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ファンタジーと一般

 うーん基本ライトノベルというより漫画物語の特徴はリアリズムの扱いで良いと思う。これ絵で発達した文化で、絵と言う説得力のアル嘘があって成立するもので、ラノベってその点中途半端。その点新しい物を作ろうと思うとお約束じゃなくて説明が居ると思う。

 でも実際ラノベと一般に溝があるのはジャンルが一番大きいと思う。根本的にミステリーは駄目。ホラーも駄目。これアニメで駄目なジャンルだから被ってる部分もあると思う。ただ進撃の巨人みたいのがややこしくて、モンスターホラーで使われるような怪物を敵にして思い切りバトルするって作品って実はアニメ漫画では多い。ラノベだとブラッドブレッドみたいのがあの系統になる。見せるものが違うからホラーが上手く行かないだけだと思う。

 カクヨムで現代アクションが駄目なのは、ファンタジーバトルってくくりなら変わると思う。舞台が現代に固定するけど、これやってる事は異世界もので同じことをしてるのであんまり突っ込む意味が無いと思う。単にカクヨムのややこしいジャンルの問題だと思う。

 現代ドラマ。これはやっかいだな…。基本ラノベじゃ駄目だと思う。

 恋愛。これは別にカクヨムだけの問題だと思う。今下火だから…。他よりはマシだと思う。ただ今下火なのでそのせいだと思う。扱わないわけじゃない。私の中でラノベの古典になりつつあると見てる。

 SFは完全にアウト。これライトでは基本ファンタジーと変わらない。単にファンタジーの作風として古臭くて拒絶されてる。そんだけだと思う。特に取り上げる意味が無い。

 現代アクションの部分をどう扱うか?でやっぱりそれ以外はシンプルにラノベでは扱わないジャンルってだけだと思う。現代アクションも意味が無いから止めて。ファンタジーで現代舞台として細分化して考えるべきだと思う。

 結局ファンタジー要素をどう扱うか?それ以外特に意味のある話だと思わない。基本一般小説で扱うジャンルの大半はラノベでは扱わない。そしてラノベに必須のファンタジー要素が絡む物語は逆に一般小説でほとんど扱わない。だから実質それで決まってるだけだと思う。すごくシンプルだと思う。一般に大きなファンタジーの小説群が出来たらやっとライトノベルって区分の意味が出ると思う。実質ライトノベルってファンタジーってジャンルに等しい。これに過去キャラ文化により恋愛が絡んでいただけだと思う。これは、エロゲー>ラノベ、漫画ー>ソシャゲ、アニメ、漫画って移動しただけかと、そもそもラノベの文化の前にエロゲがあるのは化物語を見ると良く分かる。90年代のラノベから現代までなら、SFから古典ファンタジー、そしてVR物が来て異世界転生かと。ファンタジー自体がSFから受け継いだ流れでSFが衰退するのは当然。ファンタジー自体がSFから流れ着いた同じタイプの刺激だから。SFとファンタジーが住み分けしないのはこういう部分だと思う。

 だから一般とラノベって、非ファンタジーか?ファンタジーか?で大体区分できると思う。こりゃラノベと一般って実質的に接点無いわ…。おそらくリアリズムだけじゃなくて、こういった部分が顕著なのは漫画らしさってファンタジー要素なんだろうと思う。異能力(中2)もファンタジー要素って纏めている。ラノベを見ると一般小説に無い漫画だけ物語の特徴が何か?ってすごく分かる。

 ゼロ年代のあの時期だけが特別だったんだと思う。あれですべて何か変わったと思っていた。まさかこんなにも早くファンタジー全盛に戻ってしまうとは。元々化物語から先祖帰りのような気持を抱いていた。私がラノベと一般の間を考えていたのがその時期だから。今じゃ当時の面影はすっかり無い。消えてしまったわけじゃなくて、元々ゼロ年代のキャラ文化は物語性が弱かったからラノベと相性が悪かったんだと思う。あの時期が特別だったと思うとラノベは何も変わって無いんだと思う。ラノベ=ファンタジーでほぼ間違いないと思う。

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