すごくホラーとしての完成度が高く感じました。だんだんと姿を消していく友人たちは、しかし微笑みに満ちてその姿を眩ませて行きます。何者かわからない、自分だけがわからない女と、残されてしまった自分の居場所のなさ。しかし、その上で微笑み続けている女の不気味さったらなんとも言えずたまりません。女の白いワンピースと肢体が夜の闇の中に浮かび上がってくるようでぞくりとしました。すごく面白かったです。