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うし・2

近況ノートに何度か登場したことのある飼い猫「牛ちゃん」の話です。

今日ずっと部屋の片付けをしてたのね。

そしたら懐かしいもの出て来た。この写真なんだけど。

旦那が、牛ちゃんを病院に連れていくとき用の道具箱。合成革手袋、軍手、洗濯用ネット。

初めての予防接種の時に狂い叫んで逃げ出して、病院の中を走ったり高いとこ乗って威嚇したり、大暴れしたのよ。それはもう凄くて、「ここまで酷いのは初めて見た」と、ベテランのおじいちゃん先生に言わせたくらい。
翌年からは、家を出る前にネットに入れるようにしたけど、それでもやっぱり威嚇が激しくて、噛みつこうとしてくるし。

毎度毎度、「いつか指を食われる。殺される」と、おっかなびっくりの旦那。ついには、手袋を買い、一つじゃ頼りないと重ねて使うことに。

そんな旦那をヘタレと笑えないくらい、ほんとに牛ちゃんの態度がすごかったんです。
一緒に飼ってた犬という名の姉妹猫(もう死んじゃったけど)、こっちはおとなしくておとなしくて、普段は馬鹿すぎて迷惑かけるんだけど、病院の日だけはほんと神かと思ってた。

そんな牛ちゃんも、いまやすっかり老齢でおとなしく。
掃除機で吸おうとしても動じない。
病院も、ネットに入れるどころか抱きかかえててもじっとしてる。
手袋も、もういらない。

もう20歳と半年だものな。

うし箱、もう必要ないけど。どうしようかな。

9件のコメント

  • うちにいた2匹の犬(どっちもシーズ)も犬猫病院での振る舞いが極端でした。メスはもう、諦めて、まな板の鯉状態でした。オスは泣きまくって、こんなにうるさい奴は稀だと言われてました。両極端でした。

    しかし、注射で一番やばかったのは、幼い頃の私で、ナース3人と母が押さえつけて、お医者さんが注射をうっていました。妹が予防注射を平気で受けた時、この話を老医者から聴いて、私に自慢してました。9歳も年下の妹に馬鹿にされました。
  • 武勇伝、すごい。うちも白黒さんがいちばん病院ではひどいです。普段はいい子なのに……。ねこさんの道具、とっておきたいですよね。思い出。
  • > fumiya57さんっ!

    それはかなりの注射嫌い。
    しかし私も負けてませんよー。
    インフルエンザの予防接種が嫌で、中一の時に受けたきり逃げ回ってただの一度も打ったことないですから。コロナのも筋肉注射で痛いと聞いてたし、一度もやったことない。

    注射平気な子供に、完全に軽蔑されています。




    > 壱サマっ!

    やはり白黒は最強なのでしょうか。

    牛ちゃんは家ではワガママ尊大な女王様でしたが、病院に行くとまあ発狂しちゃって。
    病院の中で、フー、ギャー、大捕物帳ですよ。私の中では、大江戸捜査網のテーマ曲が流れてました。
    家に帰ったら牛ちゃん、爪が抜けて血が出ていたことも。興奮のあまり何か爪を立てて気付かなかったんですね。
    いまやすっかりおばあちゃんになって、すっかりおとなしくなりましたが。

    牛箱、捨てられないですね。
    いつか完全な子供の世代になったら、「なんだこれ」って、得体の知れないものの入った箱を容赦なく処分してしまうんでしょうね。
    それで良いのです。
  • このエピソードの思い出が見事に詰まってますね。
    自分ちの子じゃないのに、じわっと胸に来るものがあります。
    それと、20歳を超えているなんて凄いです!牛さん、かつたさんちの子で幸せだろうなぁ~。
  • 〉りほこさんっ!

    抱くとくにゃっと柔らかいんですよねー。猫だからというわけでなく、以前はもっとガチガチに硬かったのに。加齢と、あと動じなくなり安らいでいるのかなと。
    まだまだ、もっともっと生きて欲しいです。
  • 牛箱は大事にしまっておきたいですね(*´ω`*)

    そして、うしちゃん若い頃はそんなにすごかったんですね💦爪が抜けるとかどんだけー(;´∀`)

    うちの子は、初めは静かにしてたのに突然シャーッと威嚇して、先生とともにビックリした記憶がありますw
    慌てて正面に回り込んでナデナデ落ち着かせました(^_^;)

    実家の子は大人しい子だったんですが、とっても怖がりだったので、毎回キャリーの中でお漏らししてましたw
    毎回臭いwwwすみませんーって母が言いながら診察台へ置いてましたww
  • 〉川埜さんっ!

    牛ちゃんすごかったですよ。
    家では女王様で、腹黒で、私を見て見てってタイプで、ででーーーんとして、もういないけどもう一匹をいじめてて
    のくせに、病院に行ったらまあとんでもない。
    私も、横で見てて怖かったですもの。先生に噛みつかないか、注射のいまブスリされてる時に大暴れしないか。

    それがほんとおとなしくなった。
    いまも足元で寝ております。
  • 爪が抜けて血が出るほどだなんて。
    よっぽど怖かったんでしょうね。
    可哀想だけど・・・でもそこまでじゃない子がほとんどだから、女王様でも実は怖がりで繊細な子だったんですね。

    20歳超えかー! 素晴らしい。大事にされているからですね。
  • > れんサマっ!

    どかっと偉そうに座ってて、本当に女王様だったので、ギャップがまあ凄いこと。
    ちなみに、毛の色と長さのせいで、なんか肉感が凄まじくて、身体を横にして寝そべっている姿は「裸婦」と呼んでおりました。

    もう一匹の子の、ヒゲを齧って切ってしまうなど、意地悪な面もあったんですが、年老いたからか、一匹だけになってしまったからか、まあ丸くなりました。

    長生きして欲しいっ。
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