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星の傾向

 近況ノートって面白いかも?と思い始めました。レビューを熱心につけるようにしたらなんとなく自分の評価の仕方について何か言いたくなりました。漠然と自分で思っていた事とややズレルと感じています。

 私テンプレな異世界転生ほとんど評価していませんね…。これに関しては私何度もなろう系は先行きだめになる可能性があると書いています。これは小説って形で見ていません。だから私独特の深夜アニメを中心に見た見方です。客の食いつきやすさと逆の離れやすさって反比例の関係あると思います。今のなろう系に対する食いつきやすさは、なろう>ラノベ>アニメって順番だと思います。逆に離れやすさは、アニメ>ラノベ>なろう。だと見ています。私個人で見ると私はなろうの進化についていってないわけです。私はそれを個人的好みって見て無いんですよ。これピーク過ぎた細分化だなと見てるわけです。大体創作はピークを迎えてその後細分化します。この細分化で新しい流れを作れなかったら停滞します。ただ絶滅するか?は別です。何故ならまずなろうやカクヨムは無料なので根本的に絶滅ってのがありません。だから淘汰の圧力がアニメほど強くなるわけです。細分化で次の新しい流れを作れないと一過性の流行として絶滅するか?他の今までなろうが押さえつけてきた古典と同じ位置になるわけです。

 問題は細分化から新しい流れが出来るのと、細分化によって絶滅古典化するのとどっちが多いか?と言うと圧倒的に後者のケースが多い。だからそのうち駄目になるなこれと見ています。単純に絶対駄目になるって言ってるわけじゃ無いです。経験則による確率上多分なろうテンプレは将来的にまずアニメから駄目になるだろうなと見ています。私は小説の前に漫画原作の様に見るので流行の先端以外の刺激が弱いなろうテンプレはそこが駄目になったらあんまり面白くないなと見ています。なろうランキングとのずれは何度も書いてますが、離れていく受け手はなろうが一番遅いと思ってるからです。

 おそらく私は古臭いタイプのなろうテンプレの方が好きなんじゃないか?と見ています。

 後は何度も言いますが、私は短編が甘いです。これについては本来私は短編嫌いです。作るのは簡単だけど、面白いと思わせるのは難しいからです。これは当たり前で作るのが簡単なものは過当競争(レッドオーシャン)になりやすいため必然的に受け手を刺激するのが困難になるからです。何故ここまで短編が豊富なのか?は分かりません。ランキング制度のせいだと思います。わざとルーチンで短編有利にしてあるから短編を作る動機になりやすいですからね。下の方にごっそりうーんって短編がごろごろしてるのかもしれません。

 レッドオーシャン、ブルーオーシャンによる創作の論理って私甘いとは思っています。コピー品じゃなくてなるべく独創的な作品でブルーオーシャンを狙えって創作論って常識化しています。しかし、自分で突っ込んで考えずに他人の意見に飲まれたり、感情論でそこにいきついてしまう人が甘いのは、漫画物語って画期的って作品ってあんまり多く無いです。どこか前の時代から完全には分離し無いような作品が多いです。漫画物語って実際新しいことより新しいと思わせる印象の方が大事です。これで絵にすぐ行ってしまう短絡的な人がいるくらいですから。それ一番簡単ですからね。中身替えずに外だけ変えるって創作の王道ですから。受け手が真に新しいものなんて求めて無いから、作るだけ無駄なんですよ。すべてを統一するような論って魅力的ですけど、これ人間の癖で一つの方程式ですべて解明したいわけです。私はケースバイケースだなと見ています。すべてを統一するような論ってあると思います。でも、それとジャンルによって分けて対応する論も同時に必要でこれは分けて考えるべきです。統一的発想がこういうケースバイケースの発想を根本から邪魔してるのが大きいです。ただ短編に対する甘さとは関係ない話ですけど…。

 さて問題は非なろうテンプレファンタジーですね。これね…。結局ベタな西洋風ファンタジーって無いんですね。それをなろうが取り入れて別種の物を作ってしまったから逆に王道ファンタジーは何か捻りの入った作品が多くなります。難しいのは、なら斬新なファンタジーで溢れかえるんじゃないか?です。それが何か違うんですよね。一番の原因はリアリズムの扱い方とそれに変わるライト風の作風です。ただそれだけじゃなと思うのですけど。ゲーム風もそうですけど。ただ問題はなろうと非なろうは、動物植物ぐらい何か違うと思わせるものがあります。王道西洋ファンタジーもその他のよく分からないファンタジーも植物なろうと較べると同じ動物ジャンって程度の違いなんですよ。もっとややこしいのは異世界転生召喚自体は基本古典ファンタジーの範疇なので、みどりむしみたいどっちつかずの異世界召喚作品がわんさかあるわけです。

