甲池 幸

　昔、長い付き合いのフォロワーに激励として送った〝CCO先輩〟をいつでも読み返せるようにしておきます。いつだって山田とCCO先輩は側にいます。 　ちなみにCCO先輩が何者なのかは…

突撃ではなく突貫。 山田お手製の質問を複数の作家に送りつけて回答させるという蛮行を成し遂げた末の賜物です。 駄々を捏ね、無理を通しました。お付き合いいただいた方々には心より感謝の…

　だれかに宛てた短編、だったものです。これを宛てた〝だれか〟は山田のなかで死にました。

　───Hey, May be. 　多分もうそろそろ、きみを忘れられると思うんだ。きっと、もう時期。 　 　日間３位／カクヨムコンテスト９短編部門中間選考作品

　五臓をも締め付けるような寒気を誇る日に████は死んだ。殺された。 　そうして息絶えたはずなのに、死後████はなぜか働いている。この───(株)異世界転生商社で〈社畜〉として…

野次馬が書いた、中身がなにもない創作論エッセイ。読むと暇潰しになります。知らんけど。

大昔、戦争で使用された「兵器」によって巻き上げられた塵が空を覆った。 以来、世界から夏は消え去り、常冬が人類を蝕み続けている……。 時は流れ──人類最後の生き残りとなってしまっ…

メロスが激怒し暴君ディオニスを暗殺しに行ったと同じ頃合いに、 俺もまた激怒し誰でも良かったのでむしゃくしゃして暴君ディオニスを暗殺しに行くこととなった。 メロスにはセリヌンティウ…

「大人と一緒に読む絵本」をイメージして作りました。 小難しい哲学書だって、 柔軟な思考の子どもが読むと、大人では思いもつかない解釈をすることがある—— 再び要請されている「お…

夏にしがみつく手を離すお話。 「カクヨム甲子園2019」【ショートストーリー部門】中間選考通過ありがとうございました。

カクヨム甲子園2019 ショートストーリー部門にて奨励賞をいただきました。

「私、『せいけんお』なのよね」 　彼女は何の脈絡もなく、そう言った。

あの夏の日、私は、文章を書かない文芸部員に恋をしていた――。 どこか懐かしいような、夏の香漂う青春短編小説。 Twitterの診断メーカーのお題から生まれた短編です。続くかもし…

幼なじみの月夜は、浮世離れしている。 儚げで寂しい、月のようなひと。 僕はそんな彼女を憂いている。 綻びのない永い夢のような彼女のことを。