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長編小説を読み終えるとき

毎日、暑いですね。みなさん、ご無事でしょうか。私は熱したアスファルトで靴のヒール部分(ゴムのところ)が溶けて、通勤時にヒールごと外れ落ち、すごく恥ずかしい思いをしました。近年、夏に多いそうです。皆さんもお気をつけください。

長編小説を今朝、読み終えたのですが、もうあの世界に戻れないかと思うと寂しくて。こちらで出会った方が紹介して下さった桜庭一樹の「私の男」。私の好きな要素が全て詰まっていて、ずっと読んでいたかった。登場人物達と会えないのが寂しいです。
私の色恋の好みは、源氏物語や耽美主義文学等の影響を受けたので、倫理的ではないです。孤独な男と女が好きです。いつかこういうのを書きたいと思いました。内容的にカクヨムでは書けないけど。

カクヨムの、今私が拝読している中編・長編小説も、素晴らしいものばかり。よく一人で妄想したりしてます(笑)。読み終えてからも。紙の本なら一気に沢山読めるけれど、目が疲れて沢山読めないのが残念。年のせいかな(哀)。
拙作を読んで下さる方は多くはないのかもしれませんが、素敵な作品を書く方に読んでもらえて幸せなのです。

※今、連載中のものはカクヨムコン前には連載を終える予定です。もうしばらくお付き合い頂けたら幸いですm(_ _)m

それでは皆さま、お身体にお気をつけくださいませ。

14件のコメント

  • わたしも物語の中から現実に帰るのが嫌だった少女時代でした。
    この作品、映画もありますが映画は演出過剰でわたしは好きじゃないかな……。
  • こんばんは、コメント失礼します。
    桜庭一樹さんの小説はよく知りませんでした。映画化になり、海外でも評価が高いのですね。興味があるので読んでみたいと思います。

    わたしは葵様の、安定感のある文章が好きです。書く事が好きでたまらない、そう感じられる描写が多いのです。是非、完結までお付き合いさせて下さい。

  • 朝吹さん

    「私の男」、教えて下さってありがとうございました。こちら、直木賞受賞作品で映画化もされていたのですね。確かにあれは…映像だと匙加減が難しい作品かもしれません。
    少女時代…分かります。これからしばらくあの2人の事、考えちゃうと思います…(^^;;

    朝吹さんは色々なジャンルの作品を読まれてきたからか、カクヨムでも色々な方の作品を読み解き、寄り添う力がすごいなといつも思います。
    そして何よりご自身が書かれるものの中で、短編が人気があると知っておられながら、中編も長編も書かれる。自分が書きたい作品を。そしてその精度が素晴らしい(たとえ万人受けはしなかったとしても)。私はその創作への姿勢にいつも励まされています。
  • 雨京 寿美さま

    コメントありがとうございます!
    嬉しいお言葉、ありがとうございます(泣)。書くことが好きでたまらない…本当にその通りです、さすがでごさいますm(_ _)m

    雨京さまこそ、成熟した文章と独自の比喩表現が素晴らしいです。私、主人公の過去の場面で泣いちゃいましたよ。
    あれよあれよという間にものすごい星が集まり、それも読み専さんが多い。文芸ジャンルで読み専さん方からあんなに星がつくってすごい事です。それも納得の御作だと思います。

    「私の男」は、生々しい描写もあり、好みが分かれる作品かもしれません…(汗)。
    コメントに励まされました。ありがとうございました。
  • 物語が終わってしまう哀しみ。登場人物たちとのお別れ。実に解ります。でもその哀しみを大切にしたくて、直ぐに他の書を開けずにいたりして。

    『私の男』 ありがとうございます!読んでみたいですっ!
  • 呪文堂さま

    コメントありがとうございます!
    そうなんですよ〜。元々、学生時代は隙あらば、読んでいる本の事を考えている人間でした。自分の中で実在の人物のようになってしまうので、お別れするのが寂しいし、幸せにやってるかなと思い出したり。
    すぐに他の書を開けずにいる…分かります。余韻に浸るのですよね。そして、その作家の他の著作を読むのですが、亡くなった作家の場合、最後の一冊を読み終わると、またとても寂しい。

