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不倫にまつわる話のなかで

タイトルに書いてあるようにセンシティブな内容です。
こういった内容に、よほどの耐性がある人のみスクロールさせてください。
不倫はけしからん!という論調の方→読むのはご遠慮ねがいます。

あと、論調が「ですます」から「~ある、~た」に変わります。























さて、ここを読む方は
とりあえずこういう話に耐性がある人と判断して書こう。




〇〇年前、不倫相手の夜逃げから離婚調停までの面倒を見た経験ある。

つまり不倫の相手のご主人のDVや女遊びがひどく、このままでは彼女が鬱病で自死に至る可能性があり、ご主人からの逃避と離婚(調停から慰謝料の請求など)の面倒をみたという経験。
(『誰が』『誰の』の主語、つまり誰の体験なのか? はとりあえず省略しときます。いつかエッセイで書きたいなとは思ってますが)


ご主人のDVがひどく鬱病状態の彼女を、メールや電話による指示のみで弁護士とのやりとりを行わせ、離婚までもっていくのは非常に労力を要するものがあった。
なにせ私が表に出るわけにはいかないのだから。


夜逃げの際は、ご主人不在のスキをついて私も人を雇って同行したのだが、緻密な計画を要求されるもので、成功はしたものの私自身も相当に神経を使い疲弊したものだ。
何年ぶんかの寿命を削ったと思っている。

そのとき、彼女には三人の娘さんがいて彼女と共に、新しい住居へと脱出した。(ご主人の暴力は娘さんにも及んでいたもので)

当時、娘さんは高校生と中学生で……学校にご主人が探しにきても、適切な対応を(つまり、娘さんと面会させないとか、夜逃げ先を明かさない等)していただくように校長先生に、仕事の合間を縫って私が出向きお願いした。

娘さん達とも少々の付き合いはあったが、私自身とうぜん彼女らの幸せをのぞんでいた。

紆余曲折を経て、長女さんは結婚し息子さんを出産される。良かったなと安堵する半面、彼女から聞く話からは、その前途にはかなりの懸念があると予想していた。




予想は悲しいことに的中する。

本日21:36、届いた彼女からのLINE
「○○(娘さんの名前)を迎えに、○○(隣の隣の県)に行く」
つづいて
「○○の旦那、不倫してる。○○そうとうにメンタルやられてヤバい」

「わかった、気を付けて」
と、返す。

娘さんの旦那さんが、不倫していると。
生後間もない赤ちゃんを抱え、娘さんは良くない状況に陥っていると。



なんともやりきれない気持ちになる。

私はいつも、娘さんの日常での旦那さんへの対応を伝え聞いていたのだが……
「そんな風に旦那さん扱えば、別に女つくるよ」
としか言えないものだったからだ

しかし、だから言って口出しができる立場ではない


こうなると、分かっていてもどうしようもなかった。

窓から港のほうをみると、高速道路があり今も車の灯りが動いている。
彼女も○○県へ向かっているのだろう、無事について欲しい……しかし、これから。


どうしようもない物への気持ちの持ち方は、相当に鍛えられてきた人生だが
慣れてやり過ごせるものでもない。

ただただ、やるせない思いが強い。


6件のコメント

  • 最後まで読んで、ああ、そういうことか、と腹落ちしました。

    お母さん+娘さん2人。年の頃は高校生と中学生。
    ……うん、わかる。
    我が家には一応父親はいたけど、わかり過ぎるほどわかる。

    これ以上は止めよう。


    しかし月詠さんて、一体何者なんですか?

  • すごい経験ですね。
    想像するに娘さんは旦那さんを軽く扱うというか、尻に敷いていたのでしょうか(推測なので答えなくても大丈夫です)。父親との関係が不健全だったから、旦那さんとの関係をうまく築けなかったのかな。再構築でも離婚でもどちらにしても、彼女と赤ちゃんの幸せを祈ります。
  • シモンさん
    *捕捉 娘さんは三人
    人生は複雑でいろいろありそうなのですが、結局の所なるべくして 
    そうなったとしか思えない部分もあります。だからといって私自身は何も出来ないので、自分がどういう立ち位置にいるのが彼女らにとって良いのか?を考えるのみです。
    >しかし月詠さんて、一体何者なんですか?
    いつになるかわかりませんが、エッセイにまとめてみようかと思います。
  • 田鶴さん 
    田鶴さんの推測がまさにそのとおりです。旦那さんの扱いはそういった方向性でした。
    上二人の娘さんは社交性があり男性との出会いも多いのですが、一対一の付き合いは問題があると考えていました(偉そうに言えるわけではないのですけど)。
    末っ子の娘さんは人を見定めるタイプなので、興味や好奇心で選ばなければよい男性に巡り合えると思ってます。
  • 月詠さん
    失礼しました。3人でしたね。

    母と娘、姉と妹は、難しいです。多感な時期に色々直面してしまうと特に。そこからどう自分の人生を作って行くか、決められるのは自分だけなんですよね。

    月詠さんの自叙伝、凄く読みたいです。是非書いて下さい!
  • シモンさん
    田鶴さんの返信に書きましたが、上二人は社交性豊か末っ子は慎重なタイプで、人間不信にならなくて良かったなと思っていたのですが、心の中の深い部分では人に対する疑念があるのかもしれません。

    自叙伝は、そうですね……もうじき50なので自分を振り返る意味でもいづれ書いてみたいですね。
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