• エッセイ・ノンフィクション
  • 詩・童話・その他

読者さんへの褒美

あっちで投げている小説。
感想で貰った、有り難いアドバイスでした。

主人公が喜ぶ部分がないと読者は褒美がないと感じるという、お言葉。
たぶんとても重要な言葉。

主人公が一切馴れ合わないのは、最初からそのつもりだったが、ストイック過ぎるのかも知れない。
しかし、ここは崩せないので別の部分で主人公に喜びを与えなければならない。

私は私以外の読者をかなり意識して書かないといけないと思い、改めて先の展開を考え直した。
だが、このすでに書いた物を捨ててまで、何か褒美になる展開を書けるか、少し迷う。

自分の進めていく予定では、かなり先なのだが、そこまで読者は待てない可能性がある。

初めて私の前に大きな壁が立ちはだかり、私は途方に暮れていた。

2件のコメント

  • おはようございます。

    わたしはまだ更新に追いついておりませんが、今もうすぐ半分くらいのところだった気がします。

    少しずつ丁寧に前に進んでいる状況が分かるので、特に大きなストレスは感じず読ませていただいております。


    感想を書かれた方を否定するわけではないのですが、わたしの考えでは作者が作品を公開してくださること、それそのものが読者へのご褒美です。

    また、一縷様の作品は世界がしっかり根底から作り込まれたハイファンタジーですので、「主人公が豪運で、わらしべ長者のように少ない労力で特別なものを得ていく」作品とは違うもの、と感じています。

    そういった作品が悪いわけではなく、確かにリアルの様々からすれば非常に面白いものです。わたしも好きでよく読んでいます。

    でも、一縷様の作品はそうではない。

    感想を書かれた方は200話以上、最新の更新まで読まれて書いていらっしゃいますので、真摯に、一縷様の作品の素晴らしさに、言葉を送らずにはいられなかったものだと思います。

    確かに、200話以上も主人公にご褒美がないのは辛い事です。
    わたしもあまりに不憫だと思う事が何度もありました。まだ100話ですが。


    ですが、これも一縷様の何か仕掛けだと思えば頑張って読んでいこうと思えるのです。
    200話辺りで、「そろそろご褒美を」という可能性もあります。ありますが!!

    しかし鬱展開というほどではない。

    今のところそう思っています。

    骨太な内容なのでゆっくりとですが、いつも楽しく読ませていただいております。
    ありがとうございます。



    追伸

    それでも確かに、最初ず──っと1人だったのはキツかったです。
    何より冒頭の拷問死!!
    個人的に、「ざまあ」はわたくしへのご褒美にはなり得ます!なり得ますよ!(泣)
    現在の更新部分までにざまあはあるんでしょうか!(号泣)


    すみません、ちょっと荒ぶってしまいました。
    長文のうえに乱文、大変失礼いたしました。


  • 感想をありがとうございます。

    私の作品にこれほど明確な感想を頂けたことに、びっくりしています。

    あっちで頂いた感想を見て、先の展開をどうしようと、途方に暮れたのは事実ですが、ちょっとした、ボヤキのつもりだったのです。
    まさか、こんなに熱のこもったコメントを頂くとは思ってもいませんでした。

    私が書いていて、自分では作者なりに主人公に褒美を出していたりします。
    「ざまあ」はあまり、はっきりと出すのは、私の好みではないので、結果としての『因果応報』というような形で、さらっと流しているので、読者の方には「ざまあ」がないじゃないか!という感じになっているのかもしれません。

    作者としては、例えばスッファの高級宿の料理とか、これはご褒美のつもりで与えていたりしますが、「こんなの当たり前だ」と思われてしまうと、作者としては、内心「えっ」となってしまいます。
    料理が未発達な世界な事は、少し記述しているので、あれでも十分に褒美なのです。
    かなり先に進んで北東部の高級宿で最高級の宿泊で出た料理とかも、作者的には褒美的な意味合いもありました。
    料金払ってるんだから当然だろうという見方もあるとは思いますので、もう少しあの世界における物の価値をはっきり出していくべきだったのだろうなとは思いました。

    それと、あの街でのやりたい放題だった商会の終り方というのも、私からしたら、実は「ざまぁ」の一種であり、はっきりと『因果応報』の形で記されています。
    そのほうが、この物語の中で「自然」とまでは言いません、事件ですし、普通なら起きない事だった訳ですが、主人公の粘りで、実際なら起き得ようも無い事が起きて『因果応報』の形が示されている、という風な進み方なんです。

    加えて言えば、主人公に疑いが一切かからない形に落ち着かせるのに、少し考えました。それで、普通に流れていく物語で、相手が勝手に自滅しているように見える・・・訳です。
    こういうある種の「隠されている、ざまぁ」というのは、だめなのかな・・・。

    もう少し明確な褒美は実は130話あたりで、与えているのですが、主人公は、これはありがたいと言っているものの、あまりにも、自然過ぎるのでしょうか。
    さらっと書きすぎたのかもしれません。
    それが読者には伝わらなかったのかなぁ、という思いはあります。
    あるいは、それがまだ効力を発揮していないから、さっぱり伝わっていないのかもしれない。

    随所で、読者の方に笑ってもらえるような要素を、ぽろぽろと入れているつもりなのですが、そういうのは読者的にみたら褒美じゃないんだろうな。というのは解りました。

    読者の方に、明確に楽しんでいただけるような、褒美的な物。というのは、物語的に、嵌め込むのが難しいのです。
    その状態になるように、周りを整えないといけないからです。
    不自然さは、今までの流れを破壊してしまうので、安直には入れる事が出来ないので、葛藤してもいます。

    慣れ合わず、ロマンスも無い(溜め息の多い)主人公の明日はどっちだ? みたいな話を書いているので、たぶん、褒美というか、話に『華』が欲しいという、感想だったのかもしれないと、今は思っています。


    さて、急に寒くなっておりますので、健康にはお気を付けください。
    (私はもうすでに、半分寝込んでいるので、人の心配してる場合じゃないのでしょうけど。)

    それでは、感想をありがとうございました。
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する