梅雨の湿気でじめじめ。全身からキノコが生えてきそうな煎田です。
ああ、キノコがたくさん股から……ふたな……ごほんごほん。
久々にカクヨムにやって来て近況ノートを開いてはみたけど、特に書き殴りたいことも無かったので、適当に好きな漫画のことでも書きますかね。
はい。というわけで、今回紹介する漫画は、ずばり……
「ベイビーステップ(Baby Steps)」。
数年前まで週刊少年マガジンで連載していた、テニス漫画でございます。
簡単に内容紹介すると、成績優秀な優等生なんだけど、生真面目すぎてどこかズレてる高校生の丸尾栄一郎(まるおえいいちろう)が、ふとしたきっかけでテニスと出会い、徐々にドハマりして本格的なスポーツマンになっていくという物語です。
アニメ化したし、原作もかなり売れてたから、結構有名な作品……のはず。
(以下、微妙にネタバレあり)
まあなんといってもまず、この漫画のすごい所はですね……
ヒロインが可愛い。(力説)
いや、ヒロインのなっちゃんが、本当に可愛いのです。
単行本の15巻は私、墓まで持っていきますよ。
個人的に、未だ最強のマガジンヒロインだと思っております。(超力説)
そして、次にすごい所はですね……
主人公が、なんかキモい(笑)
いや、栄一郎(通称エーちゃん)は、授業のノートをキッチリとって、何事も計画的に行う几帳面な性格で、学校の成績もオールAという、進学校の先生にめっちゃ気に入られるタイプの優等生なんです。
……なんですが、このエーちゃん、少々潔癖っぽいといいますか、真面目さの度が過ぎているといいますか、融通が利かない完璧主義者の公務員系ボーイといいますか……。(ひどい偏見)
なんせ、テニスボールを上手く打ち返せるようになるため、キャンパスノートに「正しいボールの打ち方」的なイラスト入りの解説を手書きでズラズラーッと自作して(しかも字が超キレイ)、そのノートを何度も読み返しながら、一日中ボールの壁打ちを続けちゃう男ですからね。ヤバイですよ。
まあこの「ノート」こそが、ベイビーステップにおいては重要なファクターになるわけなのですが。
あと、髪型も個性的だし(笑)
新連載の見開きカラーページで初めてエーちゃんを見た時は、「なんだこいつは」と、本気で思いました。
……ただ読み続けていると、なぜかこの髪型が全く気にならなくなっていくという不思議。
ま、そんなクソ真面目なトサカ少年が、持ち前の勤勉さでコツコツ練習を重ねて、試合中もノートにカリカリと対戦相手のデータを書きまくったりしながら、少しずつテニスの実力を向上させていくわけです。
そのコツコツぶりは、いわゆる「俺TUEE無双」とは完全に真逆をいくスタイルで、某ジャンプだったら絶対テコ入れ入るよな……ってくらい、序盤は地味な展開が続きます。
コミックスでまとめ読みすれば、そんなにスローペースってわけでもないんですが、リアルタイムで連載追ってた時は、エーちゃんが強くなるまでが本当に長かった……。
いや、少年誌のスポーツ漫画らしく、ちゃんと所々でパワーアップのイベントはあるんですよ? まず単行本の3巻くらいで、最初のパワーアップを終えますし。
ただですね……この漫画、本当に作者様がドS(誉め言葉)と言いますか……。
せっかくエーちゃんが強くなったと思っても、すぐにそれより強い対戦相手をあてがってきて、容赦なく次の壁にぶつけてくれちゃうんですね。
だから単行本10巻くらいまでは、エーちゃんは基本的に自分より数段格上の選手相手に、劣勢の能力差をどう挽回するか試行錯誤しながら、試合を進めていきます。(たまに格下相手に圧勝することもありますが……)
この試合中の駆け引きの描写も、スポーツ漫画としてのベイビーステップの魅力の一つでしょうか。
着実に強くなってはいくんだけど、どうにもド派手な大金星を上げられないエーちゃんにエールを送りつつ、無力な我々は可愛いなっちゃんを愛でることしかできんのです。
個人的にベイビーステップがめっちゃ面白くなるのは、12巻からですかね。それまではタメ期間です、ワタクシ的に。
ぜひ1話切りしたりせず、頑張って12巻まで読んでいただきたいものです。
それでおもしろくなかったら、切ればいいわけですから。(長いよ)
とりあえず、ヒロインのなっちゃんが本当に可愛いので、それだけでも読む価値はインフィニティだと思います。(しつこいけど、本気で可愛い。なっちゃんLOVE!)