紅葉も深まり始め、ホクホクの焼き芋の艶っぽい表面部分に発情しがちな今日この頃。
みなさま、いかがお過ごしでしょうか。煎田です。
秋といえば、あれですよね。プリキュアですよね。
(唐突の極み、乙女)
プリキュア愛好家の皆様におかれましては、アニメもだんだん終盤に近づいてきて、メランコリックになってくる季節かと思います。
……とか言いつつも、煎田自身は、プリキュアは初代、Max Heart、Go!プリンセスプリキュア、スマイルプリキュアくらいしか完走できていないのですが。
ネット界隈に生息なさっているプリキュア検定100級のおじ様たちからしたら、「このにわかめが!」と石を投げられてしまうレベルです。
(なぜか、プリキュアに詳しい人は皆おじ様、という偏見を抱いている煎田)
ですが、そんなにわかの煎田でも、プリキュアの変身バンクに対しては結構な愛を有しております。シリーズは完走できていなくても、変身バンクの方はしっかりチェックしているのです。
よーし、完全にその場のノリですが、秋の無聊を慰めるため、今日は個人的なプリキュア変身バンクお気に入りランキングでも書き殴っていくとしましょうか!
(二重の唐突の極み、左之助)
では、さっそく行ってみましょう。
とつぜん開催、個人的プリキュア変身バンク、お気に入りベスト9ー!
どんどんパフパフ~! ゆうべはお楽しみ~!
……え、なぜ、ベスト10じゃないかって?
だって……野球は9人でやるものでしょう?
それと同じことですよ(暗闇の広がる、無垢で虚無な瞳)
まあ、あまり細かいことは気にせず、口から涎をだらーんと垂らして、無我の境地で読み飛ばしてくだされ!
さあ、行くぞ! まずは第9位!
「キュアマシェリ・キュアアムール」
変身キャラ:愛崎えみる、ルールー・アムール
作品:HUGっと!プリキュア
……はい、いきなりの二人セット変身ですね。
このバンクはもう、動きがヌルヌルですごいです(小並感)。
特に、「輝く未来を抱きしめて」の台詞で二人が実際に抱き合うところで、尊さが爆発します。
さらにその後、二人でハートマークを形作るのが、もう、どういう脳みそしてればこんなバンクを思いつくんだっていう素晴らしさに溢れています。
美しい、可愛い、尊い……。様々な感情をごちゃ混ぜにされる素敵なバンクです。
つづいて、第8位!
「キュアプレシャス」
変身キャラ:和実ゆい
作品:デリシャスパーティ♡プリキュア
本作の主人公キュアですね。
変身前におにぎりをモグモグするゆいちゃんが可愛すぎます。
一瞬、「妖精食った⁉」と驚愕しますが、ポコンと後ろから出てくるので、一安心。
個人的に好きなのは、手袋装着してから、⊂二( ^ω^)二⊃ブーン で廻転するとこですかね。
名乗り前のてへぺろウインクも、あざと可愛すぎる。そこに、みなぎるパワーの力こぶまで組み合わせてくるなんて、いい趣味してますよ制作陣。
デパプリの変身バンクは、総じてカメラワークがよく回ってる気がします。
あと、決めポーズのなんともいえない脱力感が癖になる。キュアスパイシーのあの腕の角度とかも、いいよね。うん。
さてさて、第7位。
「キュアスカーレット」
変身キャラ:紅城トワ
作品:Go!プリンセスプリキュア
Goプリの追加戦士枠ですね。
もうね、このバンクは、とにかくカッコ美しすぎる。
変身道具のパフュームから発した炎を纏ってドレスアップしていくんですが、この炎の効果音が、幼児アニメのそれじゃないんですよ。ガチの轟音なんですよ。
炎を纏いながらバレリーナのように舞い躍る姿の、なんと華麗なことか。
スカーレットに変身するトワたんは、「ホープキングダム」という国のガチのお姫様なんですが、身に纏う衣装が可愛いドレス風ではなく、どことなくオリエンタルなデザインなのも素晴らですわね。CVも沢城みゆき様だから、もう最強ですわよ。
よーし、続いて、第6位!
「キュアサンシャイン」
変身キャラ:明堂院いつき
作品:ハートキャッチプリキュア!
普段は男子制服を身に纏ったイケメン女子のいつきちゃんが、可愛らしい黄色のミニスカフォームに変身を果たす……このギャップがたまりません。
……と思ったら、可愛い微笑みを浮かべた後に、キリッと華麗な突きと蹴りを放ってくるじゃあーりませんか。ああ、その美しいおみ足に貫かれたい……。
変身バンクのクオリティが、とても2010年の作品とは思えません。
なんかこのバンク、作画枚数も凄いらしいですね。これより前のシリーズと比較しても、完成度がダンチです。まさに、変態クオリティバンクの先駆け的存在でしょうか。
さあさあ、どんどんいこうぞ、第5位!