    カクヨムだとアカウントがなくなると全て消えてしまい、手元に本が残らないので更に…。他の場で活躍されている事を祈っていますが(*´-`)

    『私の男』は、本当に書きたいものはこれでしょう?と紹介して頂いたのです。退廃的ですし、犯罪や倫理的ではない事が出てくるので苦手な方もいるかも。私も途中で少しきつい場面がありましたから。呪文堂さまはエロスを書いても爽やかですしね。でも、もし大丈夫そうだったら読んでみてくださいね。

    コメント、嬉しかったです(*´꒳`*)
  • 「私の男」直木賞受賞なんですね。今の作家や小説を知らないので教えてもらえてありがたいです。ただ読める環境じゃないのが残念ですが。
    紙の方が長い時間読みやすいって分かります。画面は目の疲れ方が違いますよね。実際負担になってると思うし。縦横の違いも大きいですよね。
    色恋なんて倫理的な方が少ないと思ってます(自分基準)サイトにはガイドラインとかありますけど、書き手を委縮させるような基準とか通報とか、好きじゃないですね。むしろのびのび書ける空気を守る方が大切かと思います。
    沙羅ちゃんの続きも楽しみにしていますよ!
  • 柊圭介さん

    私も現代小説をあまり読んで来なかったので、最近になって読んでいます。フランスからだと簡単に読むのは難しいのですね…kindleも色々制限があるみたいですものね。

    9歳位から海外文学を読んでいたので、奔放さや妖艶さに惹かれる一方で、現実離れした心の美しさにも憧れる変わり者になってしまったんです。両親が忙しかったのと子供の頃はシャイで、本が友達だったので。
    色恋なんて倫理的な方が少ないとは…カッコいい‼︎ ほんと、通報される心配がなければPV気にせず書きたいもの、ありますね。沙羅の続きも温かいお言葉、ありがとうございます!
    私も柊さんの新作楽しみにしています。ハッピーエンドじゃなくてもいいので、柊さんの思うがままに自由にお書きになってくださいね(*´꒳`*)
  • 葵春香様

    誠に恐れながら、コメントを寄せることご寛恕ください。
    僭越ながら、柊圭介さんの近況ノートを拝見してコメントを差し上げました。その節は、挨拶も申し上げず、またご厚意を無碍にして申し訳ございません。短歌練習帳をはじめ、拙作へのご感想をとても嬉しく拝読しておりました。過分なお言葉をいただき恐縮しきりですがお言葉を噛み締めています。

    流通する書籍にない、とのお言葉に救われた思いです。
    今まで、自分の作品が、現代で求められる小説とは乖離しているような気もしていました。葵さんのお言葉で、世間の需要とは異なるものを自由に書けることが、アマチュアの醍醐味なのかもしれないと感じました。
    まだ本調子ではなく、過去作の投稿のみとなりますがご愛顧いただければ幸いです。この度は温かなお言葉をありがとうございました。
    ご厚意に、重ねて心より感謝を申し上げます。
    ご返信には及びませんのでご寛恕くださいませ。

    追伸:
    私も桜庭一樹先生の『私の男』が好きです。
    ご趣味と合うは分かりませんが、もしや桜庭先生の『ファミリーポートレイト』もお好きなのではないかと拝察しました。既にご覧になっていたらすみません。性描写があったように記憶していますが、よろしければ読書の候補としてお薦めさせてください。
    長々と失礼いたしました。
  • 蘆 蕭雪さま

    ご丁寧にご連絡くださり、ありがとうございます。そして、お帰りなさいませ。

    私、ほとんど純文学ばかりを読んできまして、耽美で幻想的な盧さまの作風は、私のど真ん中でした。比喩のひとつひとつが丹精を込めて作られて、きらきらしていて素敵です。なかなか出逢えないですから…退会されて本当に残念でした。
    ネット画面の文章は一度にたくさん読めないので、少しずつになりますが、楽しみに拝読いたしますね。

    盧さまも『私の男』お好きでしたか。嬉しいです。『ファミリーポートレイト』はまだ読んでおりませんので、読んでみようと思います。ご紹介ありがとうございます(*´-`)

