2018/06/06から公開を始めた「皇龍のストラテージ ~英雄と呼ばれた青年の物語~」ですが、ドラゴンブック新世代ファンタジー小説コンテストに参加しています。
戦記物のお約束を守りつつ、主人公の成長を描く作品にしたいと思っています。
あくまでも私の感想ですが、WEB小説では、一話一話に大小どちらかのイベントが有った方が継続して読んでくださる読者を獲得できるように思います。ま、二十話くらいまで継続して読んでくださる読者さんなら、多少、イベ無しの話が続いても着いてきてくれるけれど、そうでなければ読んでくださらないだろうと感じています。
で、今回の「皇龍」は、自身の感覚に沿わない作品になる予定です。
イベントになりづらい幼年期の体験等のエピソードも、数行で終わらせることなく、数話使って書いています。
「それってウケないんじゃないの?」と私も思いますし、家族もそう言っています。
ですが、中学・高校時代に読んだ戦記物(歴史・SF系問わず)のような作品を書いてみたいという希望が私にはありまして、年末のWEBコンに向けて、ついでにちょうど参加できそうなドラコンもありましたので、勢いのままに公開しすることとしました。
息子が持っているラノベの戦記物(タイトルは書かないけれど複数)には、個人的に大いに不満があります。それは戦闘でも人間関係でも、非現実的であったり、単純すぎるという点です。
設定や歴史観は現実に即す必要はないだろうと思っている私ですが、人間を描く以上はやはり現実の人間に近しい展開が欲しいですし、戦闘も、少しくらいは頭を使っているところが描写やストーリーに欲しい。
もちろん、息子が持っていないラノベには、私が考えているような戦記モノがあるのかもしれません。ですが、わざわざ探そうという気持ちまではなく、だったら自分で書いてしまえと。
きっとWEB小説としてはウケない。
いつもの筆力不足で、せっかく読んでくれた方にも失望されるかもしれない。
でも今年は、「書いてみたい」という気持ちに素直に従ってみようと思っています。
2018/06/11 湯煙