「キュアショコラ」
変身キャラ:剣城あきら
作品:キラキラ☆プリキュアアラモード
こちらは、サンシャインとは対照的に、徹底的にイケメン!
終始、宝塚風のイケメンオーラに満たされた、素晴らしいバンクとなっております。
変身するのはもちろん女の子ですが、あきらさんはもう、変身前でもカッコよすぎます。その佇まいたるや、まさに女子校の王子様!
放送当時、いったいどれほどの数の幼女ちゃんが、あきらさんのイケメンぶりによって新たな性癖を開眼させられたのでしょう。
プリアラはお菓子をモチーフにした作品で、キュアショコラにはチョコ要素が含まれているのですが、これがまた、巧みな塩梅で変身バンクに落とし込まれております。
板チョコが割れて、それが王子様風の衣装を形成していって……とろチョコで作られたシルクハットを被り、髪の毛がシャキーンとキマッた段階で「うひょおっ!」と叫びそうになるのに、そこにさらに、犬耳と尻尾までついてきちゃって、鼻血暴発。
そうだよ、変身すると動物要素までプラスしてくるんだ、この作品……。
そしてしまいには、謎空間の階段を優雅にコツ、コツ、と下ってくる。完全に宝塚じゃん。
こんなの、イケメン女子の満漢全席じゃああーりませんか。本当に罪なお方ですわよ、あきらさん!
よおし、どんどんのってきたぞー! 第4位。
「キュアミラクル・キュアマジカル、ルビースタイル」
変身キャラ:朝日奈みらい、十六夜リコ
作品:魔法つかいプリキュア!
まほプリは、基本的にミラクルとマジカルが二人一緒に変身する形なんですが、ダイヤ、ルビー、サファイア、トパーズと四つの変身スタイルを有しており、このスタイルごとに変身バンクが用意されています。
この中で、ルビースタイルが煎田のお気に入りです。
ルビースタイルは、赤を基調とした、情熱的な炎属性スタイル。
赤いハートが花びらみたいに散らばって、炎とともに衣装を形成していき、くるくるカメラが回りながら赤い靴が装着されるあたりが、個人的推しポイント。あと、二人が手を組んで髪の毛ブワーっと伸びるとことかも、BGMも相まって良い感じ。
炎を纏う時の効果音とか、名乗りを上げた時にドカアンッと爆炎が舞い上がるのも、Goプリのキュアスカーレットを彷彿とさせて、テンション上がります。
可愛い風衣装のミラクルと、どことなくセクシー衣装のマジカルが、魔法陣から飛び出してくるとことかも、良い味出しておるのですよね。ふぉっふぉっふぉ。
さーてさて、いよいよベスト3どえすよー。第3位!
「キュアミルキー」
変身キャラ:羽衣ララ
作品:スター☆トゥインクルプリキュア
個人的にこのバンク、動きの滑らかさや、空間の使い方、カメラワークなど、総合的な完成度としては、現時点で存在する全バンクの中でも、頭一つ抜けていると思います。凄まじいクオリティです。
ララちゃんの表情がいちいち可愛すぎるし、製作者のフェチズムがこれでもかというほどに散りばめられた、極上の作品ですね。変身フォームのタイツを自分のペンで描かせるとか、天才の所業かと。
「優れたアニメーターは、空間を支配した絵を描ける」なんて話をどこかで聞いたことがありますが、ミルキーの変身バンクは、まさにこれだと思います。手描きなのに、絵の奥行きが半端ない。カメラワークも変態的。
「それだけのクオリティなのに、なんでミルキーが1位じゃないんだ!」と嘆くプリキュアおじ様もいるかもしれませんが、煎田的には「思わず何度も繰り返し見てしまう中毒性」というのが、ランキングの基準になっております。それを踏まえると、ミルキーは3位となりました。
まあ、あくまで個人の趣味嗜好性癖を暴露しているだけのランキングなので、ご容赦くだされ。
さーてさて、続きましてはシルバーメダルの第2位!
「キュアスカイ」
変身キャラ:ソラ・ハレワタール
作品:ひろがるスカイ!プリキュア
昨シーズンに放映してたプリキュアですね。
個人的にこのバンク、数年ぶりにかなりの衝撃を受けました。
動きのヌルヌル感やカメラワークが凄いのはもちろんなのですが、BGMがまた素晴らしい。HOP、STEP、JUMPで転調・曲調変化していくのが、凄まじくクセになる。
あと、変身時に展開される謎空間の美しさ。青色基調の領域展開が、非常に煎田好みでした。
普段は真面目口調でしっかり者なソラちゃんが、変身時は声のトーンとか表情がすごく可愛い感じになるというのも、また良いものです。
片翼マントをヴァサーッからのウインクと、そこからの五分割シーンは、いったい何十回鑑賞したことでしょう。煎田、この辺りの流れが、狂おしいほどに好きです。
キュアスカイの片翼マントを生み出したキャラデザ担当さんの手腕には、万雷の拍手を送らせていただきます。
このバンクはもう、初見から煎田の脳内ランキングをあっという間に駆け上がってきました。BGMとの相乗効果で、リピートの中毒性が凄いのですよ。大変見事な出来栄えでございます(全裸土下座)。
さてさて、ようやくやってきたぞ、第1位!