    お身体どうぞご自愛くださいね。あまりお気を遣わずにご自分のペースで創作活動を楽しまれますよう、願っております✨
  • 葵春香さま

    ご丁寧なお返事をありがとうございます。
    お返事に返信を重ねるのも、と思いつつコメントを寄せることご寛恕ください。拙作がお眼鏡にかなうか、ご期待に添えるかどうかわかりませんが楽しんでいただけたら幸いです。画面上の文章は、読みづらい部分もありますから(特に私の文章は空行が少ないので……)、どうぞ葵様のお気が向いた時に覗いてくださればと思います。
    選書については、的外れなものでなければよいのですが……。
    葵様も、冬にかけて寒さが増す時期ですので、お体をお労りください。この度は、温かなお言葉を賜りまことにありがとうございました。
  • 葵 春香さま

    誠に恐縮ながら、何度もコメントを寄せることご容赦ください。
    先日、本棚の整理をした際、こちらの記事を思い出す本がありコメントを差し上げました。ご趣味に沿うか分かりませんが(また既にご存じの作品かもしれませんが)、千早茜著『魚神(いおがみ)』もお好きではないかと拝察しました。遊女と美しい弟の、遊郭のある閉じられた島の物語です。現代の作家の作品ですが、倫理的ではない、孤独な男と女がお好きとのこと、よろしければ読書の候補としてお薦めさせてください。

    また、拙作をご覧くださっただけでなく、応援や評価をいただきありがとうございました。作者として大変励みになりました。遅ればせながら心よりお礼を申し上げます。末筆ながら、葵さまのご健筆をお祈りしております。
    お忙しい中、最後までお目通しくださりありがとうございました。
  • 蘆蕭雪さま

    コメントをありがとうございます。
    『白魚舟を漕ぐ』『氷見清之介の肖像』、描写の美しさや繊細な心の動きを堪能させて頂きました。自己犠牲と愛については私も小説のテーマにする事があり、共感しながら興味深く拝読しました。盧さんが仰る通り後者の方は人間ドラマの要素をしっかりと感じました。
    ただ、私も文学においては『人間を描く』以外に力点がおかれた書物(埴谷雄高の著作物等)も知っておりますし、その魅力も認識しているつもりです。現代で評価される作品と自分が書きたいものとの調整は難しくも楽しい作業ですよね。一方で、時々は思い切り自己表現を追求した作品を書いてみたいなと思っております。公募の結果や星やPV等にとらわれ過ぎずに…。

    『魚神(いおがみ)』、未読です。ご紹介ありがとうございます。ご明察の通り遊郭の物語、好きです。あの物悲しさや健気さに惹かれてしまうのですよね。お勧め頂いた『ファミリーポートレート』も手元にあるのですが、秋冬はめまいがある日があって…読書できない日があり…ゆっくりになりますが、少しずつ読みたいと思います(*´-`) 温かいお気遣いをありがとうございました✨
  • 葵 春香さま

    ご多忙の折、ご丁寧なお返事をいただき恐れ入ります。
    また、拙作についてもご感想をくださりありがとうございます。自己犠牲と愛は、副次的な題材だったのですが、葵様の琴線に触れるものがあれば作者として幸甚です。実は、葵様のような、お目の肥えた方にご清覧いただき恐縮しておりました。仰るように、現代でも「人間を描く」以外に熱量を傾けた作品もあるかと思います。私自身、そうした作品が好きですし、美しい文章に惹かれる人間です。
    ただ、その道を進むのであれば、なおのこと突出したものがなければ難しいようにも思います。御作の反響を拝見して、葵さまの作品は多くの読者に訴えかけるものがあるのだなと感じます。今後も、葵様の納得のいくものが世に送りだされますように。また、読者様との良いご縁がありますよう願っております。

    本の推挙については、けして急かす意図があってのことではありません。季節の変わり目で、ご体調を崩されやすい時期かと存じます。お体をお労りくださいませ。また、お気が向いた時に、思い出していただければ幸いです。ご返信には及びませんのでご寛恕ください。
    長々と失礼いたしました。
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