https://kakuyomu.jp/works/16818093081738487549/episodes/16818093081738789749 ——「世界獣害」によって各地に溢れかえった「幻獣」と、それを狩り葬る新人類「葬人」たちの戦いの記録。
これは、少年少女たちが歩んだ血の轍――。
世界中の予言者が、令和七年の七月の日本に「何かが起こる」と言っていることをご存知だろうか。
そしてそれは、起きた。
東京渋谷区に突如開いた大穴と、そこから湧いた謎の生命体による、人類の屠殺。まるでそれまで屠畜場で苦しめられてきた獣たちの怒りが爆発するように、まずは東京で、次に日本中で、そして世界中で――その『世界獣害』は、わずかな感覚を置いてそれは世界各地で同時多発的に発生した。
通常兵器が一切効かない『幻獣』と呼ばれる彼らがもたらした殺戮の中で、人類は幻獣の素材を用いた生体兵装『葬器』を開発。幻獣由来の生体素材で作り出されたそれを、侵食されずに行使するため生き残った人類の中から幻獣の血に適合する者をピックアップし、輸血を行った。
『葬人』と呼ばれる新人類と、新兵装・葬器。かろうじて人類は抵抗の術を手に入れ、壁に守られた生存領域を死守することに成功する。
それから半世紀。西暦二〇七四年。日本、中部地方。豊富総督府と呼ばれる地域――。
つい先日輸血試験を終えた葬人部隊『アンダーテイカー』候補生の大守奏真(おおかみそうま)は、所属先の第七小隊副隊長・稲杜焜(いねもりこん)の監督の元、新人研修を受けることになっていたが……。
「早速で申し訳ないけど、今から任務だから」
「えっ、あ……はあ? どういうことっすかそれ! 稲杜先輩、それってのは――」
「隊長の意向。あと、先輩じゃなくて、副隊長。私に馴れ馴れしく振る舞うのはやめなさい」
「いやでも、隊長は——」
かくして、新人隊員・奏真の戦いは火蓋を切って落とされるのだった――!
という内容のお話。
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