近況ノートに何度か登場したことのある飼い猫「牛ちゃん」の話です。
今日ずっと部屋の片付けをしてたのね。
そしたら懐かしいもの出て来た。この写真なんだけど。
旦那が、牛ちゃんを病院に連れていくとき用の道具箱。合成革手袋、軍手、洗濯用ネット。
初めての予防接種の時に狂い叫んで逃げ出して、病院の中を走ったり高いとこ乗って威嚇したり、大暴れしたのよ。それはもう凄くて、「ここまで酷いのは初めて見た」と、ベテランのおじいちゃん先生に言わせたくらい。
翌年からは、家を出る前にネットに入れるようにしたけど、それでもやっぱり威嚇が激しくて、噛みつこうとしてくるし。
毎度毎度、「いつか指を食われる。殺される」と、おっかなびっくりの旦那。ついには、手袋を買い、一つじゃ頼りないと重ねて使うことに。
そんな旦那をヘタレと笑えないくらい、ほんとに牛ちゃんの態度がすごかったんです。
一緒に飼ってた犬という名の姉妹猫(もう死んじゃったけど)、こっちはおとなしくておとなしくて、普段は馬鹿すぎて迷惑かけるんだけど、病院の日だけはほんと神かと思ってた。
そんな牛ちゃんも、いまやすっかり老齢でおとなしく。
掃除機で吸おうとしても動じない。
病院も、ネットに入れるどころか抱きかかえててもじっとしてる。
手袋も、もういらない。
もう20歳と半年だものな。
うし箱、もう必要ないけど。どうしようかな。