• 異世界ファンタジー
  • 詩・童話・その他

📢更新しました。累計358万PV突破の「🍚🥢飯屋」。

https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346/episodes/16817330666449560692

📕「🍚🥢飯屋のせがれ、🧙‍♂️魔術師になる。――知力ひとつで成り上がってやる。」
🌎https://kakuyomu.jp/works/16816927863114551346

ご愛読&応援ありがとうございます。🙇

📖第460話 師匠という人がよほど優秀なんだね。

 ステファノの報告テーマはそれ以外にもあるが、概ね情革研のメンバーには内容が理解できた。

「しかし、こんなに盛りだくさんなテーマに挑む必要があるのかね?」

 目立ちたがりのスールーでさえ、引き気味になる分量であった。

「俺は2学期で卒業します」

 チャレンジの成功により、ステファノは十分すぎるほど修了単位を獲得していた。これ以上アカデミーに留まる意味はない。

「最後の研究報告会では、実力を隠さず、メシヤ流の名を広めるように言われているんです」
「メシヤ流とはキミの所属流派だったね? これまで表に出ていないのが不思議なくらいだが」
「本当に田舎の弱小流派なんですよ。師匠の他はみんな初心者だし」
「師匠という人がよほど優秀なんだね」

 その通りである。ヨシズミが擁する魔法体系は、この世界に類のない唯一無二のシステムであった。
 しかし、それだけでもない。ステファノが考えられないスピードで進化している原因は、彼を取り巻く大人たちにあった。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する