「キュアトゥインクル」
変身キャラ:天ノ川きらら
作品:Go!プリンセスプリキュア
もうね、このバンクは、個人的殿堂入りです。
なんといっても、煎田がプリキュアバンクを好きになったきっかけが、これなんですもの。
Goプリの変身バンクは、まず、音楽が素晴らしい。
プリンセスを目指すという作品コンセプトに非常にマッチした優美で可憐なBGMが、無条件に涙腺を刺激してきます。
そして、きららちゃんの変身バンクはもう、可愛いの流星雨。
一つ一つの動作に躍動感があって、どの場面を切り抜いても可愛いが溢れて止まらないのです。
個人的に最も好きなのは、☆が身体をくぐってドレスに変わった直後、腰を軽くクイッとするところですかね。髪の毛がポンポンッと生えてくるときの音も良きでしゅ。
あと、Goプリの変身といえば、なんといっても着地後のお辞儀シーンの美しさ。
まあ、これについては、また後ほど……。
【番外編:同時変身Verバンクランキング】
……はい、というわけで、番外編ですね。
プリキュアも仲間が四人とか五人になると、全員の変身バンクを順番に流してたら、めちゃくちゃ時間がかかってしまいます。
そこで仲間が揃った後は、それぞれのバンクを切り貼りして短くまとめた同時変身Verのバンクを流すのが通例となっております。
そちらの編集された同時変身バンクについても、お気に入りランキングをまとめました。
こっちは番外編なので、数も少なくベスト3としましょうか。
では、まず、第3位~。
「ヒーリングっど♡プリキュア(三人変身Ver)」
ヒープリ初期メンバーの変身バンクは、アニメーションがそれほど派手に動く感じではないのですが、この同時変身バンクは、BGMと変身時の効果音との親和性が素晴らしい。
特に、三人が白衣を纏った後からの音ハメが、ピッタリハマっております。
後にもう一人追加戦士も加わるのですが、個人的には四人Verより三人Verの方が、音ハメが好きです。
続いて、第2位~。
「Go!プリンセスプリキュア(四人変身Ver)」
もうこれはね、各自が変身を終えての、着地後。
全員で揃ってお辞儀をする、あのシャワーコールの場面が全てです。
この場面、個々の変身時ももちろん良いのですが、全員揃ったVerが、最高潮に美しい。
あとは「強く、優しく、美しく、Go!」の掛け声を四人で分けてるところも良いですね。個人的には、きららちゃんの「美しく~」の言い方が好きです。
さあさあ、最後の第1位だー。
「スイートプリキュア♪(四人変身Ver)」
これはもう、同時変身バンクの中では、ダントツの1位です。
スイプリは、変身時の謎空間の美しさとBGMの組み合わせが素晴らしく、単独のバンクももちろん良いのですが、四人同時変身時は、これがさらにパワーアップしてきやがります。
特に素晴らしいのが、四人が向かい合って、メロディのリボンが出てきてからの、音階コンボ。あそこの音ハメが、最高に素晴らしすぎる。無限リピート必須。
変身時の謎空間の美しさは、個人的には全作品中でスイプリが一番ですね。最近、ひろプリが急上昇してきましたが、中々に超えられない王者の壁です。
変身時のBGMについては、スイプリとGoプリが煎田帝国の双璧。
スイプリがロイエンタール、Goプリがミッターマイヤーといったところでしょうか。
そこに猛追してきたひろプリは、言うなればオーベルシュタインかもしれませんな。ほほほ(義眼がぴかーん)
……やばい。己の感情の赴くままに筆を走らせていたら、結構な長さになってしまった。まあ、いいでしょう。寂しいにわかの独り言です。
今後もきっと続いていくであろう、プリキュア作品。
これから先、どのような変身バンクに出会うことができるのか。にわか煎田のワクワクは、とどまることを知りません。
全国津々浦々の皆さまも、メランコリックな芸術の秋を、日本芸術の極みともいえるプリキュア変身バンクと共に過ごしてみてはいかがでしょうか?
人生は勇気、本気、素敵、前向きが鍵です。
バンク沼にハマるお覚悟はよろしくて? それでは、ごきげんよう。