺を目撃することができる。これは、世界では常識となっている。 　一方で、大多数の日本人は野生の壺を…

もしも世界の終わりが来るのなら、それはこんな夏の日の、こんな真っ赤な夕焼けのあとに来るのだろう。 俺にとって夏は劣等感の季節だった。 ※詩の引用:中原中也「少年時」より ※こ…

経験者優遇・初心者歓迎・勤務時間応相談の地域密着型のお仕事です。幽霊屋敷を思う存分探検し、あなただけの記念品を持ち帰ってください。 幽霊屋敷に堂々と侵入できるバイトの面接を受け…

論破バトル！ディベートでもない！ディスカッションでもない！インターネットでのレスバトルを起源とした！この世界でもっとも熱い戦いだ！ 論破ファイターは今日も互いの意見をぶつけ合い…

　殺戮刑事殺死杉は食欲と睡眠欲と性欲の全てを合わせたものよりも強い殺人欲求があり、己の獲物を奪おうとする殺人鬼を心の底から憎悪し、その殺人鬼を法廷を通さずに処刑することで残された…

　2000年代前半に今迫直弥というペンネームで小説を投稿していた私は、当然のようにデビューに至ることはなく、いつしか筆を折り、全く関係のない業界で仕事に就いて生活を続けてきた。 …

都会から地元に帰ってきた兄に、久々に会った弟や友人が近況報告や思い出をしみじみと語る話。

四月二十八日水曜日午前七時六分前。 あたしはいつもと同じ目覚ましのベルの音に、いつもと同じようにたたき起こされる。 気分は最悪。 なにしろ八百六十万飛んで三十六回目の同じ日を、誰…

夏の気配がまだ残る、蒸し暑い秋の夜。唐突に実家に帰ってきた兄と、それを受け入れる弟の話。

眠れない熱帯夜、夜明けを待つまでの暇潰しに語られる、遠い夏の記憶。

　目を覚ますと僕は、見知らぬ部屋に寝かされていた。記憶は曖昧で、ここにどうやって来たのかも分からない。村の人は優しく親切だけど、どこが違和感があって……。

たった一人のオカルト研究会の少女、小泉に誘われた方梨は学園祭の真っ只中、屋上で自身の知る怖い話をすることになる。 けれど、多分それはオカルトではない。

　おばあちゃんの部屋にある鏡はいつも布がかけられている。おばちゃんが言うには、何処かと繋がっているらしい。 　何処に繋がっているかは教えてもらえなかった。ただ、その鏡は、とても美…

「第一回・存在しない夏休みの思い出大賞」という自主企画に参加しようってことで書きました。わけがわかりません。 企画URL：https://kakuyomu.jp/user_eve…

AIに色々と描かせてみるテスト

俺の高校には七不思議がある。どれもありきたりであんまり怖くないのだが、七つ目がちょっと奇妙だ。 「食堂でたくあんを残すと、食堂のおばちゃんによってひどい目に遭わされる」

夏休みに訪れたひいおばあちゃんの家で田舎伝奇を体験するお話です。

偽物の心霊写真に関する話

殺死杉謙信は殺人鬼を法廷を通さずに処刑することで残された遺族と自分の恨みを晴らしつつ自身の殺人欲求も満たす一石二鳥のお得刑事である。 今日はそんな彼の休日に密着しよう。

戦記物作品はなんというか知的でかっこいい。 僕も戦記物を書いて、賢いと思われたい。 だが、勉強しようにもよくわからない。 なので、それっぽいふいんきだけでやっていく。 皆さんには…

夜闇に紛れて心当たりのない死体を埋めに行く、叔父と甥の話。

お盆の終盤、暇をもてあました熱帯夜。 退屈な夜をやり過ごすため、地元の心霊スポットに突撃しようとした若者たちの話です。

とにかく借金が凄すぎるので人体パーティーからいらないメンバーを追放しつつなんとかしていくしかねぇファンタジー短編。

フリーの妖怪ハンター九鬼は、古巣の陰陽寮の官僚から「魔像」の調査を依頼される。世間に流通し始めた未確認の魔像の製造元――魔像屋敷に乗り込んだ九鬼は、そこで衝撃の事実を目の当たりに…

メリーさんからの電話がかかってきた瞬間、スマートフォンを叩き割ったら、メリーさんが俺の家の窓を叩き割って、通話中のスマートフォンを投げ込んできた。

文芸部は俺とBの二人だけの部活だった。 二年の俺が部長で一年のBが副部長、この高校の絶滅危惧種である俺たち二人は特に保護されることもなく、ダラダラと日々を過ごしている。 そんなあ…

地元で噂の幽霊屋敷から帰ってきてから、サメの亡霊の存在を主張するようになった兄の話です。

最速の悪霊の座をかけた戦いが今始まる。

＊小生が小学校の時に、担任の先生が話してくれた怪談です。 　学年行事にキャンプがあり、そのキャンプ場に伝わっているものらしいです。 「キャンプ場で、夜に肝試しをしました。しかし…

十年ぶりに友人を偲ぼうと、今更事故現場に花束を手向ける男が懐かしい怪異と会う話。

百物語とは、怪談会の一形態である。 百の行燈あるいはろうそくを用意し、怪談を一話語るごとに一つづつ灯を消して行く。そして最後の話、百話目を終えすべての灯が消えるとき、恐ろしい本物…

空飛ぶ円盤とは天狗である。 または天狗は円盤に乗って異界からやってくる――そのようなパブリック・イメージはどのようにして作られたのか？ この疑問は一筋縄ではいかない。 天狗とは…

命輝寺について調べてほしい――匿名の投書を受けた和泉織子は謎の寺院、命輝寺の調査を開始するが、即座に発狂倶楽部によって作り出された架空の寺院であることを突き止める。だが調査の最中…

身支度を整え、あなたはふと電話のボタンを押した。 一人で暮らすには広すぎるあなたの部屋に残された5件の留守番電話のメッセージ。それらは全て共通の番号からかけられている。 その登録…

第五回こむら川朗読小説大賞参加作です。 夏の午後、サークル室で行き遭った後輩に奇声を投げつけられた挙句、雑談に付き合わされる話です。

第五回こむら川朗読小説大賞参加作です。 実家を出て一人暮らしを始めた兄のもとを訪れ、酒を飲みがてら近況報告や思い出の幽霊屋敷を懐かしみしつつ、お願いごとをされる話です。

「第五回こむら川朗読小説大賞」によせて書きました。

八月、父親の心中に巻き込まれた邦彦は人魚に助けられる。 彼女は彼に食事を与え、溺死しないように甲斐甲斐しく世話を焼くが、 その歯は赤黒いものでべっとりと汚れていた。

　利用者の1000%が自殺しているという恐るべき駅、鎖良御呼出【チェーンヨーオコール】駅。 　どう考えても偶然とは思えない頻発する自殺現象の裏に挑むのは、殺人鬼を法廷を通さずに処…

家賃千円未満の新居を探した家内【やない】が案内されたのは、 かつて九九人が死んだ恐るべき事故物件であった。 果たして、家内は事故物件の呪いを解き、事故物件で平和に暮らすことが出来…

ゴールデンウィークを利用して、土管土管人殺洲《どっかんどっかんひところす》村に旅行に訪れた少女探偵 名瀬園 子妙《なぜその こたえ》、だが事件は連休中であろうと探偵を逃さない。 …