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『ぬるま湯の中で死んでいる』後書き

 曲とか詩とか色んな芸術作品に感銘を受け、その要素を取り入れ書こうと思った作品。本作品で一番影響を受けているのは吉野弘さんの『I was born』です。(好きな方がいらしたらごめんなさい。私の稚拙な文章で吉野さんの汚しているかもです。)

 『I was born』に関して、暇つぶしに言語文化の教科書を読んでいるときに初めて読んで、そこからちょくちょく読み返してはいい詩だなと思っていました。

 書き始めは全然意識はしてませんでしたが、結果的に構成とかはまんまです。学年が変わって言語文化の教科書もう開くことのない私にとって、さようならするには丁度いい機会になりました。

 内容に関してはこの歳になって、今生きている自分が寿命という時間の空間を通してみるとゆっくりと死んでいるということに気付きたことを文章に落とし込んでみました。それを夢を果てせないまま、それでも追い続けてきた主人公がお風呂に入ってゆっくりと死んでいる風景に重ね、詩として表しました。タイトルの内容そのままです。

 前作からの改善点として、依然読者さんの方から詳しく書きすぎたとの指摘を受けたので、文章自体に若干含みを持たせるように意識してみました。

 構成に関してはお手本にしたのが教科書に選ばれているような秀逸な作品で、思いっきり参考にしたので、うまく書けたのではないかと自負はしてます。

 大体後書きは以上です。
 最後に初めての散文詩ということで、初めてなりに自分で考えて作ったものです。是非とも読んでいただけると嬉しいです。

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