 そこから見えてくるのは古典も同様に進化してて、私はそれを好んでると見ています。ただその進化速度はとても遅いから古典として大雑把に括ることになるわけです。私が選んでる作品で真の意味で古典なんて無いわけです。なろうがだらしないから古典の頑張って進化してる作品の方が面白くなるわけです。

 さてここから新しいものはできるのか?それは分かりません。なろうも所詮は古典的異世界召喚ですから。漫画物語の典型的な発展は、突然変異よりも異種交配が大きいです。漫画はサルと蛇が交配して子孫を残しやすいです。これに対して一般小説はそんな無茶な交配は出来ないわけです。似たような種しか出来ない生物に似た仕組みです。なろうも多分異種交配なんですよね。

 後王道と言うか古典的な完成度ですかね。多分二つ、古典も進化してる。そういう緩やかな進化から個性をきちんと作ってる作品。次に細部に対する完成度に対する刺激。例えばアニメとかで声優の役割って小さいです。でも声優個人技量はすごい多岐に渡り細かく分かれます。全体の中でその刺激が弱いだけです。でも良い悪いは確実に小さな範囲である。細部の積み重ねもコツコツ積み重ねればそれは大きな刺激になります。これが完成度です。実際私が完成度を丁寧に見てるのか?は怪しいですけどね。

 後私は異世界転生に関して癖がありますね。ログホラとかまおゆうみたいな感じが好きです。バトルを排除するわけじゃないですけど。パーティーじゃなくて組織運営みたいのが多分好きです。ただ私はベタなゲームっぽいのも好きです。だからこの2つの系統が好きだと思います。この2つ根底は似てるんですよ。この2つの根底の部分にこそ触れたいのですが案外今って何か異世界転生ずれてきています。そこがイマイチになってると書いています。様々な物語の要素を絡めあわせる事で逆に異世界転生部分の刺激が薄くなっています。私は今の多種多様に広がり始めたなろう系多分好きじゃないです。さて一つだけその中で私が例外的にこれ嫌いじゃないと思ってるのは、ファンタジーNO1のあの作品です。これ答えは簡単です。NO1だから真っ先に読んだから刺激が強かっただけです…。下の方のもっと刺激的な作品から触れていたらあれイマイチと思っていたと思います。そんなに複雑な理由無いです。上位のなろう系では間違いなくNO1に面白かったです。一つだけあれより面白かったのですが、作品消してしまったので。上位がつまらないのか?と言うと癖が強すぎてあれが人気なのはなろう系になれてる人間だと直感で感じたからです。後から早とちりだったかな?と何度も見直しましたからね。間違いなく私には合わないです。後根本的な所でゲーム臭さNO1作品が一番強いです。ストレートじゃなくて随分ぐちゃぐちゃしてますが、結局私の好みです。

 戒めみたいな気持でもう変更はしないつもりですが、作品名だしますがモンスタークリエイトの評価早まったと思います。本当は評価するつもりが無かったのですが、これから楽しみだと思えた最新話なので期待して評価しました。次が見たいってかなり面白いですからね。しかし次が来ない…。こりゃカクヨムに失望して止めてしまったかな?と。戒めってのは今度から完結してない連載物で、更新日がかなり開いてて話数の少ない作品は慎重に判断しようと思います。私は完結し無いと評価しない主義じゃ無いです。ただ、先の期待で評価してその先が無いって意味無いだろ?って…。良く考えずに評価してしまった失敗としてそのまま残しておこうかと。絶対無いって断言は出来ないのですけど、それでも多分更新もう無いだろうな。候補から落としてしまった作品に対して申し訳なくて。作者に愚痴ったりは無いです。ただただ自分の浅はかで短慮な判断が情けなくて…。

 オープン前や4月前に更新止まってる人って分かる気がします。撤退考えるようなものなんだろうなと。オープン前と、コンテスト締め切り前。この2つだけしかひきつけるもの無いですからね…。この2つの時期今では考えるようにしています。作者にどうこうなんて無いです。これじゃと思うと同時に更新続けてる人にたいして逆に尊敬してしまうと思うから。不正がどうのかより読者がとにかく増えないですからね…。

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