湧いてほしくないのである。
執筆のアイディアに。
いや、現在執筆中、構想中の作品が膨らむアイディアならば歓迎なのだが、新たな作品が浮かんでしまうアイディアはゴメンこうむりたいのである。
だって、なにを書いても長編になっちゃうんだもん。
短編も書きたいのにさ。
乙女なのにも挑戦してみたいのにさ。
最初から短編書くぞと思っていれば短編も書けると思うので、じゃあ長編はもうしばらく書きたくないのだ。時間占有されるから。
ちょこっと短編を書いたっていいじゃんと言っても、すでに取り掛かり中である長編のための時間が間違いなく失われるわけで。長編のゴールが遠ざかるわけで。
なのでアイディア、インスピレーションが湧いちゃうのは大いに困るのだ。
なのに最近……
「電人7号」、
という謎の言葉が頭に浮かんで離れない。
なんだそれは。
人か。フランケンか。ロボットか。何者だ。
執筆中1本、構想中3本の長編があるのに。
困った。