戸惑いと、躊躇い重ね、文綴る。
季語もないので、自由俳句。
いや、何のことなんだか。
父がたの遠い親戚から手紙が来ていた。
最初は間違いで来たのかと思ったが、あて先は母の名前だ。
母はもう亡くなっているのだが、それを知らなかったのだろう。
まあ、流行り病のせいで、最小限の葬式しかできなかったのもある。
遠い遠い親戚とか、もう誰がいるのかすら私には判らないのだ。
で、その手紙に丁寧に返事を書いて返す。
もう、父も母もいないので、書きようも無いのだが。
遠い彼らにこっちに来て墓参りしてくれ等の話を出すのも、躊躇い、当たり障りのない事しか、書けない。
それが冒頭の私の心理を俳句の形にした物であった・・・
本当に、戸惑いしかない。